恥ずかしくて死ぬかと思った体験 – 短編10話【41】 – まとめ

恥ずかしくて死ぬかと思った体験 - 短編10話【41】 - まとめ 恥ずかしくて死ぬかと思った体験

 

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恥ずかしくて死ぬかと思った体験 短編10話【41】

 

 

1

 

夜中のコンビニで立ち読みをしていたときのことです。
急にオナラがしたくなりました。スカシっぽかったので、やってしまったところ、爆発音がコンビに中に響きました。客は私だけだったので言い訳できない。
もうあのコンビニには逝けません。家から一番近いのに。

 

 

2

 

10代の頃。田舎者の私は街中の美容院にめちゃ緊張しながら入店。
受付で訊かれた事にただハイ、ハイと答え、順番が来た。
担当の美容師さんは優しいお兄さんで気さくに話しかけてくれて、私が三つ編みが下手で、などと言ったら仕上げに可愛く結ってくれた。
すっごく嬉しかった。

ところが……支払いの時、お金が足りない!
田舎者の私はシャンプーが別料金なのを知らず、受付のシャンプーとカットでよろしいですか、の問いにハイと答えてしまったのだ。
真っ赤になりながら事情を話して、この後友達と待ち合わせだから友達から借りて払いますと言ったらお兄さんは頭をぽりぽりかいて
「うーん、今いくらある? それだけでいいや」と言ってくれた。
感動して涙が出そうだった。

2時間後。
その店に忘れた通学鞄を取りに再びドアを開けるのは大変勇気がいりました。

 

 

3

 

昔、バンキングシステムのシステムエンジニアをやっていた。
バブルの頃で第三次オンラインと言われ、バンキングシステムは新サービスの連発で、徹夜仕事も年がら年中。

その夜も俺は、午前4時ぐらいまでマシンルームで仕事をしていた。
この日は連日の仕事疲れが出たのか、徹夜の友のエスタ○ンモカを飲んでも、眠さが取れない。

「う~ん、ダメだ。少しだけ寝よう」と思ったのだが、マシンルームは室温21度の設定なので、マシンルームで寝たら風邪をひく。
かと言って、オフィスで寝たらヌクヌクと朝まで起きないだろう。

そこで、ユーザーのオペレータ室で寝ることにした。
夜中なのでオペレータは来ないし、ちょっと暖かいし、女性オペレータが使う膝掛けまである。
膝掛けを拝借し、グッスリ寝込まないように硬い机の上で仮眠をした。

夢の中にいると後輩に揺り起こされた。
「○○さん。今、オペレーターの女の子が、この部屋に入ったら悲鳴を上げて、出てきたんで様子を見に来たんですが・・・・」

眼が覚めた俺は、自分の股間が見事にテントを張っているのに気がついた。
しかも時間は8:00。オンラインを立ち上げる時刻。

それ以来、俺のことをオペレータの女性達は、「ボッキー」と呼んでいると、仲の良い男性オペレータが教えてくれた。

 

 

4

 

彼が忙しくて深夜デートが続いていた頃、美容院でカットしていたら居眠り。
ハッと目覚めたら、口元から垂れたヨダレが糸状になって、ケープに繋がっていた。

どうしよう、そうだ、鼻水ってことにするんだ!と思い美容師さんに「風邪気味で・・ティッシュ貰えますか?」といったものの
あの痴態を見られていたらバレバレ・・・

 

 

5

 

右の鼻の穴から鼻クソが顔を出しているのに気付かずデートしてた。
彼女があまり僕の顔を見ないはずだ・・・

 

6

 

一日中家で寝ているとお腹が空かない私。
その空きっ腹のまま、夕方近所の銭湯へ。
身体も洗ってシャンプーもして、すっきりとお風呂から上がり
タオルで身体を拭いていると、急に気分が……。
動悸が早くなり、目の前もチカチカ。このままではヤバイ!
そうだ、ちょっと目をつぶってみよう……。

何か違和感を感じで目を開けると、私は脱衣場の床に見事にぶっ倒れていました。
それもすっぽんぽんで!。回りには心配そうに私の顔を覗き込む、顔、顔、顔。
もう気分が悪いのなんてどこへやら、恥ずかしくてとにかくもうこれは夢だ夢なんだと思い、もう一度目をつぶって再び開けましたが夢ではなく現実でした。
幸い、どこかのおばちゃんが身体にバスタオルをかけてくれていましたが、全裸で倒れたことには変わりなく、そのまま逝ってしまいたいほどでした。

おばちゃんが「大丈夫、救急車呼ぼうか?」と言ってくれましたが、こんなことで救急車に乗って更に生き恥をさらしたくないので、「いえ!大丈夫です。すいません、ご迷惑お掛けしました。」と言い、速攻で洋服を着て逃げるように帰りました。

当時18歳のうら若き乙女にはあまりにもな出来事で、その後1年はその
銭湯に行くことができなかったです。
今思い出しても死ぬほど恥ずかしい。

 

 

7

 

腹痛で自宅の便所に篭ってる時に呼び鈴が鳴って「今それどころじゃねーんだよゴルァ!」って無視してたんだけど、その日家の改築工事で職人
さんたちが来ることになってたの忘れてたの。
で何人かが便所のある裏庭にまわって来た気配がして何事かと息を呑んでたら、突然「カツーン」って音がして壁に斧がめり込んできたんです!!声もでないくらい
驚いて私は何を思ったかまず鍵を閉め便所の蓋を閉じたんです。
そして次の瞬間めりっと音がしたかとおもうと壁が無残に剥がされ私のあられもない姿が男衆の前に・・・消えてしまいたかった。

 

 

8

 

友達とプールで、浮き輪の穴に尻をのせ、ゴムボート気分で浮いてた。
横転しそうになったので、足を付こうとするとケツが穴にはさまって立つことが出来ない。

浮き輪が裏返しに…でも勢いが良すぎてそのまま元に戻り、それでも勢いは衰えずまた裏返しに…ってのを5、6回繰返した。
今でも、水中から何度も現れる私の必死な顔を思い出し笑いされてます。

 

 

9

 

忘れもしないあの夏の出来事。
遊園地に併設されたプールに出かけた私。 スライダー系の滑り物が多数ある中、水の流れる斜面をウレタンシート(?)に腹ばいになって滑り落ちる、という
アトラクションに挑戦。
そこにはスタートの時に思い切って身体を投げ出さないとシートだけが先に行ってしまう羽目になるという落とし穴がありました。

チキンで運動オンチの私は当然シートに置いて行かれ、そのまま頭を下にして後を追うように流されて行きました。
その様子は順番を待つ人たちにしっかり見られ、それだけでも恥ずかしかったので、さっさと行こうと立ち上がったら、なんと大ショック! 水着の肩紐がずり落ちていて、胸が半分コンニチワしてしまっているじゃないですか?!

「うぉ~?!」とどよめく周囲の人間の視線を降り切るように走ってその場を逃げましたが、今思い出しても恥ずかしくて顔から火が出そうです。

しかも友達にその事を打ち明けた次の日、

「ね~、大丈夫大丈夫! 彼氏もお父さんも言ってたけど、方乳見せてる女の子がいたら誰も顔なんて見ないってさ! 良かったね♪」
となぐさめられ(?)鬱。

良くねーよ! しかも何人に言い触らしてんだよ! キー!

 

 

10

 

東京日本橋駅の長い階段を抜けるとそこは滑落だった。
正座をし両手を膝に乗せたまま滑り落ちる女子高等学校生(当時。私)。
前に手をつないで降りていくカポーがいた。
アブナイ、ドイテー!
と私が叫ぶと、びっくりして手を離した二人の間を私は滑落していった。
あぶないのはオノレじゃ。と自ら心中で突っ込んだが、あまりの恥ずかしさに
一番下までついた途端何事もなかったかのようにスックと立ち上がり歩き出した。

ちなみに暗闇のバス停そば、スポットライトのごとく電灯の灯る歩道橋から
やはり正座したまま滑落したこともあり。
最終バスだったので乗車拒否?もできず、何事もなかったかのように乗り込んだが
バスの中では「ほらあの子よ、みてストッキング」「やだ」「かわいそう」というささやき声が充満していた。

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