お寺や神社にまつわる怖い話【全32話】 – 洒落怖 短編集

お寺や神社にまつわる怖い話【全32話】 - 洒落怖 短編集 短編

参拝の時間

聞いた話では、
神さんは早朝とかにしかおられないらしい。
(他の時間帯は眷属さんがいるのかな)
だから、ここ一番、本当に祈願したい場合は、
朝5時くらいのすがすがしい時間帯とかに
参拝するといいらしい。

が、もちろん確かめたことはない。

夜は人以外の存在もお参りする、圈族がお掃除しにくる、などという意見もある。
でも夜にこそ真の顔を見せる神社もある。
夜間参拝が禁止されている場合も多いけどね。

神社に夜に行ってはいけないのは、一日のケガレが溜まる→綺麗にする時間だから、と聞いたことがあるなあ。
だから本気のお参りは明け方~早朝がいいとか。

 

立ち入れない

京都に住んでいた時、色々な寺社仏閣に行ってた。
上賀茂神社、伏見稲荷、松尾神社、大石神社に天満宮、妙心寺に金閣寺
その他小さなところまで、市内の地図の神社マークが殆ど塗りつぶせるくらい。

桜で有名な平野神社に昼間行った時のこと。
最初に摂社の猿田彦社にお参り、次に隣の稲荷さんに…稲荷さん…
ってなんでか判らないけど立ち入れないよΣ(゜д゜)アラヤダ!
不可視の柔らかな球形のナニカ弾力性のある壁のようなものがある。
気のせいだと思い、もう一度すぐ隣の猿田彦さんに。入れる。
さっきのはなんかのエラー、と思って入ろうとするが、やっぱり入れない。
5分くらい格闘していたけど、どうにもこうにも入れなかったので諦めて
後は本殿だけお参りして帰ってきた。

その後、他県に引越しして家の近くのある場所を通ると猛烈な頭痛が。
何かと思って周りを見ると、お稲荷さんが。
どうも平野神社さんでの一件以来、お稲荷さんとは相容れない体に
なってしまったようだ○| ̄|_

神社でオカルト話を自分が体験するとは思っても見なかった。

 

三つ巴の紋

球形の?なら見たことある。
熊野の山奥にある有名な神社で神主さんが祝詞をあげておられたんだけど
そのお社の真上に雲のような靄のようなものがちょうど三つ巴の紋のように
直径5m位の玉を描きながらグルグルと回っていた。びっくりして
「なにあれ!」と声を上げるとパッ!と散り散りに消えてしまった…

縁切り神社

何かあったわけじゃないけど、栃木県にある縁切り神社。ちゃんとした名前があった気もするけど忘れた。
絵馬がかけられる場所があって、表面には、病気と縁切りたい等、わりとそれらしい絵馬が多い。
裏面にかかってる絵馬がやばかった。誰々死ねとか、殺してやるとか、絵馬に釘が刺さりまくってるのとかあって人間の怖さがつまってる感じがした。
行った時は確認できなかったが、わら人形が木に刺さってる事もあると地元の友達が言ってた。
町中にある。あと蚊が異様に多いので行きたい人注意。

 

スサノオ

神社にも相性があるのか、俺の知り合いはスサノオ系が駄目。
というより、お参りさせてくれないらしい。
そこの神社はちょっと遠くにあるのだが、

1回目。行ったらちょうどお祭りの準備してたのでお参りを遠慮した。
2回目。行こうとしたら、天気が悪くなって雷まで鳴り始めたので
行くのを断念。
3回目。行く途中で事故にあって、腕骨折。

なんかだんだんエスカレート??
もう行くのやめとけと言ってるし、本人もあきらめてる。

神社って出雲系と伊勢系があるんだっけ?
系列が違うのかもね。
お稲荷さんが駄目(嫌われてる)って人は時々聞くけど。

 

祠の中

うちの母方のばあちゃん家は真言宗の寺で、庫裏の裏にお屋敷稲荷(って言うのか?)の祠が三つある。
で、以前寺の改修工事の時に、祠の中を覗こうとしたバカ職人がいたんだと。祠の扉を開けようとした時、大きなとげが左手に刺さっちまって、気味が悪くなって覗くのは止めたそうな。
でも、お狐様はやっぱお怒りだったらしく、その晩から左手はぱんぱんに腫れ上がり、高熱も出て酷い状態になった。事情を聞いた親方が、あわててお神酒を持って謝りに祠に参拝したら、症状は治まった。

母ちゃん曰く『霊験あらたかなお狐様だからね~。(涼しい顔)』

小学生の時、覗こうとして止めといてよかったと、つくづく思った俺・・・。

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