『態度の悪いバイト』など全5話 – スカッとする話 短編 – 傑作選【因果応報・復讐・武勇伝】

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

ポイポイ投げ散らかす幼児

バイトしてるコンビニでレジ前に陳列してるミンティアを床にポイポイ投げ散らかす幼児に

母親が「お姉さんに怒られるからやめなさい(棒)」ってテキトーに叱ってたから

「お姉さんは怒らないけどママが恥かくから食べ物で遊ぶのやめようね^^」

って言ったった

 

 

新聞の勧誘

6年ほど前、俺が大学3年生で一人暮らししてたころ、朝日の勧誘が来たんだ。

見た目俺と同じくらいの若いヤンキー風の金髪ピアスなあんちゃんで、少し不機嫌な顔しながら新聞薦めてきた

朝「朝日なんですけど、新聞どうですか?」

俺「もう読売取ってるからいらない。それに朝日は嫌いなんだ。ごめんね」

朝「さっき勧誘した人も朝日嫌いだって言うんですよね。新聞なんてどれも変わらないじゃないですか」

俺「情報は大して変わらないけどね。コラムが嫌われてるんじゃないかな」

朝「え、どういうことすか?意味わかんないでこれで説明してください」

と言いながらポストに突っ込んだままの読売新聞抜き取って俺に渡してきた。

勧誘員は本紙もってないとはいえ、本当に常識ねぇなと思いつつ真面目に対応。

コラムとはなんなのか、朝日はどういった事を書いてるのか説明。

俺「で、朝日は日本嫌いで、いつも日本批判ばかりしてるから嫌いなんだよ」

朝「俺だって嫌いですよこんな国!だって??」

俺「君や朝日が日本を嫌うのは自由だけど、俺は好きなの。今だってコタツに入ってりゃ幸せだし、宗教自由だから食事の前のお祈りはいただきますの一言だけ。女の子が一人で夜中ぶらつけるほど安全で、簡単な怪我や病気は病院いっても3000円もしない。居酒屋で一杯飲むの我慢すりゃ病院いけるんだぜ?刺身も味噌汁も大好きだし、母国の料理に飽きたらちょっと都会にでればどの国の料理だって食べられる。へたな国だと今みたいに こんな国! なんて言おうもんなら、非国民ってことで居場所なくなるよ。で、話遮っちゃったけど、君が日本嫌いなのはなぜ?」

朝「・・・そういやなんで嫌いなんでしょうね。今の話聞いてたら分からなくなっちゃった」

その後雑談(勧誘員始めたばっかりで?とか身の上話)して帰っていった

案外素直なんだな?と思いつつ、その後3ヶ月くらいしたころ。

朝「こんちわーっす。お久しぶりです!朝日の勧誘員です!」

俺「おお、久しぶり。そろそろ慣れてきたから俺に勧誘再挑戦?」

朝「いえ、あの後3日くらいですぐ辞めました。朝日が嫌われてるの再確認しましたよ。で、今国の役に立ちたいと思って大検と国家二種の勉強してるんすよ」

俺「・・・それはまた随分唐突な・・・」

朝「日本の好きなところ考え始めたらどんどん好きになっちゃって。好きな国に住めてるってだけで今すげー幸せなんすよ!田舎帰って本格的に勉強しようと思ったんで、お別れの挨拶とお礼にと思って」

と、小包くれて(中身はお茶だった)去っていった。

当時の俺からしてみればよくある勧誘断りのための方便しただけの相手。

それがなぜか、当時タメ口だったのがなぜか敬語、不機嫌に見えた顔は超爽やかな笑顔。

日本贔屓な外国人の話を聞いて和むことはよくあったが、日本人相手でも和むもんだな。

一度玄関先で小一時間話した程度の相手に、お土産もって挨拶に来るなんて思ってもみなかった。

それから若い感じの勧誘員には、新聞だろうが教材だろうが宗教だろうが真面目に対応するようになったよ。

出来の悪い漫画みたいな話だが、全部マジ話。

 

広島の平和集会

広島の平和集会にゲストとして呼ばれた自衛隊員に浴びせられた言葉

市民
「自衛隊は無くすべきだと思いますが、自衛隊員の○○さんはどう思いますか?」

市民
「自衛隊が有るから軍事的緊張が発生する、憲法違反だから自衛隊は無くすべきだと思います、自衛隊員の○○さんはどう思いますか?」

そこで自衛隊員の返事、俺はこの言葉をこれからもずっと忘れないと思う

自衛隊員「そう言う人達も守るのが、自衛隊です」

 

 

職場のバカ女

職場での出来事。
ニュージーランドの地震があったとき、そっちへ旅行行ってた職場のバカ女A
震災後すぐ帰国。多分地震発生直前に出国ぽい。
なのに、地震体験談を語るわ語るわ。TVで見たと思われることをベラベラと。
報道されてない、地震直後の身の回りの事とか聞かれると話をそらす。
100%体験してないって確定してるわけでもないので、みんななんとなくスルー。
段々収まっては行ったが、思えばコレが良くなかったのかもしれない。

で、今回の大震災。
収まりかけた、地震体験談が再開。
怪しい体験談だけならまだマシだった。
震災後言い続けた事をまとめると、

被害者可哀想。
哀れなので地震体験者の私がその体験を生かして助けてあげたい。
でも、仕事もあるし私が居ないと職場回らないし、いけなくてゴメンネ
私さえいければなー、的確なアドバイス出来るのに。助けられるのに。
本当に残念。仕事なければなー。でも責任もあるしなー

文章にすると上手く表現できないけど、こんな感じ。果てしなく上から哀れむ感じ。
流石に何人か注意した。俺もした。
でも脳内お花畑だから、
注意される→自分に出来ない僻み→出来ることをすればイイヨ!
って脳内変換されて全然わかってもらえない。

最初は放置すれば静かになるかな、って感じでスルーしてたんだけど、
今回の震災は、地震津波原子炉とどんどん後から色々出てくるので収まらない
つど注意したりしてもバカには効かない。

そんな中、ほぼ沈黙を保っていた部長。面倒見はいいし物腰穏やかでハゲな部長
特に好かれも嫌われもしないどこにでも居るオッサン。
彼が先週金曜日に切れた。

怒鳴る訳でもなく、いつもと同じ口調。でも明らかに力のこもった口調で
「じゃ、週明けから行っていいよ。ボランティアしに行って。欠勤にはしない出勤扱いにする。」
あせったのはA。仕事がある。みんなに迷惑掛けられない。みたいな言い訳してた。
でも部長は「仕事は気にしなくていい。どうとでもなる。みんなが迷惑なら私がやる」
モゴモゴしてるA放置で総務のデスクへ。総務も同じ部屋。騒動は筒抜け。
総務部長OK出す。勤怠担当者は出張じゃなくてもいいですか?とか言ってる。
立ち尽くすA

で、昨日の月曜日。Aが親同伴で会社来た。親曰く、「ボランティア強要するとはどういうことだ?」と
W部長・A・親は話をするため応接室へ。
1時間くらいかな?出てきたAは泣いてた。親は頭下げまくってた。W部長は若干困ってたぽい。
部長と仲のいいヤツが聞いてきた話だと、Aから親に伝わった話は、「会社からボランティア命令された」
それで親が切れて会社へ乗り込んできた。応接室で、W部長から事の成り行きを聞かされた親は
どうもAは自宅でも「被害者可哀想私が助け??」、っていってたらしく、信じてもらえた。
親の怒りはAへ。自分で言い出したことだボランティアやってこい、って。
W部長は本気で行かせるわけではなく、口だけの態度を改めてくれれば注意で済ますつもりだった
って伝えるも、収まらないA親。
こんな状態だったらしい。

そして今日、Aから電話。来月10日で退職したいと。
明日だか、部長が面談するらしいがどうなることやら。

 

 

態度の悪いバイト

近くのレンタル屋に、めちゃくちゃ態度の悪いバイトが2人いた。
他のバイトがいたらちゃんとするけど、この2人だけでレジにいると、いらっしゃいませも言わないし、ずっと2人で喋りっぱなし。

会計しようとしても、作業台は別にあるのに、レジに返却CDを積み重ねて声をかけるまで無視しやがる。
○○円以上でくじが引けるキャンペーンでも、一切案内してなかった

など、見るたびに態度が悪いから、余計にむかつく悪循環に陥ってたんだけど、ある日レジ前で中古品漁ってたら客がやってきた例の2人はやっぱり喋りっぱなし

そしたらその客が「なんで挨拶しないの?」
よく見たら、その店のベテラン店員だった。
「君たち、苦情きてるの知ってた?」
「お客さんも直接は言いにくいから、わざわざ店のHPに書き込んでくれたんだよ」
「前のくじも、景品貰ったお客さんは君たちの知り合いらしいね」

今思えば他の客がいるところで説教とかダメなんだけど、店長に報告するから覚悟しといて、と宣言してるのを聞いて今までのモヤモヤがスーッと晴れた。

 

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