『外資系のテンプレのような人』など全5話 – スカッとする話 短編 – 傑作選【因果応報・復讐・武勇伝】

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

  1. スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話
    1. カタカナを使いまくる外資系のテンプレのような人 私ではなく、大学の先輩の武勇伝ですが……。 先輩(男)は帰国子女で英語ペラペラ。 しかし普段それを見せびらかすことは全くなく、物凄く謙虚。 帰国子女にありがちな英語を話せることだけがアイデンティティーという人ではなく、 学業全般において優秀で人望もある温厚な先輩でした。 そんな先輩が三年生になり就活を始め、とある外資系の企業にインターンに参加した時のこと。 会社の雰囲気自体は悪くなかったそうですが、そこの社員の一人がとにかく カタカナを使いまくる外資系のテンプレのような人だったそうです。 「この世界はウチのファームに限らずアップオアアウトだから」 「バリュー出せないことにはまあ、当然ウチには残るのは厳しいよね」 「何事もクライアントファースト。わかってる?」 「イシューの特定はできた?」 「ファクトは? リサーチ足りてるの?」 「クリティカルシンキングできないとウチでは使い物にならないからね?」 などと終始このような調子だったそう。 参加者は皆黙々と仕事をこなしていたそうですが、 その社員さんの高圧的な態度と物言いに辟易していたようです。 そしてインターン最終日。 参加者たちがお世話になった社員さんたち一人一人に挨拶をしていると、 例の社員さんが出て来て、またカタカナ乱発開始。 その社員さんのご高説の詳しい内容は聞きそびれてしまいましたが、 とうとう先輩も我慢ができなくなったそうで、 「○○さん、この度は丁寧な御指導頂き大変ありがとうございました。 インターン参加者としてのpoint of viewから一言だけ進言させて頂きたいのですが、 ○○さんのvocabularyはまだこのindustryに居ない私たちにとってはmake senseしないケースが多々あり、 またaccurateではないintonationで使用されていることも多く、globalなfieldで活躍されているであろう ○○さんには少々似つかわしくないように思えました。 ○○さんのlanguage skillは疑う余地もありませんが、 strangeなintonationやvocabularyで国内外のclientをconfuseさせないためにも、 今後はnational languageを使用されるのがbestなsolutionであるように思います」 と、流暢な発音でにこやかに述べ、そのまま退出したそうです。 先輩は不採用を承知でこのように意見したそうですが、 後日なぜか内定を告げる電話がかかってきたらしく、 「第一志望の企業のインターンが好感触だったから辞退しちゃった」と苦笑いで仰っていました。 その後先輩は順当にその第一志望の企業に就職し、 現在まさにglobalなfieldでご活躍されているようです。 就活が始まり、外資志望のカタカナ乱発系学生がちらほらと周りに増えてきたので、 思い出してカキコしてみました。     子供のしたことだから 子供だから~ 子供のしたことだから~ を免罪符に近所でやりたい放題の馬鹿親数名 子供も勿論猿、野猿 洗濯物汚されたり花壇掘り返されたり勝手に家に入られたりと被害はしょっちゅう それでも子供が子供が~で有耶無耶にされてた 昨日も他所の家のガラス割って説教されてたが親が有耶無耶にしようとしてた 「子供のしたことだからぁ~いう事聞いてくれなくてぇ~」 ごめんの一言も言えない馬鹿ママにキレた被害者の一言 「子供の躾も出来ないなんて親の程度が低すぎる」 その一言で過換気起こすほど一人の馬鹿ママが泣いた 苦しんでるのにだーれも助けないどころかしらーっとした様子で白い目で見るだけ そんな状態がショックだったのかあたふたする馬鹿ママ仲間 救急車呼んで!って騒いでたけどだーれも呼ばず解散 やっとご近所での自分たちの立ち位置を理解したのか今日の土曜はとても平和でした (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   道行くOLのヒールが段差でカンッと鳴った 昨日の夜遭遇した 家の前で缶コーヒー飲んでたら、道行くOLのヒールが段差でカンッと鳴った それに近くを歩いてた酔ってたっぽい大学生4人が絡みに行った 「今こいつ俺ら威嚇したぜー」「マジでーぎゃはは」みたいな感じ ちなみに大学生全員ガリヒョロ眼鏡、OL痩せてはいない体系 OLもスルーすればいいのに「驚かせてすみませんでした」とか謝ってた しかし加速するガリヒョロ集団、取り囲むようにして「聞こえませーん」とか言い出して しまいにはOLが下げた頭をパンって感じで一発はたいた 手出すのはいかんだろう、助けに入るか、と思うが前にOLがキレた はたいた奴の胸倉掴んで「なめてんじゃねーぞ、クソガキ共が」 ガリヒョロ「手出していいのかよ!?」←すでにびびってる OL「おめーから手ぇ出したんだろうが、一発は一発だろ、なぁ?」でナイスボディブロー ガリヒョロ集団完全戦意喪失、転びながら逃げる奴初めて見たわ OL、こっち向いて「見なかったことにしてください^^」あいよー、で帰って行った いいボディブローだった、ぜひうちのジムに入って頂きたい     研修中の名札付けたレジの子 関東のとあるスーパーで買い物して、五つあるレジに並んでた。 俺・おっさん・お姉さん(会計中)の順だったんだけど、レジの子が新人みたいで研修中の名札付けてた。 遅いなーと思ったらそのレジの子がアワアワして何かミス?したみたいだった。 お姉さんは別に何言うでもなくニコニコして「大丈夫ですよー、落ち着いて。」とか声かけてた。 新人の子の横にいるベテランらしきおばちゃんは代わってあげるわけでもなく 「はぁ?、早くしなさいよ。」とか急かすことを言っていて、余計にアワアワ。 そしたら俺の前のおっさんが「チッ、早くしろよ!どんだけ待たせんだよ!いい加減にしろよ!急いでるんだよ!」 みたいなことを新人の子に怒鳴って、新人の子も半泣きでずっと「すみませんすみません」って謝ってて、 気分悪いなーと思っていたらお姉さんが、 「は???すんませんなあ??!私がこんな買い物してもうたからこの子焦らしても?て!ほんな急いではるんやったら他のレジ並んだ方がええ思いますよー?横に立ってるだけのおばはんも新人の子になーんも教えへんみたいやし!ほうした方がよろしいわ!」 (多分こんな感じだったと思う。関西弁わからないけど) っておっさんに返した。おっさん顔真っ赤にしてレジにおいてたカゴそのままにドスドス帰って行った。 ベテランのおばちゃんも真っ赤になりながら「こここうして」って新人の子に教えてた。 会計中に新人の子がお姉さんにお礼言ってたけど、お姉さんは「いや、出過ぎた真似してすみません。これからも頑張ってね。」ってまたニコニコしながら返事してた。 格好良かったけど、ちょっと怖かった。     姉ちゃんの習い事のことで大揉め 俺じゃなくて祖母の武勇伝 まだ俺が実家にいた頃、姉ちゃんの習い事のことで大揉めに揉めて家族会議に発展した日の夜 「親には子供に意見を押し付ける権利がある!」 って主張した母を 「じゃあお前の母である私は今からお前に意見を押し付ける。お前は死ぬべきだ」 って刃物を突き付けた祖母 「はっきり言って私は身勝手な人間だ。お前が今まで生きてこられたのは別に私とお前の父親が情け深い人間だったからじゃない。 子供にも大人と同等の人格と権利があるという前提を忘れなかったからだ」 みたいなことを言った祖母 実の母親が刃物突き付けられたというのに、俺は祖母の堂々とした態度に心底スカッとしてしまった もう祖母もいないし姉ちゃんは出ていったし、実家に帰る気はない   【厳選】スカッとする話 一覧 【傑作選】スカッとする話 一覧
スポンサーリンク

スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

カタカナを使いまくる外資系のテンプレのような人 私ではなく、大学の先輩の武勇伝ですが……。 先輩(男)は帰国子女で英語ペラペラ。 しかし普段それを見せびらかすことは全くなく、物凄く謙虚。 帰国子女にありがちな英語を話せることだけがアイデンティティーという人ではなく、 学業全般において優秀で人望もある温厚な先輩でした。 そんな先輩が三年生になり就活を始め、とある外資系の企業にインターンに参加した時のこと。 会社の雰囲気自体は悪くなかったそうですが、そこの社員の一人がとにかく カタカナを使いまくる外資系のテンプレのような人だったそうです。 「この世界はウチのファームに限らずアップオアアウトだから」 「バリュー出せないことにはまあ、当然ウチには残るのは厳しいよね」 「何事もクライアントファースト。わかってる?」 「イシューの特定はできた?」 「ファクトは? リサーチ足りてるの?」 「クリティカルシンキングできないとウチでは使い物にならないからね?」 などと終始このような調子だったそう。 参加者は皆黙々と仕事をこなしていたそうですが、 その社員さんの高圧的な態度と物言いに辟易していたようです。 そしてインターン最終日。 参加者たちがお世話になった社員さんたち一人一人に挨拶をしていると、 例の社員さんが出て来て、またカタカナ乱発開始。 その社員さんのご高説の詳しい内容は聞きそびれてしまいましたが、 とうとう先輩も我慢ができなくなったそうで、 「○○さん、この度は丁寧な御指導頂き大変ありがとうございました。 インターン参加者としてのpoint of viewから一言だけ進言させて頂きたいのですが、 ○○さんのvocabularyはまだこのindustryに居ない私たちにとってはmake senseしないケースが多々あり、 またaccurateではないintonationで使用されていることも多く、globalなfieldで活躍されているであろう ○○さんには少々似つかわしくないように思えました。 ○○さんのlanguage skillは疑う余地もありませんが、 strangeなintonationやvocabularyで国内外のclientをconfuseさせないためにも、 今後はnational languageを使用されるのがbestなsolutionであるように思います」 と、流暢な発音でにこやかに述べ、そのまま退出したそうです。 先輩は不採用を承知でこのように意見したそうですが、 後日なぜか内定を告げる電話がかかってきたらしく、 「第一志望の企業のインターンが好感触だったから辞退しちゃった」と苦笑いで仰っていました。 その後先輩は順当にその第一志望の企業に就職し、 現在まさにglobalなfieldでご活躍されているようです。 就活が始まり、外資志望のカタカナ乱発系学生がちらほらと周りに増えてきたので、 思い出してカキコしてみました。     子供のしたことだから 子供だから~ 子供のしたことだから~ を免罪符に近所でやりたい放題の馬鹿親数名 子供も勿論猿、野猿 洗濯物汚されたり花壇掘り返されたり勝手に家に入られたりと被害はしょっちゅう それでも子供が子供が~で有耶無耶にされてた 昨日も他所の家のガラス割って説教されてたが親が有耶無耶にしようとしてた 「子供のしたことだからぁ~いう事聞いてくれなくてぇ~」 ごめんの一言も言えない馬鹿ママにキレた被害者の一言 「子供の躾も出来ないなんて親の程度が低すぎる」 その一言で過換気起こすほど一人の馬鹿ママが泣いた 苦しんでるのにだーれも助けないどころかしらーっとした様子で白い目で見るだけ そんな状態がショックだったのかあたふたする馬鹿ママ仲間 救急車呼んで!って騒いでたけどだーれも呼ばず解散 やっとご近所での自分たちの立ち位置を理解したのか今日の土曜はとても平和でした (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   道行くOLのヒールが段差でカンッと鳴った 昨日の夜遭遇した 家の前で缶コーヒー飲んでたら、道行くOLのヒールが段差でカンッと鳴った それに近くを歩いてた酔ってたっぽい大学生4人が絡みに行った 「今こいつ俺ら威嚇したぜー」「マジでーぎゃはは」みたいな感じ ちなみに大学生全員ガリヒョロ眼鏡、OL痩せてはいない体系 OLもスルーすればいいのに「驚かせてすみませんでした」とか謝ってた しかし加速するガリヒョロ集団、取り囲むようにして「聞こえませーん」とか言い出して しまいにはOLが下げた頭をパンって感じで一発はたいた 手出すのはいかんだろう、助けに入るか、と思うが前にOLがキレた はたいた奴の胸倉掴んで「なめてんじゃねーぞ、クソガキ共が」 ガリヒョロ「手出していいのかよ!?」←すでにびびってる OL「おめーから手ぇ出したんだろうが、一発は一発だろ、なぁ?」でナイスボディブロー ガリヒョロ集団完全戦意喪失、転びながら逃げる奴初めて見たわ OL、こっち向いて「見なかったことにしてください^^」あいよー、で帰って行った いいボディブローだった、ぜひうちのジムに入って頂きたい     研修中の名札付けたレジの子 関東のとあるスーパーで買い物して、五つあるレジに並んでた。 俺・おっさん・お姉さん(会計中)の順だったんだけど、レジの子が新人みたいで研修中の名札付けてた。 遅いなーと思ったらそのレジの子がアワアワして何かミス?したみたいだった。 お姉さんは別に何言うでもなくニコニコして「大丈夫ですよー、落ち着いて。」とか声かけてた。 新人の子の横にいるベテランらしきおばちゃんは代わってあげるわけでもなく 「はぁ?、早くしなさいよ。」とか急かすことを言っていて、余計にアワアワ。 そしたら俺の前のおっさんが「チッ、早くしろよ!どんだけ待たせんだよ!いい加減にしろよ!急いでるんだよ!」 みたいなことを新人の子に怒鳴って、新人の子も半泣きでずっと「すみませんすみません」って謝ってて、 気分悪いなーと思っていたらお姉さんが、 「は???すんませんなあ??!私がこんな買い物してもうたからこの子焦らしても?て!ほんな急いではるんやったら他のレジ並んだ方がええ思いますよー?横に立ってるだけのおばはんも新人の子になーんも教えへんみたいやし!ほうした方がよろしいわ!」 (多分こんな感じだったと思う。関西弁わからないけど) っておっさんに返した。おっさん顔真っ赤にしてレジにおいてたカゴそのままにドスドス帰って行った。 ベテランのおばちゃんも真っ赤になりながら「こここうして」って新人の子に教えてた。 会計中に新人の子がお姉さんにお礼言ってたけど、お姉さんは「いや、出過ぎた真似してすみません。これからも頑張ってね。」ってまたニコニコしながら返事してた。 格好良かったけど、ちょっと怖かった。     姉ちゃんの習い事のことで大揉め 俺じゃなくて祖母の武勇伝 まだ俺が実家にいた頃、姉ちゃんの習い事のことで大揉めに揉めて家族会議に発展した日の夜 「親には子供に意見を押し付ける権利がある!」 って主張した母を 「じゃあお前の母である私は今からお前に意見を押し付ける。お前は死ぬべきだ」 って刃物を突き付けた祖母 「はっきり言って私は身勝手な人間だ。お前が今まで生きてこられたのは別に私とお前の父親が情け深い人間だったからじゃない。 子供にも大人と同等の人格と権利があるという前提を忘れなかったからだ」 みたいなことを言った祖母 実の母親が刃物突き付けられたというのに、俺は祖母の堂々とした態度に心底スカッとしてしまった もう祖母もいないし姉ちゃんは出ていったし、実家に帰る気はない   【厳選】スカッとする話 一覧 【傑作選】スカッとする話 一覧

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スッキリ
kaidanstをフォローする

コメント

error: Content is protected !!