スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話
電車で騒いでる高校生たち
友人Aと一緒に電車で帰る時のこと、騒いでる高校生たちがいた。
ちらほら立っている程度の混み具合の車内でドア前に座り込んで、
出入りの客を圧迫してるから、周囲の客もいい顔してない。
ギャーギャーうるさいし、車内は地味にイライラムード。
俺はおもむろにウクレレを取り出してひとかき、「ポロロロン♪」と引き付けた。
Aは「マジかよ」という顔をするも、俺の目配せで意図に気付きフルートを取り出しセッティング。
Aの準備が出来るまでこちらでつなぎ、準備が出来たところで友人とセッション。
俺とAは先月文化祭でTime To Say Goodbyeを弾いたコンビ(ちゃんとバイオリンだった)。
周囲の乗客はもちろん高校生たちも釘づけ。
大声から逃げるためにイヤホンしてた人達もイヤホン外して聞いてる。
弾き終わるころには一切の話し声もなく、最後の一小節が終わった瞬間、車内は拍手に包まれた。
高校生たちは立ち上がって拍手していた。
停車駅に着くと俺たちは「ウクレレも悪くないなw」と友人と笑いあいながら電車を降りた。
うちの子がやった証拠でもあるんすかw?
近所のDQN子が壁にボールをぶつけて遊んでる。
壁は傷むし、注意されると別の家の壁にぶつけるようになるだけ。
DQN親に注意しても
DQN親「子供のやることだし~」「うちの子がやった証拠でもあるんすかw」
「そんくらいどうってことないっしょw」と話にならない。
とうとう、うちにも被害が出てくるようになったので、
室内のペット監視用に設置してあったカメラを設置しなおして一部始終を録画。
いままで被害にあった家と共同でDQN親に怒鳴り込んだ。
録画があることを言い、被害届を出すことを通告すると
DQN親「なんだよ!いじめかよ!ご近所助け合いの精神はないのかよ」
(((( ゜Д゜)
被害者A「こりゃあ、ダメだ。やはり被害届出しましょう」
被害者B「どうせ弁償なんかできないでしょう」
DQN親「あんだよ!金かよ!弁償すりゃあいいんだろ!」
被害者C「あー、無理無理。あんたに弁償なんかできっこない」
被害者B「そうだな。弁償すれば被害届引っ込めてもいいけど、無理だろう」
DQN親「払ってやるよ!」
このために用意しておいた各家の壁の修理費見積もり合せて3桁万円。
3桁万円を見て流石に「払えるわけねえだろ!」「じゃ被害届ね」繰り返しだったが、
「ほらやっぱり払えんだろ」の一言で陥落。
xx日までに耳そろえて払わなければ被害届を出す旨の誓約書にサインと拇印を押させた。
どうやって調達したかはしらんが、きっちり払ってもらえました。
以後DQN子のボール遊びも無くなって、平穏な日々が訪れました。
自己愛っぽい元彼
自己愛っぽい元彼。
虐めっ子思考で、上にはヘコヘコ、下からは搾取、周囲には「俺は正しい」とアピールするために誰かを叩く叩く。
何でもないような事を悪く取って「あいつは最低だ!」と騒いで、俺はあんな事しない良い奴だ!とアピールするタイプ。
良くある、反撃しない人を悪者に設定して、虐めっ子が正義面して因縁つけて、被害者面して虐めるパターンだった。
その内、一言言い間違えるだけで何時間も罵倒されるようになったので、仕返しした。
騒ぐたびに
「○男って、親にそう言われて育ったの?いつもこうやって怒鳴られて育ったの?かぁわぁいそ~お!
誰かに言われたからそんな酷い言葉が次々思いつくんだよ!一番近しい人って親じゃない?親に言われたんだよ!
親にそんな酷いされてたんだあ!惨めな子供時代だったんだね~え!あなたは親に虐待されて育ったんだぁ!酷い親だね~!
親も嫌われてるでしょ!昔近所にそういう人いたからわかる!
虐待って連鎖するからぁ~、親も虐待されて育ったんだろうねぇ!○男の親もかわいそうな人なんだね!
○男も親も、周りにすっごい嫌われて虐められてたんだろうね!」と言ってやった。
お前の頭の悪さを見抜いた、有能で素晴らしい愛される俺様って顔して騒いでた元彼が、途端に上目遣いでモジモジ。
まあ、素晴らしい俺様アピールしたつもりが、こうやって虐待されたんだね!可哀そうにね!と言われたら焦るだろうな。
その日の内に訳も言わず「別れる」と連絡が来て、アッサリ承諾してそれっきり。
同じようなタイプ(同性)に虐められたことがあったけど、周囲に
「あの人、私に散々嫌がらせしてくるけど、実は家で家族にああやって虐められてるんじゃないのかな?
良く言うよね、悪口は自己紹介って。自分の事をそう思ってるって事でしょ?
誰かカウンセリングとか勧めてあげればいいのに、かわいそうだよ~すっごい惨めじゃん」
と相談するふりをして本人の耳に入るように言いふらしたら、パッと離れた人もいた。
私がDQNだったのは、両方とも親に虐待されたのを知っててやった事。
愛情不足の人ってこうなんだよね。自信がないからプライド高いの。
俺がバカだから認めてもらえない、私が悪い子だから親に愛されない、と思ってるから
認めて欲しい!友達が欲しい!愛されたい!褒められたい!を、俺がスゴければ愛される!私が良い子なら友達ができる!に変換して
俺は賢い!私は良い人!って夢中でアピールしてくる。
そのために悪者を作る人がいるけど、まともな人は同調しないんだよ。
トイレ前には怪しげにこちらを見る男
自分の中ではスカッとしたこと。
駅前のトイレはぼろぼろで古臭くて誰も使ってなかった。
ある日少し一人になれる空間に入りたくて、そのトイレに入ろうとした。
トイレ前には怪しげにこちらを見る男が1人。品定めしてくるような目で見てきた。
トイレは男女共用なので、これは盗撮魔だなあと思いつつトイレに入り、
スマホの無音カメラアプリを起動して上に向けてた。
案の定、上からひょっこり覗いてくるiPhone。
すかさず写真を撮って壁ドンしたら逃げてったよ。
トイレから出ていく時その男にものすごく睨まれたのが面白かった。
あのトイレ、すぐ横に交番があるんだけど、
そのまま連れてって突き出せばよかったかなあと今でも思ったりする。
内定が貰えない頃の出来事
当時、就活中でなかなか内定が貰えない頃の出来事
家族旅行でいとこの家に行くことになった(イベント会場に近くてついでに寄る事になった)
いとこに会うのは小学以来でワクワクしたが、父が「○○(私)、まだ内定が無い」等ベラベラ余計な事を言い出した
それを聞いたいとこが
「アンタねぇ、働きたくないの!?」
「本当は就活してないんでしょ?遊んでたんでしょ?」
等、説教じみた事をグチグチ言ってきた
イベントに行って楽しい気分だったのが暗い気分に……
更にいとこにバンバン傷つけられ……
すると兄が突然、テーブルをバン!と思いっきり叩き
「テメーらに説教されるためにわざわざ来たんじゃねー!」と怒鳴り出した
初めて兄の怒った顔を見たから怖かったけど、いとこは怯えて静かになった
去年、いとこが亡くなったけど心のどこかでざまあと思ってる
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