『上司が私用を押し付けてくる』など全5話 – スカッとする話 短編 – 傑作選【因果応報・復讐・武勇伝】

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

スポンサーリンク

スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

上司が私用を押し付けてくる

3年くらい前、上司(女性)が職場で一番年下の私に私用を押し付けてくる人だった。
休憩時間にネット通販の申し込みだの旅行の予約だの地図を出せだのを時々頼まれてたんだけど、
特に負担も感じなかったので良いですよーと請け負っていた。

暫くすると上司の子供の部活関係の書類作成だったり、
地区旅行の宿泊施設の候補を探せだのと、
明らかに自分が面倒な作業を持ち込んできた。

それに関してはきっぱりと断ったので上司が不機嫌になる以外は特に何も起きなかった。

そしてある日の朝、出勤しようと家を出たところで上司から「タバコ切らしちゃってるから来る時に買ってきて」と電話が入った。
これにはカチンときたが直ぐにピンときて「わかりました」と電話を切った。

実は上司の家は職場の近く。周りにはコンビニが1つあるのだけれど、
上司のママ友が勤めているのでタバコを吸っているのを隠している上司はそこでは買いたくないのだ。

そこで職場から一番遠い私に電話をしてきたのだろうが、
私はそのまま職場近くのコンビニでタバコを買いましたよ。
だってタスポ持ってないしw

タイミング良くレジは上司のママ友で「私ちゃんタバコ吸うっけ?」と聞かれたので「違いますよー。上司さんに頼まれたんですぅー」と天然ぶって答えておいた。

上司には確認の為のレシートを渡したんだけど、明らかに顔が引きつっていたから私の考えは当たっていたと確信した。
それから上司の頼まれごとがぱったり止んだのですっきり。
先輩に話したら大爆笑されました。

 

 

担任から嫌がらせを受けた

小学校4年の頃、担任からひどく嫌がらせを受けてた。今思うと理由は複数。
・自分が転校生だった 
・転校(引っ越し)の理由は親の借金による夜逃げだった
・我ながら頭も顔も性格も成績も物覚えも悪かった(今もだけど)
・上記を理由に、そして踏まえて、思う存分やってもクレームは一切
 付かないご時世でもあった。昭和だったし。
 
まあ、今思えばもっと担任側の理由はあったかも。でも、たかだか
10歳の子供が担任公認の嫌がらせ、は本当にキツかった。

そして20数年後。私の職場にその小4の時の担任と同じ、珍しい苗字の
いやに自信満々な風の学生バイトが入って来た。それとなく総務に確認したら
やっぱり両親はあの担任ぽかった。一応確認で、歓迎会の時に聞いてみたら
超ビンゴだった。(後からあのおばはんオレを狙ってるしwwwキモwwwとか言ってたらしい)

もう後は案の定ですよ。こっちだって伊達や酔狂で20年も働いてるわけじゃない。
大体親が公務員て事でコネでバイト入ったらしいけど、当の親がとうに定年退職
してるんじゃ、もう後ろ盾なんかないのにイキがっちゃって…。

自分の失敗を気の弱い高卒の年下社員の責任にしたてあげようとしたのを
ここぞとばかりに言い立ててやりましたよw

ま、あれやこれやで私無関係なのになぜか「監督不行き届き」で処分されましたけどねw

でも、お偉いさんのコネで入ったバイト(順調にいけば幹部候補だったはず)と
差し違えるどころか、こっちが生き残る恰好になって、我ながらよっしゃ!て思う。
結局担任息子は、あっけなく辞めていったそう。

 

婚約状態だったが思うところあって他の女に譲った

大学時代のゼミ仲間で、誰かが何か愚痴るとすぐに
「えーでも私だったらぁ」と前置きして
その人の対処の甘さを指摘、正解を言って
ドヤ顔する鬱陶しい女がいた。
言ってる事は間違ってないが多分実行不可能。

そいつが私の恋愛愚痴に目を付けた。
私は他大に通う二年上の彼氏がいたんだが、
お前に話してるんじゃないってのに
嗅ぎ付けてまとわりついてきて
「えーでも私だったらこうするなあ」と
如何に自分なら上手く出来るかを力説。

学祭で彼を見て惚れたらしくすり寄っていった。
私は当時その彼と婚約状態だったが、
思うところあってその女に譲った。
実際、私より彼と上手くやれてたし
彼的にもそれで良いって感じだった。

女はその後も度々
「私ちゃんももっと考えてやらなきゃ駄目だったよ」
「彼、良いとこ沢山あるよ。やり方次第だよ何でも」
とか上から説教かましてきたから私も反省してる体で
「うん、私は駄目だった。二人の結婚式楽しみにしてる」
って涙目で煽った。彼は結婚願望が非常に強い人なので、
卒業後暫くして本当に結婚した。式に呼ばれたよー私も。

でもな、彼の実家はある宗教やってるんだな。タチの悪い。
私は彼とは高校時代から付き合っていて、良く知ってる。
彼の実家は借金があり、ヒキコモリのお兄さんもいる。

彼の両親は自分の家庭が崩壊寸前の那を気付いておらず
ひたすら、神様神様。ちょっともう基準がおかしいから
クレクレやモラハラ、兄ラブでダブスタ発症しまくり。
お姉さんもいるんだが、そちらはすでに逃走済。
そのくらい酷い。私の元彼は優等生で優しい人で、
一生懸命親を支えていたけど、最終的には
お姉さんと同じように逃げて私と暮らすって言ってた。

でも駄目だったんだなあ。結局、親に洗脳されちゃった。
挨拶に行ったら、私を奴隷として親に差し出そうとした。
彼はそれがどういうことか分からないみたいだった。

「皆が幸せになれるよ」「僕がついてるよ」ってね。
二人でいる時にも親の影響が見え始めていて、
でもどうやって別れるか…実家近所だしな…
と思案しているところだったんだ。

そういった事情を一切言わず、ゼミ女に差しあげた。
ゼミ女が本当に私の愚痴を聞いていたなら、
その辺のことも察する事が出来た筈なんだけどね。

いや、今大変みたいよ彼女。
元彼はすぐに実家に戻って同居始めて、
ゼミ女は「あたしは上手く出来る」の人だから
はりきって付いていったみたいだけどね。
関係者の状況と体力を考慮しない改善策なんて
なんの意味もないんだよ。今頃少しは分かったかなあ。

 

 

ムカつくセクハラ上司

ムカつくセクハラ上司(50代妻子持ち)がいた
隙あらば体を触ろうとするし
財布の中覗き込んで来るし
発言もいちいちムカつくツボを押さえてくる
(冷え性でしょ?うなじを見れば分かるよ、
最近法令線や目のくぼみがでてきたね~
なにかケアしてるの?色っぽいけどね~
あ、そこ脱毛し忘れ?抜いてあげようか?
男と本気で付き合った事ある?とか)

両手を上げて伸びをした時に後ろから
脇をくすぐられ、
混んでるエレベーターを降りようとしたら
後ろから両肩を抱かれ「手伝ってあげる」
と耳元で囁かれ、いい加減ムカついたので
二人っきりになった時を見計らって
セクハラ上司を押し倒してやった。

ベルトに手をかけて脱がそうとしたら
なんか凄いか細い声を上げて反抗してきた。
でも許さずパンツに手をかけて降ろした。
そのまま放置して帰った。

翌日から「いつ奥様と別れてくれるんですか?」
「私、娘さんとお会いしたいです」と言い続けた。
そしたらいつの間にか部署からいなくなってた。

そいつ、社長の親戚ですっごい馬鹿。
でも親族経営の会社なので周りが何も言わない。
言えば対処してくれたかもしれないけど
そんなもんで済ませたくなくて、やり返したかった。
所詮、セクハラなんて不倫する根性(?)のない
屑がやることだから、実際セクスめいた事に
本気で持ち込もうとすると凄いビビるんだよね。

↑以上が、10年前に早過ぎた「オタサーの姫」として
清楚ビッチの王道を生きた妹(地味顔巨乳)の復讐です。

あとで聞かされて姉は大変心配しましたよ。
もし何かされたらどうするの!!!と怒ったら
「証拠もって奥さんのとこへgo」と言ってました。

ビッチ妹曰く、
「セクハラ合戦になったら男の方が不利。
女のセクハラは本当にえぐいし容赦ない。」
だそうな。

 

 

復讐したかったけどその前に相手が死んだ話

復讐したかったけどその前に相手が死んだ話。
父方のババァは孫の前で嫁いびりするド腐れババァだったが、
親父の生母でもあるし、顔を立てて表面上は笑顔でおつきあいしてやってた。

内心は言うまでもないと思うので割愛する。

数年前の祖父の法事で、そのババァが何をトチ狂ったのか、母におさんどん丸投げして酔っぱらいながら
「アタシだってまだ若いんだからさァ、ばーさんとか婆ちゃんじゃなくて婆子ちゃんって呼ばれたいのさ、ねぇ孫助ちゃん(俺・当時高3)」と曰いよった。

俺、笑顔で「母親をいびって若返った気になってるクソババァをババァ以外に何と呼べばいいんですかねぇ父方婆子さん」と返す。

俺は軽い嫌味のつもりだったが、初孫に言われたのが大ダメージだったのか、
半年もしないうちにボケが極まって死にやがった。

母親をいびる祖母を好きになる孫がこの世にいるわけねーだろとか、
それを止めないヘタレ親父もあんたの血縁だってよくわかるわとか、
言いたいことは腐るほどあったんだが、クソ親父ともようやく縁が切れたからなかったことにしようと思う。

これで「孫助君があんなこと言わなきゃ今頃も婆ちゃんは……」だのネチネチとほざく役立たずどもとも縁が切れた。
脳味噌ラフレシア畑のアホどもとつきあってもいいことなんてないわ。

ババァの葬儀で知ったが、健康自慢で病院に行ったことがないのが勲章の父方婆子はその実
『長年の飲酒と嫁いびりに付随する怠惰やらで全身ビョーキの塊』、奇跡的に痛みが中和されてるだけだったそうだ。

俺ん家はいわゆる近距離別居という奴で、スープも冷めないくらいだったからさぞ来やすかっただろう。
あのババァがメシを奪ってくことはあっても、持ってくることなんてなかったが。

タダで家政婦を手に入れて貪る怠惰はさぞや美味かっただろうな。反吐が出る。
母をいびることで辛うじて保たれてた心身の均衡が、俺の軽い嫌味で消し飛んだのだと思うことにしてる。

ちなみに親族様とやらは俺の母がいびられることでババァの災禍から逃れてたゲスどもだったから、
「俺助君があんなこと言わなければ、母さんがおとなしくいびられてれば」と特にうるさかった腐れ叔父は
酔わせて念入りにストンプして潰してあげた。

隣町からわざわざうちの隣人と浮気して悪評流しにご執心、できたら即堕ろさせたような屑にタマは要らんだろ?

もう縁は切ってるから知らんが、一回どっかの誰かから「情報ありがとう、これで離婚できます」ってメールが来たから
さぞや楽しいことになっただろう。いやぁ見れんのが残念だ。

俺は他県の大学に行ってるし、母は葬儀後(俺の進学後)にその隣県に逃げたからバカどもとの接点はもうない。
せいぜい今後の父方家のさらなるご不幸をお祝いし、筆を置かせていただく。

 

【厳選】スカッとする話 一覧

【傑作選】スカッとする話 一覧

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スッキリ
kaidanstをフォローする

コメント

error: Content is protected !!