【厳選】スカッとする話 まとめ – 全5話
1
転校先の小学校でガキ大将というか喧嘩っぱやい問題児が居た。
俺とはクラスが違っていたし、家の方向も違っていたので
あまり接点は無く話をしたことも無かった。
ある日の学校帰り、そいつ(A君)とその取り巻きが突っかかってきた。
最初は無視してやり過ごそうとしたが、殴ってきたのでこちらも応酬。
1対3で負けそうになったがAを集中的に殴り、まぁ引き分け
その翌日、Aの母親が学校に乗り込んできた。
後日知ったのだがAの母親も、今で言うモンペと言うかDQN系
俺が教務室に呼ばれ「Aを殴ったのだから謝りなさい」と言う話になったが
納得のいかない俺は、腹に力を込めて大声で謝った。
「A君を泣かせてごめんなさい」
「弱いものいじめをA君にしてごめんなさい」
「A君が『もう止めて』って泣きながら言っているのに止めないでごめんなさい」
「A君が・・・」
ってところでAが再び殴りかかってきたので、この件はチャラになったが
『Aは喧嘩に負けて泣いた』と言う噂が流れ、以降Aは大人しくなった。
2
俺にはすっげぇ趣味の悪いストレス発散の方法があって、
道行くカップルの女のほうに、
「あ、ミキちゃん!久しぶり!
え~と、彼氏?同伴?かっこいいね~!
ってかミキちゃん最近店で見ないよね~!!
また行くからヌイてよね!!ミキちゃんうまいから!!」
とまくし立てて逃げて、隠れて様子を見るのが好きなんだけど、
この前同じ事したら、女のほうが泣きそうになりながら、
「違うよ!人違いだよ!私そんな事してない!!」
とか喚くのね。普通は「?」って感じでスルーするヤツが多いんだけど、
この女ものすごいリアクションとるのよ。
ぎゃーぎゃー喚いて、違う!本当に違う!の連発。
マジで風俗女か前歴があるとしか思えないほどの焦りっぷり。
じゃ、彼氏のほうが、「もういいって」とか言って涼しい顔。
なーんだ、おもんねぇと思った瞬間。女殴った。
街中で。グーで。思いっきり振りかぶって、顔を。
女は鼻血ダラダラ流して、泣きながら男の後を追う。
「本当にじでないよ!ね”ぇ!!ゆうぢゃんだけだよぉ!!」
とか叫びながら。
いやぁ、我ながら悪いことしたと思った。グッときたよ。
3
友達に「一口ちょうだい」が口癖の子がいる。
外食やコンビニ弁当、飲み物、インスタント食品まで毎回ねだられる。
いい加減うんざりしてきたので、ペットボトルのカルピスの中身を原液と入れ替えた。
んで、友達の前で飲むフリしてたら案の定「一口ちょうだい」がきたのであげた。
むせた友達の顔が今でも私の良き思い出。
4
1965年3月14日。これはニューファンドランドの海岸沖で,アメリカ海軍とカナダ当局との間で交わされた無線による会話の記録である。
カナダ 「衝突の恐れあり。貴艦の針路を15度南に変更されたし」
アメリカ 「衝突の恐れあり。そちらの針路を15度北に変更せよ」
カナダ 「それは出来ない。衝突の恐れあり。そちらの針路を15度南へ変更されたし」
アメリカ 「こちらアメリカ海軍軍艦である。もう一度繰り返す。そちらが針路を変更せよ」
カナダ 「NO!それは不可能だ。貴艦の針路を変更するよう忠告す」
アメリカ 「こちらはアメリカ合衆国第七艦隊所属航空母艦エンタープライズである。
本艦は巡洋艦四隻と駆逐艦八隻,他多数の小艦艇を従えて航行中である。
我々はそちらの針路を15度北に変更するよう要求す。
もう一度繰り返す。そちらが15度北に転針せよ。さもなくば,そちらの安全は保証の限りではない」
カナダ 「エンタープライズ。こちら灯台である。どうぞ」
5
私がスポーツクラブに勤めていた時に起こった出来事です。
そのクラブは、山形県の田舎にあり、小さな建物の中にあります。
年齢層が高く月会費制度で少し高めの値段でした。
会員数は、田舎なのでかなり少なかったです。
昨年、40代女性の方が入会されました。
仮に名前をKさんとします。
その方は、何かと文句ばかり言って他の会員さんに対しても裏で文句を言って完全に孤立状態でした。
しかし、ある日鎖骨が折れて休会しますという連絡をもらいました。
原因は、スポーツクラブにあるマシンで怪我をしたとのことでした。
アームカールという、マシンを使っていて、急に座っているところの固定している部分が外れ、落ちたそうです。
落ちた際に、肘を支えるパットに鎖骨を強打。
その時は、痛かったがそのまま続行。
何も言わず、帰宅。
痛みが続いたため病院に行ったところ、鎖骨骨折と診断されたそうです。
休会届を代筆で記入。
この件は、終わったと思いました。
しかし、甘かったです。
電話が来て、数日後のある日のことです。
今度は、実際にスポーツクラブに来て説明し始めました。
その日は、社員も職場の先輩も不在で私が対応するしかなかったです。
一通り説明を聞き、そちらの責任なので慰謝料を請求したいと言われました。
そう言われることは、想定内。
実は、言われることを予想して対策を個人で考えていました。
どんな対策をしたかというと、シミュレーションをしていました。
マシンを使って、鎖骨がぶつかる方法を探っていました。
そして、あらゆる可能性を試した結果ぶつかることは一切なかったのです。
いよいよその時がやってきました。
まずは、私があらゆる可能性を試し実際に見せました。
どんどん顔が曇るKさん。
痛い中申し訳ないとお断りをいれ、どんな状況だったかと説明を求めたところ、何も出来ずにもういいと言い帰っていきました。
後に分かったことなのですが、診断書を見たいと言ったところ病院にも行っておらず、怪我はしていませんでした。
Kさんは、退会しました。
他人のことは、簡単に信じちゃいけないと教訓になりました。
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