【優しい話】『具合が悪い時』など短編10話【4】 – 心温まるちょっといい話 まとめ

【優しい話】『具合が悪い時』など短編10話【4】 - 心温まるちょっといい話 まとめ 優しい話

 

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優しい話 短編10話【4】

 

 

1

落とした財布が届けられていて、受け取った日に
財布を落としました。
届けてくれた人に申し訳なくなって泣きそうでした。

でも、再び落とした財布は
またもやこんな間抜けな人間の所に帰って来てくれました。

通算3回も、心やさしい素敵な方に拾って頂いた財布なので
違う意味で失くせないものとなりました。
明日財布買いに行こうと思います。

 

2

駅から家に帰る道中
すれ違い様に小学生から「こんにちはー」と挨拶をされた
あまりにも意外だったために「あ、ああ…」としか反応できなかったが嬉しかった
試しに俺も数人の小学生に挨拶をしてみると自然に「こんにちはー」と返してくれた
小学生のおかげで良い気分になれた帰路だった

 

3

先週、近所で梅祭がやってたから、嫁と娘連れて行ってきた。
満開の梅の前のベンチに二人を座らせて写真を撮ろうとしたら、通りがかったカップルの女性が
「撮りましょうか?」って声をかけてくれたよ。
みんな梅に夢中で頼めそうもない雰囲気だから、3人で写真を撮るのは諦めてたとこで、本当嬉しかった。
いい人っているんだな。

 

4

親切をした方だけど、 歩いていて狭い一車線にワンボックスカーで入って来た車があって
他人の自転車が無造作に停められていて邪魔だろうと思ったので
さっと脇のギリギリに押しやったら
窓を開けて顔を出して礼を言ってくれた

親切をした以上に、ちゃんと礼をしてくれる人は嬉しい

自転車に乗ってて、止めて避けて車に優先で行ってもらう時、ほとんどシカトで
軽い会釈する人(高齢者男性はする率高い 主婦は皆無に等しい)すら少ないから

 

5

1年前。
前日からかなり風邪気味でゴホゴホしながら出勤。
どうしても休めない仕事が残ってて、なんとか終わらせて帰宅。
駅で電車待ってるときに
具合悪いのがピークに来ちゃって、咳は止まらないし寒気はするしで、
ホームのベンチでちっちゃくなってたら
「大丈夫ですか?
これ使って下さい。」
と自分の上着を
差し出しながらお兄さん登場。
「今、暖かい飲み物買ってきますね」
って言って
レモンティーを頂きました。乗る電車も一緒で
自分がおりる駅で
お礼をして上着を返そうとしたところ
「家まで着てって下さい。
いらなければ捨てていいですから」
と笑顔で。

涙でました。
連絡先を聞けないまま
お返しする事も
出来なかったけど
上着、大事に取っといてあります。
あの時のお兄さん、
ありがとうございました。

 

6

高校の時の話
夏に自転車で帰宅中、突然の豪雨に。
駅のホーム前の長い道を、びしょ濡れになりながら必死に自転車を漕いでいると、
ホームから「頑張れよー!!」と男子の声が。
見てみると他校の男子高校生がぶんぶん手を振っていた。

周囲にいる男子高生の友人達から笑い声がもれていたので、からかわれてるのかな?とも思ったが、
びしょ濡れすぎてハイになっていたので、「ありがとう!」と元気に手を降り返した。
男子高生の手がさらに大きく振られたのを確認してから、再び自転車の速度をあげた。
顔も名前も何処の生徒かも知らないが、線路越しに励まされた良い思い出。

 

7

つい最近の事なんだけど寝過ごしてバス停6つくらい通り過ぎた
定期見せて、こっちは○○(本来降りるつもりのバス停)からここまでの分です
と言ったら寝過ごしちゃったんだね、お金払わなくていいよと言ってくれた
礼を言って降りてみたところで帰りのバスが何時間待ちとかで
徒歩一時間はかかる田舎の帰り道、買い物袋を持ってひぃひぃ歩いてたら
後ろから来た知らないおじさんの車が止まって
バスの運転手さんから話は聞いた、そっち方面に行くから一緒に乗ってくといい
と家の近くまで送ってもらった

運転手さん、おじさんありがとうございました
おかげで夕飯はとびきりのごちそうが作れました

 

8

昨日車で信号待ちをしていたら、目の前の横断歩道を自転車に乗ったお婆さんが
フラフラと止まりそうなスピードで横切った。
他の歩行者と同じくらいのスピードで、転びそうだな、危ないな、と思ってたら案の定転倒してしまった。

大きな横断歩道で、真ん中の分離帯を少し過ぎた所で転倒してしまい、信号は点滅を始めていた。
サラリーマン風の男性や若い女なの人など他の歩行者はみんな渡りきってしまって、
こっちも車から降りる事ができない状態でハラハラしていた。

もう間に合わないし、自分ももし青になってもとりあえずブレーキ踏んだままにしようと思ってたら、
渡った人達の中で3人の若い男の子達が走って戻ってきて、
自転車を起こしてお婆さんの手を引いて分離帯まで戻してあげていた。

その子達はパツキンで見た目がいかにもドキュそのものなんだけど、
何度も頭を下げるお婆さんに照れたような笑顔で応えて、
両側ビュンビュン車が通る分離帯で一緒に待っていた。

自分は青になったからその脇を通り過ぎたけど、ああいう若い子でも良い奴は居るんだなーと感心した。

 

9

今日、昼過ぎに起きて良い天気だからワンちゃんの散歩のついでにドラッグストアに行ってきた。
店に入ろうとしたらワンワンと吠えてしまって、急いで商品を選んだけど少し混んでいたから待っていた。
そしたら俺の前に並んでいたおばさんが手で「どうぞどうぞ」としているけど、いまいち状況が理解が出来なくて
(・ω・)?? こんな顔になっていたら、おばさんが「ワンちゃんが待ってるでしょ~」と言ってくれた。

ほんの一瞬の出来事だったけど凄く嬉しかったなぁ~
店員さんにもおばさんにもお礼を言ったけど、優しい人ってゆとりを持っているんだなぁと思いました。

 

10

エレベーターに私と大学生っぽい男性2人。イケメンと普通の人。
シーンとした中、私の腹がグロロロ~キュ~!!
そしたら普通の方の男性がイケメンに「お前腹鳴らすなよ~w」と。
死ねると思ったらイケメンが即座に「ごめんごめん朝が早くてさー」と。
本当にありがとうございました。

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