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タクシーの怖い話『池上本門寺の裏』|厳選・怖い話名作まとめ

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タクシーの怖い話『池上本門寺の裏』|厳選・怖い話名作まとめ 車・タクシーなど乗り物系
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池上本門寺の裏

 

それは、今から数十年前。未だ、首都高が開通してなかった時代のお話しです。
とある日同乗で乗った先輩の実話。

未だ、梅雨が明けきらない7月初め深夜3時過ぎ、その先輩は、そろそろ帰るかと第1京浜を五反田から横浜方面に流していたそうだ・・・・・

池上近辺にさしかかると白いコートを着た女性がすっと手を挙げた・・・・
脇に車を止めドアを開け
「どうぞ!」「どちらまで?」と聴くと
その女性は、「横浜外人墓地まで」と
細い声で言ったそうな。

当時、あの辺りから横浜は美味しかったそうな。

 

その先輩は、「おお、これで今日は上がりだな」
と考えながら車を走らせたそうな。
「良く降る雨ですね」と
愛想話を話しかけても返事はない。
ちらっとミラーを見ると白いコートが見えてる。

「変な客だなー、寝てるのかな?まぁいいか」

とひたすら目的地に向かって走ったそうだ。
そろそろ、目的地も近くなり
「お客さん、どの辺りですか?」と声を掛けたが
返事がない・・・・・
不審に思い車を路肩に寄せて後ろを振り返ると
座席の上に風呂敷包とコートだけが・・・・・

「うわー、幽霊だ・・・」と

青い顔をして営業所へ一目散に逃げる様に帰ったそうだ。
おびえるその先輩に仲間達は
「どうしたんだい?幽霊でも乗せたか?」
「の、乗せてしまった・・・・・・」とドアを開けて
その状況を説明していた。

 

営業所に逃げる様に帰った先輩は顔面真っ青
後部ドアを開け仲間と恐る恐る荷物を見た。
「唐草模様の風呂敷包みとびっしょりと雨に濡れた白いコート」
のぞき込んでいた同僚が一言
「池上本門寺の裏か?乗せたの?あそこ出るんだよな」
輪を掛けたようにみんなが騒ぎ始めていた。

其処に1本の電話が・・・・・

事務所にいた当直がその先輩を怒鳴る様に呼んだそうだ。
「おい!お前、池上の裏でお客さん乗せたろ!」
「それが幽霊だったんですよ」と先輩
「馬鹿!お前横浜と聴いて喜んで走っていったそうだが
お客さん、「もう一つ荷物が有るから待って」と言ったそうだぞ。
そしたら、荷物とコートを乗せて行ってしまったと今電話が来たぞ。

そうなんです、先輩お客さんの言葉が耳に入って無くて
お客さんを忘れてそのまま行ってしまったという
タクシーにまつわる怖いお話しでした。

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