『終日無断駐車』など短編5話 – スカッとする話

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

終日無断駐車

俺のじーちゃんが家から徒歩5分くらいの所で家庭菜園をやっている。

その土地は元は親戚の家だったのを、数年前に取り壊して菜園+空き地になったものだ。

空き地は我が家に親戚が来た時には駐車場代わりに使ったり、近所の家に訪問者が来た場合にわりと自由に一時的な駐車場として利用されていた。

近所の人はじーちゃんとも知り合いで無断で停めていてもそれは特段問題なかった。

しかしここ数ヶ月ほど、土日になると終日無断駐車をしている知らない車があった。

県外ナンバーでたまに金曜の夜から停めていることもあった。

近所の人に聞いても該当者はなく、たまに来る我が家の客も停められず、ちょっと困っていた。

じーちゃんは仕方なく「私有地につき無断駐車お断り」の立て板をするも効果なし、車に同様の張り紙をするも効果なし、警察に苦情を言うも私有地だから何も出来ないと断られていた。

そこでじーちゃんは「工事予定地につき立ち入りを禁じる」という柵を張った。

実は工事予定なんかなかったが、スコップやらブロックやらを空き地に置いて、それらしく見せかけていた。

しかし柵といっても埋め込み式ではなく、ただ立てただけのものだったので無断駐車する車はその柵をのけてまで空きスペースに駐車し、その後柵を元に戻して立ち去った様子だった。

怒り心頭したじーちゃんはついに先週の金曜日に行動に出た。

知り合いから借りてきたユンボで空き地の入り口付近を、深さ1メートル・幅2メートルくらいの溝を掘り、青いビニールシートをその上からかぶせて前と同じように工事予定地の柵をした。

土曜の朝、じーちゃんに面白いもん見せてやると言われ俺は菜園に付いていった。

俺が見た光景は、後輪が少し浮いた状態で空き地に突っ込んでいる白い車。

近所の人が数人周りを囲んでヒソヒソしてたけど主は誰かわからなかった。

呆然としている俺にじーちゃんはニヤニヤと車を指差しながら

「これがのいたら穴を埋めるから手伝え。とーちゃん達には内緒にしとけよ」と言った。

その日の昼過ぎにはJAFが来た。
犯人は近所の賃貸アパートの単身赴任旦那だったらしい。

謝罪にも来なかったので、うちの両親にはじーちゃんの罠はバレなかった。

翌日のイブの日に何の予定も無い俺は一日がかりでじーちゃんと二人っきりで巨大な溝を埋めた。

メリークリスマス。

 

 

塾をさぼって友達と遊びに行った

小学校中学年くらいの時に、塾をさぼって友達と遊びに行ってしまった時の話です。

その時遊んでいた友達と自転車で二人乗りをしながら 公園の脇に止めてあった車の横辺りを普通に通り過ぎた。

そしたらいきなり知らない五十代くらいのおっさんに「オイコラ待て!」と怒鳴られ、一瞬誰の事だろうと周りを見たが、おっさんは確実に自分たちを見ていた。

訳も分からず止まって
「何ですか?」と言ったら、そのおっさんはどうやら公園の脇に止めてた車の持ち主のようで、車のドアの下の方にある傷を指差していきなり「この傷付けたのお前らだろ!?」と怒鳴った。

自分たちは全く身に覚えが無かったから訳が分からずポカンとしていたら、おっさんは「どうしてくれんだ」やら「修理費出せ」やら「親呼べ」やらとにかく怒鳴り散らしてきた。

そんな傷が付くくらい車ギリギリを自分たちは通っていないし、寧ろ反対車線に近い方を通っていた。
それにそんな車にぶつかったなら気付くはず。

必死に「自分たちじゃないです」と言っても、おっさんは どうしてくれんだの一点張りで、自分は(友達も)こういうのは初めてで恐くて泣いてしまった。

そしたらたまたま通りがかった二十代くらいの女の人が「どうしたんですか?」と聞いてくた。

お「この子たちが車に傷付けてくれたんだよ!」

女「本当?」

友「違います!そんな車の近く通ってないです!こっちの方(反対車線側)通りました!」
女「だそうですが?」

お「この子たちしかありえねえだろ!」

女「この子たちはやってないと言ってます。こんな子供に言い掛かりつけて恥ずかしくないんですか?」

お「こっちは警察呼んでも良いんだぞ!」

女「じゃあ呼びましょうか」

お「呼べ呼べ!」

↑たしかこんな感じだった。

それで女の人が警察を呼んで三十代くらいの警官が来た。
警官はおっさんと女の人に何か色々と聞いてから、自分たちに

「君たちが何処をどう通ったのか教えてくれるかな?」

みたいなことを優しく聞いてきたので、泣いてる自分の代わりに一通り説明する友達。

その時はもう夕方で暗いのと仕事やら学校やらの帰りの人がチラチラ見てきたり、立ち止まってまで見てたりするのが何だか凄い恐かった。

警「自転車の何処がぶつかったと思っているんですか?」
お「ここ(前輪のカバーみたいなやつ)」

警「高さが合いませんね」
お「じゃあここは!?ここは!?」

警「この自転車でこの傷をつける事はほぼ不可能です」
お「…」

それっきり怒鳴り散らしていたのが嘘だったかのようにおっさんはずっと黙ったままだった

警「もう二人乗りなんかしちゃ駄目だよ?分かった?」
自「ごめんなさい」

警「よし、気をつけて帰るんだよ」

女の人と警官にお礼を言って、塾さぼったのと二人乗りの罰が当たったんだと思いながら友達と トボトボ自転車押しながら帰りました。
今思うとあのおっさんは修理費が欲しかったのか?未だによく分かりません。

というか急に思い出したから書いたけどこれ胸がスーッとするとは違うかな?w

 

バックで急加速して私の車に激突

昼前の出来事なのですが

車を運転中に店舗からバックで出てこようとする車がいて、信号待ちの列が続いていたので間隔を開けて止まってあげたらバックで急加速して私の車に激突ww

おっちゃんは

「バックしているんだから止まってなぁ?」

と言い私側が悪いみたいな言い方…

その内、首が痛いとか言い出す始末。 

警察が来たら警官に「人身にしてもらうわぁ?」と言って完璧私に責任を押し付けて来る状態に…

警官・保険屋さん両方にバックしている最中にぶつけられたと言っていて、相手の保険屋さんにも100:0にはならないですからとまで言われる…

おっちゃんには言いたい事を言わせておいて、ここから私のターンww

「おっちゃん。あのなドライブレコーダって言うの積んでいてぶつかった瞬間録画されてるよww」

発言した瞬間から、おっちゃんの勢いが無くなり痛かったはずの首も

「痛くないです…」

とか言ってんのwwww

最終的には警察官に怒られ保険屋さんにも怒られ、100:0でおっちゃんの責任にwwww

ドライブレコーダは一番証拠になるって警察官も行ってました。

その瞬間をUPしようかと思ったのですが、まだ事故の処理中なので来月ぐらいになったらUPしますねw

 

 

ドッジボール大会の練習

近所に、球技OKの公園がある。

ある休日、地区のドッジボール大会に備えて練習をしようと、ダンスィ(少年)グループが公園に行ったら公園では少年野球のチームが練習をしていて、監督らしき人が出てきて追い出されたそうだ。

「公園はみんなのものだし、場所も空いているところがあるんだから俺らもドッジボールしたい」
と要求するダンスィたちに、監督は

「自分たちが先にこの公園を使っているからだめ、帰れ」
と言ったらしい。

「そうか、先に使っているからだめなんだな?」
とひとまず納得し、ダンスィたちはその日はおとなしく引き下がった。

そして翌週。

朝7時に少年野球の人が練習に来た。
そこには

 朝 6 時 からドッジボールに熱中するダンスィたちの姿が!

無理やり公園に入ってきて練習を始めようとする野球の人たちに
「俺たちが先にこの公園を使っているからだめ、帰れ」
とダンスィは言ってやったらしい。

「俺は少年野球の監督だぞ!たかがドッジボールくぁwせdrftgyふじこlp」
とブチ切れる監督に、ダンスィたち少しも動じず

「だって先週おじさんがそう言ったんじゃん」

結局、そのチームのメンバーに友達がいるという理由で
「半分だけ使わせてやる」
と優しいダンスィたちが譲歩wしたことで決着し

その日は、少年野球の人たちは、いつもより狭い場所でしめやかに練習していたそうだ。

その後、ダンスィグループは、ドッジボール大会で入賞した。

 

 

女子高生軍団

夕方、地下鉄に乗ってた時の事。

とある駅からギャル系の女子高生が5人ほど乗ってきて、我が物顔で席を占領。

くっちゃべりながら化粧をはじめた。

すると小学校低学年ぐらいの女の子がその女子高生軍団の前に立って、その様子をじーっと見てた。

女子高生:「なに?なんかよう?」

小学生:「やっぱり・・・メイクって素材が良くないと意味無いんだ」

思わず車両中の乗客全員が吹き出しそうに!

更に続いて

小学生:「私も不細工だから、メイクは無駄かも…」

もう全員大爆笑!!

女子高生達は恥ずかしそうにしてたけど、小学生は本気で悩んでた。

 

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