スカッとする話 短編5話 まとめ
自衛隊へのお礼
旅行先での駐屯地祭で例によって変な団体が来て私はやーな気分。
その集団に向かって一人の女子高生とおぼしき少女が向かっていく。
少女「あんたら地元の人間か?」
団体「私達は全国から集まった市民団体で・・・云々」
少女「で、何しにきたんや?」
団体「憲法違反である自衛隊賛美につながる・・・云々」
少女「私は神戸の人間や。はるばる電車のって何しにここまで来たかわかるか?」
団体「・・・・?」
少女「地震で埋もれた家族を助けてくれたのはここの部隊の人や。
寒い中ご飯作ってくれて、風呂も沸かしてくれて夜は夜で槍持ってパトロールしてくれたのもここの部隊の人や。
私は、その人たちにお礼を言いに来たんや。
あんたらにわかるか?消防車が来ても通り過ぎるだけの絶望感が。
でもここの人らは歩いて来てくれはったんや・・・・」
最初、怒鳴り散らすように話し始めた少女は次第に涙声に変わっていった。
あまりにも印象的だったのではっきり覚えている。
団体は撤退。
彼女が門をくぐった時に守衛さんが彼女に社交辞令の軽い敬礼ではなく直立不動のまま敬礼していた。
年収お幾らですかあ?
男性の友人Aがお見合いパーティに行ったのですが、
「外資系コンサルタント」という彼の職業を見て近寄ってきた女性が開口一番
「年収お幾らですかあ?」と聞いてきたそうです。
彼はかなりの高収入ですが、自己紹介もせずにいきなり収入を聞かれたことにうんざりし、
「バスト何カップですかあ?」と聞き返したところ、
その彼女にビンタされてしまったそうです。
ドライブレコーダー
国道をノリノリで熱唱しながらドライブ、赤信号で停車中。
その時、前の軽自動車が急バックして俺の車と衝突。
俺は車道の端へ車を寄せフロント部分を見ていた。
軽自動車の運転席から出てくる男。
18~20くらい、上下ジャージ、金髪プリンの見た目DQN。
ヘラヘラしながら近づいて来て
「すいませんw俺の知り合い板金やってるんでそこに頼んだら完璧に直せるっす」
俺「これ国産じゃないからディーラーに出すけど、とりあえず警察呼ぼうか」
DQN「いやいやいや、まじ警察勘弁っす。マジ知り合い完璧に治せるんすよ」
俺は無言で携帯から警察へかけようとすると、そのDQNは俺の携帯を取り上げ
DQN「いやいやいや。マジで。マジで。なんなんすか自分マジで。」
と、俺の車のフロントガラスを叩いた。ちょっとムカついたが我慢。
この我慢は後で分かるが俺からすると必然的なものだった。
DQNも相当イラついている様子。
しかし、ちょっとそこはムキになって携帯を取り返し、改めて話を聞いた。
DQN「あれ女の車なんすよ。せめて女が運転してたって事にしてくないっすか」
俺「アホかw彼女も今乗ってんの?彼女になすりつけるとか最低やなw」
DQN「マジ頼みますって。俺今、免停中なんすよ」
俺「知らんわw保険とかおりないじゃん。大丈夫かこれ。払える?」
DQN「は?ゆすってんすか?俺○○組の幹部知ってるんすよ」
俺「www」
助手席からDQNの彼女が降りて来たところで、俺は警察へ電話。
↑ここまでのやりとりは全て俺のドライブレコーダーで音声付で残っており、
警察2人・俺・DQNの4人でそれを見ていた時、DQNは泣いていた。
また、その彼女は無免許で、その軽自動車は彼女の姉のものだった。
ドライブレコーダーを付けて3年目、初めて付けてて良かったと思った。
ただ検証の為に繰り返し再生される度に俺の熱唱からスタートするという辱めも受けた。
綺麗な日本語が使える様になってから働け!
カタコトで接客する姿が微笑ましい留学生のコが働くコンビニで。
隣のレジから
『綺麗な日本語が使える様になってから働け!』
と聞こえたので店の空気が悪くなった。
さて年配の珍客をどうしてやろうかと迷う間も無く
真後ろの高校生が
『めちゃくちゃ汚い日本語ですね』
と、ものの5秒で換気してくれた。
勘違い風OL女
昨日、俺の真横で起こった事なんですが、大人しそうな男性の武勇伝(?)を。
混雑している電車内、勘違い風OL女が大人しそうな男性に向かい
『痴漢!このひと痴漢です!』と叫んだ。
いや、位置的にも無理だし第一、男性は片手で手すり、片手でスマホ触ってたし無理だろ!
うわー痴漢冤罪!?こんな事リアルであるのか?と驚いた。
女はギャーギャー騒いで、周囲もザワザワし始める
男は終始否定、
しかし女は
『逮捕されるぞ!会社クビだ!慰謝料を払ったらどうこう・・・』
と喚いている。
明らかに示談金狙いと思われる痴漢冤罪っぽい
しかし日本の司法は痴漢に関してはクソだからこの男性の人生はどうなるのかとgkbrしながら見ていたら男性が実に落ち着いた口調で言った。
『やってもいない事にお金なんざ一円も払わない。もし逮捕されたらあんたの言うとおり俺はクビになり家庭は崩壊し全てを失うだろう。』
女が『だったら示談にした方が…』
と言ったのを力強く遮り男性は言った。
『そうなったら俺には何も失うものが無くなる!あんたのせいで俺は全て失う!そうなったら怖いものなんて何もない!分かってるな?濡れ衣を着せられたあんたの人生を…そういう事だからな』
と女を見つめる。
女『・・・(ビビってる)』
周囲もシーン…
そうこうしている内に駅に到着。
男性は
『俺はここで降りるが…お前もモチロン降りるよな!?駅員呼ぶか!?警察呼ぶか!?』
と凄むと女はダッシュで逃走!
男性はゆっくりを電車を降りて消えていった
時間にしたらほんとうに3分も無かった事だけどなんだか身震いした出来事だったし、示談金目的クソ女の逃亡も実に気持ちよかった。
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