『若いのにシッカリした先生』など全5話 – スカッとする話 短編 – 傑作選【因果応報・復讐・武勇伝】

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

建築屋さん

うち、建築屋さん。
1999年の秋、うちがリフォームした家の親父が電話してきた。
床が抜けそうだ!手抜き工事だ!って。
見に行ったらある部屋に天井まで段ボールが積んである。
何かと思ったらペットボトルの水だそうな。
2000年問題を心配して買いだめしてるんだって。

「たかが水くらいで床が下がるなんて聞いたことない!どうしてくれるんだ!」
だって・・・笑いをこらえながら計算したら全部で約1.5トンだった。
「一般の和室に乗用車一台入れたら床抜けて当然ですよね。
水くらいっておっしゃいますけどそれなりの重さがあるんですよ」
って話は終わった。

年が明けて2000年問題も何もなく日常過ごしてたら例の親父から電話。
大量の水を少しでも買ってくれないか?だって。
「いえ、水は少しでも新鮮なものを買いますんで」
って断ったあと、大爆笑した。

儲けるつもりだったんだろうな?

 

 

イチャついてるカップル

この前、カフェに入ったらイチャついてるカップルがいた。

イチャついてるだけならウゼー(´Д`)で済んだのだが、キスをし始め、次第にネッチョリな深いものになっていき、チュパチュパと少し離れて座ってる私にも音が聞こえるくらいだった。

気分が悪いので入ったばかりだが店を出ようと思っていたところ、テーブルを拭きに出てきた店員さんがカップルに気付き、Dキスやってるカップルに

「他のお客様のご迷惑になりますのでそういった行為は 御自宅でお願い致します」
と超笑顔で注意していた。

GJなんだが余りの言いように吹き出したw

高校生くらいの若い店員さんが「いらっしゃいませ!」と同じ勢いで、爽やかに言うもんだから面白くて仕方なかった。

カップルはスゴスゴ帰って行った。

私が帰る時、その子がカウンターでバイトの先輩とおぼしき人に
「あんな大きな声で言ったらお客様に恥を掻かせるでしょう」
と注意されていた。

でもその先輩らしき人も笑っていた。

 

お客から予約を受けた本

私は書店に勤めているんだけど、お客から予約を受けた本が来たのでその処理をしていたら
「あ!この本欲しかったんだ♪」
と持って行こうとした人がいた
「すいません。それはすでに予約されている方がいらっしゃいます」
と慌てて止めると
「そんなの別に後でもいいでしょ。私はすぐに欲しいの」
そこで「だめだ」「私は客よ」と争っていると、予約していたお客が来て
「欲しいの?」と聞いた
「ずっと探してたの。どこにもなくてぇ」
その言い方はもらえるもの、と確信していた
が、お客は
「じゃあ今度からあらかじめ予約なさい。そういう手間を惜しんでその日に買えるなんて思うのが甘い。いい勉強になったわね」
とにっこり
私も笑顔でお客にその本を売りました

 

 

職場の4つ年上の同僚

職場の4つ年上の同僚(39歳独身)が、週3日ペースで酒に誘ってくる。
8割方愚痴を聞いてた感じなんだけど、半年前に子供が産まれたり、
孫の顔を見に嫁さんの親御さんが来たりで、酒の誘いを断る頻度が上がってきたんだけど、
「家族と俺だったら、俺の方が優先だろ?」
「嫁さんの誕生日?それはやらないと死ぬものなの?」
等、言動もかなりのものになって来たので、
「俺はお前の”愚痴を聞く為だけに”働いてるんじゃないんだよ。家族の為、会社の為、あと自分の為に働いてるんだ。解るか?」
「オウム返しで申し訳ないが、お前としょっ中酒を飲まないと俺は死ぬのか?」
と静かな口調で返したら、
「上等じゃねぇか!明日から自分の立場どんどん悪くなるから、楽しみにしとくんだな!」
とバトルに発展。

で、家帰って飯食ってくつろいでいたら、来るわ来るわ、恨みつらみメールがw
「お前はやってはいけない事を俺にしたな」
「残念だよ。出世は諦めた方がいいぞ」
等、6件ぐらい連続で送信されて来てた。
まぁ、一晩経ったら頭冷えるだろうと思って寝たんだけど、
朝の通勤時に「大丈夫か?会社来れるか?虐めちゃうよ(・∀・)」的なメールが来たので、もうダメだこの人と判断。
「そちらこそ大丈夫ですか?先日の口論が録音されたSDカード。脅迫ともとれるメールの数々。全部こっちで押さえてますよ(・∀・)」と返信。
直後にヤツから着信→速ギリを数回繰り返した。
メールには「電話下さい」「今何処に居るんだ?」等、1分単位で受信があったが、完全無視。
その足で部署の責任者の机に直行した。

「パワーハラスメントの件なんですが、ガイドラインが曖昧なので、相談に乗ってもらえますか?」
と上司に告げたところで、ヤツが俺を発見し、ダッシュで間に入って来た。
上司「彼にパワハラ受けてるの?」
ヤツ「あ、あの!ちょっといいですか!あの!」
俺「いや、他の会社の知り合いが受けてるぽいんで、人生の先輩方の意見が聞きたくて(・∀・)」
ヤツ「へっ?」
俺「良かったら一緒に聞いてもらえませんかねぇニヤニヤ」
で、あくまで”俺の知り合いの話”って事で、口頭でメールの文面、そこまでの経緯を相談したら、
上司「う?ん、発端は些細な事ではあるんだけど、虐めるとか、出世がどうとかはパワハラに当たるね。ウチではアウトかもな」
上司「ていうか、その虐めてるヤツの性格が気に入らない。子供産まれた後のドタバタがどんなに大変か分かってないみたいだしな。」
ヤツ「(´・ω・`)ショボーン」
で、その場は一旦お開き。
ヤツはその後、仕事の引き継ぎ以外、一切俺に関わらなくなりましたとさ。

終わり

追伸:メールデータと録音データは後日、上司に提出しました。
(気づいてたみたい)

 

 

若いのにシッカリした先生

昔、若いのにシッカリした先生が娘の担任で・・・・
懇談会で
「うちの子は、箸が未だにもてないんですけれど??!先生はお若いから指導のしかたもしらないんですか?」
と息巻いた御バカ母親がいて・・・おいおいと思っていたら

「箸の持ち方を幼稚園で指導するなんて今日まで考えたことがありませんでした。箸がもてるように家庭での生活を見直してください。他に何かご意見のあるかた?」

とはっきり言い返して、思わず「おぉ?」という歓声が低くクラスに響きました。

末子の時には、明らかにバカな母親が
「先生が気に入らないから入学金を返せ」
とPTA総会で言い出し騒然となり、さすがに泣くかな・・・と思ったら
「気に入らない部分を今、すべておっしゃってください。改善できるところは改善いたします。」と・・・。
バカ母は「その気が強そうなところ、偉そうなところ、子供生んで無いくせに・・・」
と言い出しましたが、周りがドン引きで遠くのほうから「病気の人なの?」という
声まで出て、尻つぼみ。

あの先生すごいです。
大好きでした?♪

 

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