『マンションの苦情』など 短編10話【1】修羅場 – 本当にやった復讐の体験談

『マンションの苦情』など 短編10話【】修羅場 - 本当にやった復讐の体験談

 

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短編 – 本当にやった復讐 修羅場編【1】

 

生まれてすぐ敗血症になった

私は生まれてすぐ敗血症になり、新生児期は何度も生死の境を彷徨ったそう。
本当にもうダメかも・・と身近な親戚が呼ばれること数度、でもなんとか生き延びた。

「このヤマさえ越えれば・・」
と言われていた時期を乗り越え、容態が安定し、医者から「もう大丈夫です!」と言われた時。両親や親類の喝采の中、父の母は

「命根性の汚い子ねえ。本当にもう大丈夫なの?私もうすぐ同窓会があるのよ。行けない理由が孫の葬式だなんて、なんだか年寄りくさくて人に言えないわ」

と言い放ち、両親と絶縁になった。

余談ですが、私はこの話を高校時代になるまで知らず、父の母は「ひどい事故を偶然目撃してしまい精神を病んでしまった。だから会えない。事情が事情なので、父方に祖母がいるとか、人に話したりもしないように」
と聞いていました。

高校の頃、父の母が大病し、連絡が入る。
ここで初めて真実を知り私はパニックに・・。

父の姉が連絡をしてきたが(ちなみに、父に姉がいたことも知らなかった・・)、要は過去を水に流して地元に戻り介護をして欲しいという話だった。

両親は当然突っぱねたが、父の姉はしつこかった。
果ては、親がやらないなら孫(私)がやるべき、父実家に住んで大学もそこから通え、とまで言い出したらしい。
自分は足が悪くて無理!の一点張りだった。

ついに電話で父の母と直接対決することにした両親。
私は自室にいたんだけど、父のすごい怒鳴り声が聞こえてきてびびっていた。

私の名前が何度も聞こえてきたのでついリビングに向かってしまったんだけど、母が泣きながら
「命根性の汚いババアね!もう死んで!死になさいよ!今すぐ死んで!!」
などと叫んでいて心臓止まるかと思った。

実はちょっとだけ、突然降ってわいた身内の話にほだされそうな自分もいました。
ひどい話と分かってはいたんだけど、自分に記憶はないし、父の姉は情に訴えてくるし、
両親のことを「そこまでしなくても・・」と心の片隅で思ってた。

でもあの瞬間、母が泣き叫ぶ異常事態を見て、そういう考えが100%吹き飛んだ。
私には「うちの親は真っ当な人間」っていう絶対の自信があるから。

両親の断固拒否姿勢は変わらず、加えて突然硬化した私を見て、父実家は諦めた。
介護費用だけは父がかなり出したけど(1000万くらい)、父の姉は一族じゅうに「一円ももらっていない」と吹聴し親族間でかなりの借金をしたらしい。
(この嘘は結局父の母葬式時にバレて大揉めしたらしいが、父は葬式にも呼ばれず、親族達もいまさら父の味方をするのもイヤだったらしくうやむやにされた)

あの修羅場の夜の詳細を両親は決して教えてくれなかったけど、最近、留守録用のテープを見つけてしまった。
ピンときてこっそり聞いたら、やっぱりあの夜の電話の録音だった。

私は本当に「命根性の汚い恥知らず」と呼ばれていた。
「あの恥知らずが今まで生きていたことは許してやる。その代わりこちらによこせ」
とか、気の遠くなる内容だった。

そんな人間の血が自分に混じってると思うたびに、ちょっと心の中が修羅場になります。でもやっと自分の中で「本当に片付いたな」とも思いました。
予想以上のクソで落ち込む反面、妙にホッとしてる不思議な心境です。
捨てた罪悪感が雲散霧消したんだろうな。

 

ゲームキャラをくれくれされた妹

被害者はうちの妹。かなり年が離れててまだ学生。
加害者は妹の元先輩で、同じ部活だった。1児の母。以下A。

妹は同人やネットゲームをやっている。
と言っても生活や学業に支障はない程度だし、ひきこもってるわけでもないし、何の問題もなかった。

その妹が「お姉ちゃんあのね」と暗い顔で相談に来たのでどうしたんだろうと思ったら、Aに恐喝されていると告白した。

外出先でAとばったり会った時、妹の趣味を知っているAが「今もオタクやってるの?」と聞いてきたのがはじまり。
そこで妹がネットゲームをやっていると話したら、興味を示して自分もやりたいと言い出したので、妹はAにゲームの設定の仕方などを教え、しばらく一緒にゲームをして遊び方のレクチャーもしたそうな。

その後すぐ、夜に遊ぶ妹と、夜は旦那が家にいて遊べないというAでは時間が合わなくなったので、半年くらいネットの中で会うこともなく平和に過ごしていた。

ところが妹が相談して来た日の三か月くらい前に、Aが電話で「あんたのキャラをクレクレ」して来た。
キャラの譲渡はゲームの規則で禁止されているとかで、妹は断った。
しかしAはしつこく電話とメールでキャラのクレクレを続けていた。
Aのクレクレを要約すると。

・妹はAより長くゲームをやっているので、ゲーム内で貴重なアイテムを持っている。
・しかしそのアイテムは、ゲームの仕様で他人に渡したりできない。
・だからキャラごとクレクレ。
・レベルの高い妹のキャラをクレクレ。
・自分のキャラのレベル上げをする時間がない、だって忙しい主婦だから。
・あんたは学生なんだからいくらでも時間がある、また新しくキャラを育てればいい。
・ゲームを紹介したあんたには私の面倒を見る責任がある。
・人に親切にするといい事があるよ、オトコとか紹介されちゃうかも☆(妹にはもう彼氏がいる)

妹は断り続けていたが、ネットゲームをしている最中に、妹に不愉快なメッセージが届くようになった。
Aからではなく、何人もの知らない人の名前で大量に届くので、妹はゲームの運営会社に通報した。
しかし運営会社は「不愉快なメッセージをシャットアウトする機能があるので、それを使用してください」だけで終了。
妹は嫌になって、ずっとゲームをしないで過ごしていたらしい。
するとAから「最近ゲームやってないでしょう、もったいないからキャラで遊んであげる」とメールが。
無視し続けていたら、クレクレのテンプレのメールが大量に送られてきて、ほとほと疲れた妹は私に相談した。

私としても「それは無視して受信拒否にしておけ、ネットゲームはしばらくするな」としか言えず、妹もその通りにしたのだけど、Aはメアドを変えて「受信拒否してんじゃねーよ」とまた妹にメールしてきた。

これはストーカーだろうということで、「次にメールしてきたら警察に相談する」とメールを返させたのだが、これにファビョったAが自爆して、
「私はネットゲームで姫と呼ばれているんだよね」
「自分を守る騎士が何人もいて、彼らは自分の命令なら何でも聞く」
「お前に嫌がらせメッセージを送ったのもそいつらだ」
「そいつらにお前を×××させるから!」
「嫌なら私の命令に従ってキャラをクレクレ、慰謝料クレクレ、こないだ会った時につけてたアクセサリーもクレクレ」
という洒落にならない内容になったので、さくっとAの実家に報告。

Aの両親は半信半疑で、こちらの言うことをAに確認してから連絡しますとだけで追い返されたのだが、その後Aから妹に「ちくってんじゃねえよこの××!!!!!殺す!!!!!」というメールが来た。

もう一度Aの実家に報告するため電話したが、誰も出ない。
これはもうだめかもしれんね、ということで、次にAから連絡が来たら問答無用で警察に行こうと決め、両親にも事情を説明。

当たり前といえば当たり前だが、慌てた両親は「そんな危ない遊びをするな!」と妹にネットゲーム禁止令を出そうとし、妹は「こんなおかしな人先輩くらいしかいないわい!」と反論し親子喧嘩。(でも、結局ネットゲームはやめたそうだ)
ここまでがクリスマス前の話。

昨日、死人みたいな顔色のAの両親が、Aの旦那と一緒に我が家を訪問。
三人で土下座してお詫びされた。

Aはネットゲームで知り合った男性に、ネットゲーム内で使うお金やアイテムをクレクレしており、既婚者ということを黙って男性プレイヤーと実際に会い、不倫行為をして貢いでもらっていたらしい。

Aの送ったメールを家族がチェックしようとしたらものすごい勢いで抵抗したので、怪しんで無理やり見たら……その手のメールがたくさん出てきたんだとか。

Aは離婚が決まって、Aの両親も自分たちが甘やかしたせいだからと、Aを実家に帰らせないで一人で生活させることにしたと語った。
子供はどうするのか心配になったが、それは向こうの問題なので聞かなかった。

しかし、たかがゲームのことで現実の幸せを失うってどんだけ頭悪いんだろうな……。

 

高校大学の友人の結婚式

高校、大学とずっと友人のAちゃんの結婚式の話。

Aちゃんの披露宴で初めてあったAちゃん姉が凄く美人で皆どよめくほどだった。

しかも、頭も良くて研究職についていて、学会などで世界を飛び回る才女。

当然、周りの男ども露骨にお姉さんばっかり見たりしていた。

Aちゃんは「いつものことだし」とニコニコ笑って高砂に座っていた。

キャンドルサービスの時、新郎新婦が回ってきたときに同じ席の男友達が

「Aちゃん!お姉ちゃん紹介してっ」
と声をかけた。

気心の知れた仲間だったので

「今日の主役はAちゃんなのに失礼な奴~」
という感じで笑いになったんだけど、何故かそこで新郎が突如暴走しだした。

「いや、俺が紹介してほしいくらいだよ~。結婚するなら姉ちゃんのほうにしときゃよかった(笑)」

一瞬テーブルの周囲が凍り付いて、同時にAちゃんの顔も凍りついた。

ヤバイと思い回りが

「いやいやAちゃんのドレス姿もかわいいじゃん」
「そうそうお似合いだよね~」
とフォロー。

ところがKY新郎がさらに暴走。

「だって、見た目も頭もおっぱいも全部姉ちゃんの方が上なんだぜ?なんか俺、はずれのクジ引いた気分だよ」

この一言で新婦はぼろぼろと泣き出し、密かにAちゃんを好きだった男友達が新郎に殴りかかり宴会場は修羅場となった。

頭冷えてる友人が二人を取り押さえ、介添えの人が新婦を誘導して一旦退場させ、余興を前倒しするなどして何とかその場を収めたものの、その後雰囲気は白けたまま。

しばらくして戻ってきたAちゃんも必死で笑顔をつくろうとするものの、失敗して涙ぐみ、何度も申し訳無さそうに私たちにむかって頭をさげていた。

しばらくして、この二人が入籍することなく別れたことを聞き、お祝いは全額返還された。

「酒の勢い」で通そうとした新郎親族と、「いくらお酒の勢いでも許せない」といった新婦側親族。

Aちゃん姉の友人である弁護士が動いてくれたようで、披露宴のお金その他は新郎もちになったとか。

余談ですが、この時新郎に殴りかかった男性とAちゃんが5年後結婚した。

彼にしてみれば10年越しの片思いが実ったというめでたい話でもある。

祖父の家に泊まりに行った

20代の時失業したので、田舎で一人暮らしをしている祖父の家に泊まりに行っていたら、祖父が階段から落ち、入院した。

漁師の祖父に船を、水屋(家の一階が半分海に繋がっている家。うちでは倉庫に使っていた)に、入れるように頼まれた。

何度も手伝っていたので(俺も船舶免許有り)了解して、船を動かした。

舟止め場からいったん沖に出て、迂回して水屋を目指したが鈍い回転音がしたと思ったらエンジン停止。

かろうじて手動で舵が効く状態になり、どんどん沖に流された。

遠洋用の漁船ならともかく、祖父のモーターボートには無線も無い。

慌てて発光信号を送ったが既に岸から8kmは離れている。

4時間ほどたち、小さな島の傍まで流されたので必死にオールで漕いで岸に着けた。

船を固定し、島中歩いてみたがどう見ても無人島。

手持ちは、煙草とライター、腕時計、晩飯に買った弁当とカップ麺、2㍑のお茶。

船の道具入れに、ヤカン、合羽、裁縫道具(網を修理する用)、薬各種、ナイフ、工具があった。

あと、釣り道具は当然ある。

それからサハイバルですよ。
こつこつエンジン直して自力脱出するまで5日間。

祖父は「見舞いに来ないなー。交通が不便な場所だし仕方ないか。退院するときは迎えに来るだろう」
と呑気に構えていたらしい。

地域の人は、みんな俺が船を水屋に入れたと思っていたし、姿が見えないのは祖父の看病に病院に行っていると思っていたらしい。

船の学校出ていて本当に良かった。
エンジンいじる知識を教えてくれた先生ありがとうございます。

遭難したら、まずは水の確保。
そして体力温存しつつ救助を待つ。

出来れば船影を見つけたらSOS信号を送る事。

当時ちょっとニュースになって、顔や名前が出たので少しフェイクいれてますが、上記はほぼ実話。

ちなみに、救助されてないんです。
エンジン直して自力で生還しました。

海水を沸かして、弁当の入っていたコンビニの袋を裂いて広げ蒸留水を集めたり、魚や貝を食べて生き延びました。

合羽は重要!あれが無かったら体温奪われて衰弱していたはず。

 

不幸な結婚式

多分、不幸な結婚式になったであろう、という式なんだが…

職場の後輩から式の参加の打診を受けた。

その時に、立地が微妙なので当日車で来て欲しいといわれた。

送迎バス代をケチるつもりだなぁ~wと苦笑いしながらOKをした。

前日、突然後輩から「明日少し先輩にお願いしたいことがあるので、早めにきてもらえますか?大体○時頃で良いので…」
と1時間以上早い時間を指定された。

受付は別の奴が頼まれてるし、突発で何か余興でも頼まれるんだろうか?と不審に思ったものの、まぁ、段取り悪い後輩だししょうがないか、と承知した。

そして当日、式場についたら突然紙を一枚渡されて

「じゃあ先輩、今から○○駅にいって×人拾って、こっちの駅で△人拾って…」
と何故か送迎の指示をうけた。

「いや…あの、俺、今日妹の軽できたからあと3人しか乗らんのだけど…」
というと驚いた顔で

「なんで軽なんかできたんですか!エルグランド乗ってるって自慢してたでしょ!」
といきなりキレた。

「妹が友達とでかけるからエルグランド貸して変わりに妹の軽借りてきたんだよ」
というと

「ああああああ!!計画が全部めちゃくちゃだ!楽しいですか?楽しいでしょうね!他人の結婚式めちゃくちゃにして!!」
と怒り出した。

さすがにコレは理不尽すぎると思い

「わるかった。じゃあ俺は用が無いみたいだから帰るわ」
と帰ろうとすると

「ちょ・・・先輩が帰ったら誰が送迎するんですか?責任とって何往復でもして送迎してこれなきゃ困りますよ。大体、その後のカメラは誰がやるんですか」

「カメラまで俺にやらせるつもりだったんか…」

あきれ果てて「タクシーでも捕まえてもらえや」とだけ言い残して、さっさと帰った。

その後、その式が実際どうなろうと知らんわ、と思った。

後日、他の出席者から、当日来るはずのゲストがこぞって遅刻してきたこと。

何をトチ狂ったのか、自分の上司にカメラマンを頼んで怒らせて、上司も結局出席せずに帰ったこと。

その上司のスピーチをうめるために親族にスピーチを頼んだのがしどろもどろで、どうしようもなかったこと。

新郎が一日中拗ねた顔でまったく盛り上がらなかったことなどを報告され、二次会で俺の名前を具体的に出して暴言を吐いていたことも報告された。

 

学生時代の同人仲間に再会した

仕事が落ち着き何年かぶりに地元に戻った時、学生時代同人仲間だったAと久しぶりに再会した。

傍らに小さな男の子がいたのでもしやと思い

「子供さん?」
と聞くと売れしそうに

「うん!今年で4歳」
と答えた。

男の子は人見知りなのか、まったく顔を上げずにしたばかり見ている。

「飴好き?」
と聞くと下を見ながらも

「好き」
と答えたので、Aに了解をとってひとつあげると、おずおずと受け取って口に入れて舐めていた。

ずいぶんおいしそうに舐めるのでお腹すいてるのかなと思い

「今日はお母さんとどこかに行ってたの?」
と聞いたら、子供が言う前にAが

「遊園地と水族館に行って、これから旦那と合流して晩御飯なの」
と答えてきた。

すごいねぇ、そんな一気に行ったらくたびれたでしょ、と子供さんに聞いたらまたAが

「えーママと一緒だからどんなところでもいけるもんねえ」
と答えた。

その様子に不振に思いながらも、人見知りな子供をAがかばっているだけなのかもと思いなおし、そこで別れた。

何カ月か後、また地元に帰った時に会った別の友人にその話をしたら、かなり焦りながら教えてくれてわかったこと。

その時Aが連れていた子供は、Aが何カ月もストーカー行為を働いている男性の息子さんで、私が彼女と会った日、Aは家族の監視の目をかいくぐり息子さんの通う保育園に向かい「代理で来た」と言葉巧みに先生をだまして子供さんを連れ帰ろうとしたらしい。

その家に連れて帰る途中私と会い、「息子だ」とでっちあげ信じ込んだ私を見て、母親の気分に浸っていたらしいが、家に帰るとそこにはAがいないことを察知した家族が呼んだ警察が待ち構えていてあっさりと御用になった。

その後、Aは今までの所業と合わせて危険と判断され、檻つきの施設に送られたそうだが、ごく最近その施設からも脱走し、その時私や友人たちにこんなメールをよこしてきた。

「○○(Aが勝手につけた子の名前)、あの子供は彼の傍にいつくあの女に代理出産して産ませた、正真正銘私の子」

「○○の体を調べれば、あの子が私と彼の間にできた命だとわかる」

「全てはあの女が悪い死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」

「今すぐにあの子を返して。母親が息子を求めて何が悪いの!」

学生時代優しくて子供好きだったAはどこへ行ったんだろう。

施設には連れ戻されたらしいが、今でも監視の目を盗もうと必死らしい。

自分でも作り話であってほしいと思うが、これ全部本当の話。

頼むから、自分がしでかしたことの重さに気付いてくれと願わずにはいられない。

 

独身時代の話

独身時代に人を殺してしまったこと。

仕事帰りの深夜に恐喝というか、強盗というかに因縁を付けられて殴られた。

やっとの事で組み付いてヘッドロックして動きを封じたら、ナイフで尻を刺された。

刺し殺されるという恐怖のあまり全力で首を絞めたら、すぐに相手が動かなくなった。

でも、恐ろしくて通報で駆けつけた警察官に引き離されるまで絞め続けていた。

傷害などの前科がある相手で、ナイフで刺されていたこともあり、正当防衛にはなったが、嫁にも子どもにも一生言わない。言えない。

刺された尻の治療で入院していたら、当時付き合っていた彼女のご両親が見舞いに来て、
「人を絞め殺すような恐ろしい男に娘はやれない。わかってくれるよな」
と、言われた。

とっても良くしてくれた優しいご両親だったので、わかりました、としか言えなかった。

だから、退院後もこのことは誰にも言えず、知っているのは親兄弟のみ、だった。

昨夜、実家の母に当時の周囲の様子を尋ねた。

職場の上司や兄嫁の実家には最低限の情報は伝わっていたようだが、皆知らぬふりをしてくれていた。優しい人たちだった。

驚いたのが、実は嫁さんがこのことを全て知った上で結婚してくれていたという事。

結婚前に実家に嫁さんを連れて行ったとき、母が全部話していた。

息子は捨てられるかもしれないが嫁さんのために言わなければ、と母は考えたらしい。

嫁さんは多少驚いた様子だったが、全てを聞き終わった後に、

「私が聞いたという事は秘密にして下さい。彼が知られたくないのなら知らない事にします。でも、いつか安心して私に話してくれる日が来ると信じています」
と言っていたらしい。

昨夜は子ども達を寝かしつけてから、あらためて事件のことを嫁さんに話し、今まで黙っていたことを謝り、嫁さんに抱きしめられながら一緒に泣いた。

私はこの人と結婚して本当に幸せだと思う。

 

妹のいじめの話

妹の話。

小学校時代、同級生に精白とまではいかないけど、普通学級についてくの精一杯、動作や話し方も鈍いという子がいた(以下A)。

近所だったので、いっしょに遊んで、登下校もいっしょ。

妹は面倒見がよかったから、先生からもいっしょに組まされたりしてた。

折りしも中学校はいじめまっさかり。
A親はAがいじめられるにちがいないと心配して、うちの妹といっしょのクラスにしてくれるよ学校にねじこみ、かなった。

妹は多少うんざりしつつも、しょーがないと思って、他に仲のいい子といっしょのグループをつくってそこにAも入れていた。

それでもやっぱりAはいじめっこグループに目をつけられ、何かっちゃ絡まれてて、妹はかばってたらしい。

ついに、Aはグループ4、5人に体育館裏に呼び出され妹は単身飛び込んで、庇って帰ってきた(妹は気が強くて口が立つので、完全ドキュじゃなかったいじめっこグループはそれでびびったらしい)

それでいじめっこグループは今度は妹をターゲットにした。

つーても妹は怖いので直接的な手出しはできない。

なので、妹の仲良しグループの子を一人一人脅かす形で引き抜いて、自グループに取り込んで妹を孤立させる作戦。

妹は1ヶ月ほど泣き暮らした。
学校行きたくないとも言っていた。

腹が立つことにあれだけ庇ったAもいじめグループに入っていた。

でも1ヵ月後、一番仲のよかった子が「やっぱり妹が好きだから」と戻ってきてくれた。

それで妹は立ち直り、他の子もそれから謝って戻ってきた。

最後にAも何食わぬ顔で戻ってこようとしたけど、妹は許さなかった。

他の子はともかく、Aのことは許せなかったらしい。

その後何度かAは謝り、Aの親も出てきて、うちの親にとりなしてくれるように言ったらしいが、妹の嘆きようを見ていたうちの親も「妹の判断ですから」と言って何もとりなさかった。

Aはいじめっこグループからも追い出され、孤立した。登校拒否になったとか聞いたけど、知らない。

マンションの苦情

私は住んでいるマンションの役員(持ち回り)をしている。

最近、極度にペット飼い(しかも同じ人)への苦情が多くなった。

臭い、五月蝿い、犬を共用の場所に放していたので追いかけられた、襲われそうになったetc

最初は悪質飼い主としてこちらも調べ始めた。が、何かおかしい。

・洗濯物に臭いが付く=2件隣までは臭わない、というよりそのお宅の前を通っても臭わない

・犬を放牧している=階が違ってるよ?

・襲われて怪我した=噛まれたら、まず医者と保健所は?(行ってない)。診断書は?(無い!)

・これが証拠!と腕を出す=それ、素人目に見てもネコの引っかき傷。

・臭いが臭いが!=その割には毎日洗濯物干して、しっかり布団まで干してますよね。

調査中に、「悪質飼い主」さんの弁護士さんから連絡が来た。
証拠と言うか、酷い嫌がらせの実態に全員ビックリ。

「悪質飼い主」さんの両隣&そのもう一軒隣が結託していたらしい。

・お子さんに対して「臭い!あー臭い!バカ!氏ね!」と暴言を吐く。

・子供に対して言うな、文句は親に言ってくれと言われると、早速飼い主奥さんに「臭い!何この臭い!出歩くな迷惑!」と会う度に言う。

・隣の男性が奥さんに、酷いセクハラ発言(臭いんだよババァ、テメェ風呂入ってんのか?犬じゃなくて、テメェのま○こが臭うんじゃねーの?俺が確かめてやるよ。おら、さっさとパンツ脱いで股開けや、確認してやるからよぉwww)

・奥さんがいくら訴えても「原因を作った方が悪いんじゃないですかぁ?」

とうとう、奥さんが耐え切れなくなって録音開始(上のは録音の奴)
弁護士に訴え出たらしい。

これはいくらなんでも、という事で弁護士さん同席の元、話し合いスタート。

何故こんな嫌がらせを?の問いに。

隣1(ババァ):一度ベランダから隣(犬飼家)を覗き込んだら、犬に吼えられた。ムカ付く。回覧板の日付を訂正された事がある。生意気だ。

隣(セクハラ男):おばさん達に言われて仕方なくやった(ここで婆達と仲間割れ戦争勃発)やっているうちに、怯える顔とかを見ていると、段々面白くなってきた。仕事のストレス発散にもなって、ちょうど良かった。

隣の隣(婆、元凶):子供もいて夫婦も仲良さそうで腹がたった。幸せそうだったので、何が何でも叩き潰してやろうと思った。

もうね、頭痛い。

特にセクハラ男は未遂だけど、犬飼奥さんを押し倒して…だったんで、旦那さん、怒り心頭で刑事告訴も検討中とか。
(レコーダーに侵入&強姦未遂がバッチリ取られていた)

先走って片方の言う事だけ聞いて「悪質飼い主を追放せよ!!」とかデカデカとエントランスに張り出し&掲示板で攻め立てた。

理事長にもなんらかのお咎めがあるらしい。
だから止めとけって言ったのに…。

相手が気に入らない&鬱憤晴らしで小学生みたいないじめをする、あの3人の神経がわからん。

犬飼奥さんのわんこも見てるけど、いい犬なんだよ。奥さんもいい人。

最近、げっそり痩せてしまって、どうしたんだろうとは思ってたんだけど。

ちなみに、隣1ババァとセクハラ男は、つい最近引っ越してきたばかり。
ヘンな奴が越してくると、本当に頭が痛い。

でも、ここまで大騒ぎになるまで気付けなかった自分の神経もわからなくなる。

一つだけ、良い事。

セクハラ男がレイーポしようとした時に撃退したのが、例の犬。

いつもは大人しくて、小さい子に尻尾引っ張られようが耳掴まれようが「うきゅ~ん…」しか言わない犬なのに、見てた証人さんによれば体中の毛を逆立てて、「ウガウオォォォォォ!!!」と吠えたけって奥さんを守ったらしい。

腰抜かしたみたいで、這いずって逃げてたってw

犬飼家のわんこの株は急上昇中です。

 

某1000円カットの理髪店

髪の毛が伸びたので、某1000円カットの散髪店にいって簡潔に

「~のような髪型バランスにして下さい。」
と頼んでカットしてもらっていたが、思った髪型にならず

「◯◯の部分をもうちょっと切って下さい」
と要求したら頭の形がどうのこうの言ってハサミを入れれば切れる髪の毛はあるのに断られ、

「最初の要望より短くなりますよ?」
って言われたので、

「構いませんので切って下さい」
って言ったら

「いや『構わない』とかじゃなくて(頭の一部分を指差して)このラインを揃えて切ってるんで」
と切ってくれないので諦めて、最後に

「じゃあ後頭部を刈って下さい」
とお願いしたら、不貞腐れたのかバリカンで頭にぶつけるように乱暴に刈られて心底ブチ切れかけたので、中途半端な髪型だったが他の並んでいたお客さん達も数名見ていて恥ずかしく不快だったので、

「もう結構です。ありがとうございました。」
と言って帰宅したが怒りが収まらず店頭にクレームの電話かけたら、その時の店員さん本人が出た(笑)

相手は気づいていたと思うが、まぁいいっかと思い正直に

「切り手の理屈で切ってもらってるんじゃない、切って欲しいからお伺いしカットして頂いたので、あなたの理屈で部分カットを断られて不愉快でした。二度とそちらに伺う事は無いと思いますが、参考にして下さると嬉しいです。」

と伝え、素直に謝ってくれたので良しとしました。

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