短編 – 本当にやった復讐【5】
いびり社員
自職場に前の部署で陰湿ないじめをやらかして一人女の子を退職させた社員が来た
要するに厄介払い
しかし、そいつはまったく反省をしていなかった
職場のリーダーである私の指示にはほとんど従わず大きな声で私を罵った
私がそいつより年下であるにもかかわらず指示を出されることが気に食わなかったらしい
要するに私が次のターゲットになったのだ
毎日いびられ体重が5キロも減った
だが私は耐えた
なぜならそいつは私の直属の上司と仲がよかったからだ
私には時間が必要だった
まず始めにその社員がいびっているパートさんや派遣さんたちを徹底的にかばった
彼女たちがいびられるときには私が敢えて矢面に立った
案の定彼女たちは私に対して好意的な態度を取り、自分たちをいじめる社員を忌み嫌った
ここが第一段階
次に、これは私にとっての幸運だったのだが
件の社員は仕事ができなかった
普段威張り散らしている割にはミスが多い
もちろんその場で叱り飛ばすなんてことはしない
その代わり裏では上司にはきちんとミスの報告をした
他の誰かがやらかしたミスもそいつがやったことにして
仕事に厳しい上司は次第にそいつを疎みはじめる
親しげなよび方から呼び捨てに変わった
私は時期が来たと感じた
ある日、いつものように私をいびりはじめたそいつに対し
「そんなに私のやり方が気に入らないならてめぇでやってみろや!!!!」
と声を荒げた
そいつは逃げた。普段あんなに強気なのに
だが私は逃がさなかった
襟首をつかみ引きずり倒して「ほらやってみろよ!」と脅す
涙目になっていたが誰も助けには来なかった
周りにいるパートや派遣は冷笑を浮かべてその様を見ていた
ついには上司に向かって助けを求め始めた
だが上司は「いいから仕事しろよ。納期間にあわないだろ?」とだけ答えた
そいつはその後三日会社を休んだ
三日後出社し何もなかったかのように周りの子に話しかけようとするそいつに私は言った
「三日休んだら頭にリセットかかるのか?おまえのメモリーファミコン以下だな」
そいつは泣いたが当然誰も助けには来なかった
その後社員は転属を何度も願い出るが、前の部署で散々やらかしていたため
どこにも受け入れてくれる場所がなくなっていた
明日はちゃんと会社にこれるかな?
目薬
泥酔して暴れまくって家族をひととおり
殴るというほどよい運動で爆睡中の父の目に
スポイトでキッチンハイター垂らしたった
一応薄めたけど
翌日、病院に行った(私が)
肋骨2本折れてたwww
父の目はなんか視界が白っぽくなったらしい
糖尿病にそういう症状あるみたいよ?と
脅しておいたwww
あと、父の部屋の押し入れに
防虫剤の振りしてバポナ入れたったwww
発がん性物質がたっぷり移った布団で
毎日ぐっすり眠ってた。
そんな父も肺がん発症。でも肺がんは初期で
死因は肺気腫だった。なんか納得いかない。
他の家族もまぁそれなり
残った傷跡で目立つものというと
兄は3度のやけど
姉は鉛筆顔面貫通痕
私も鼻が一部不自然に凹んでるw
何かあるたびにきっちり診断書は
取ってたが使うことは一度もなかったな……
警察は「民事不介入」で何もしてくれねーぉ…
父の酒に気管支拡張剤を混ぜるのだけが
密かな楽しみだったが肺気腫だったので
逆に楽にしてやってたのかもしれん
悔しいぉ
ラストチャンス
不愉快な話なので見たくない人は注意。
数年前、某県の山道を飛ばしていた時の事。
突然、目の前に若い女性がふらふらと出てきた。
急いで急ブレーキをかけたので無事だったけど、時刻は深夜で山の中。
死ぬほど驚いてよく見ると、幽霊ではなくて生きた女性だった。
見かけは派手だったけど歳は自分と同じくらいだし、
疲れきっている様子だったので話を聞いてみると、
彼氏とドライブ中に喧嘩して置いていかれたらしい。
携帯も財布も彼の車の中だし、山中で人もいないので困っていたそう。
気の毒に思って一緒に乗せていってあげようと思い、助手席側のドアを開けて気が付いた。
彼女は学生時代に私を虐めていた張本人だった。
向うも間近で顔を見て気づいたのか、急ににやにやとして、
「やだ!あんた○○?あーやっぱり○○だ!」とはしゃぎだした。
ずかずか入ってきて、これあんたの車?○○の癖に良いの乗ってるねとか、
こんな時間に一人って彼氏いないの?いるわけないよね○○だしwと言いたい放題。
私はこいつのせいで今でも悪夢を見るほど苦しんだのに、
こいつは幸せに生きて虐めた私の事なんか綺麗に忘れてたんだな。
そう思ったとたんに腹が立ってきて、彼女を怒鳴りつけて外へ追い出した。
私が反抗したのを見て最初は驚いていたけど、
非常用のハンマーかざして脅したら、急に泣き出した。
今更泣かれてもどうでもいいので、そのまま彼女を置き去りにしてその場を離れた。
それっきりまた悪い夢を見たと思って忘れていたんだけど、
最近になって彼女が数年前に亡くなっていた事を知った。
某県の山中で複数の人間に・・・・、殺された後捨てられていた。
地方紙にも載ったので調べてみると、事件が起きたのはあの日の後だった。
犯人はまだ見つかっていない。
自分があの日乗せていってあげたら、彼女は生きていたんだろう。
でも可哀想とは思えず罪悪感も湧かない。
それどころか犯人ありがとうと思ってしまう。
悪いとは思えないけど、自分がひどい人間になったのは分かる。
一生誰にも言う気はないし、懺悔もしない代わりにここへ吐き捨てていく。
コピペにレスしちゃうけど…。
ようはその虐めっ子、ラストチャンスを与えられたわけだ。
しかも自分が虐めてた子に巡り逢わされて、過去を清算し、自分を省みる機会を。
危険な山道で彼氏に捨てられるって尋常じゃない。
何故自分がその状況におかれたのか?
それを考える頭がないから、命の恩人になりえた人に感謝もしない。
試されたのは、虐められっ子ではなく、間違いなく虐めっ子の方。
難癖つけられて嫌がらせ
派遣社員として勤めて三日目で社員に難癖つけられて嫌がらせされるようになった
その件を親身になって上司が相談に乗ってくれてたが
これ以上やっていくのは無理と退職の旨伝えた途端手のひらを返したように冷たくあしらわれるようになった
頭にきたので次の新人のための引継書を丁寧にこれ見よがしに完成させ、退職日前日にこっそり捨ててやった
退職日の帰りは満面の笑みでさようなら
こっそり上司の方を見るとかつて私の机だったところをなにやらお探しの様子w
派遣会社の担当には引継書作って机に入れておいたと嘘の報告
ざまぁみろ
退職までの間にその上司に「営業の○○と出来てる」などのありもしない噂流されたりしたからこれくらいいいよねw
カード破産寸前
旦那と結婚するよりさかのぼること数年前。
ばかな男にひっかかり、いっぱい貢いでお金も貸して支払えなくなりカード破産寸前までいった
仕事は続けられたので、分割払いで済んだけどカードは持てなくなったし持ちたいとも思わなくなった
(これも家族、旦那には秘密だけど)
私に金がないと知った男は離れた。
お金を貸したことも、本人の中では貰ったことになっていた。
強引に取り返す方法はいくらでもあったが、返済に追われていてあまり自由に使えるお金がなく、泣き寝入りかなと思っていた。
が、男には私と同時進行で別の女がいたことがわかった。
私が貸した金が、そのままその女に使われていたことも。
二人が私から離れたあとも続いていたことも。
なので、最初は腹立ちまぎれに彼らが関係する業界に関するネットの掲示板に、あることないこと書きまくった。
書いてくうちにノってきて、家のPCやらネカフェやら実家のPCやら駆使して、一見信憑性の高そうなデタラメ(5%くらいの真実を混ぜて)を書いた。
どこからか便乗してくる輩もいて、あきらかなデタラメを振りまきはじめた。
その評判が本人たちの耳に入ったのかどうか…
男も女もすっかり信用を失い、ひっそりと田舎(東北と九州)に引っ込んだ。
結婚したという話は聞かない。
男と女の仕事の関係各位にその書き込みをプリントアウトした紙やら怪文書やらを送りつけたのが直接の原因だったかもしれない。
ついでに、女が関係していた会社の不正行為も偶然知っていたので関係部署に通報したら、倒産してしまった。
倒産の件は当時その業界では話題になり、犯人探しも必死に行われたらしいのでこれまた墓場まで持って行く秘密になった。
その後、私の借金返済が終わる頃に今の旦那と知り合い交際開始。
あれが厄落としだったのかと思うくらいとんとん拍子で結婚して子供にも恵まれた。
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