ほのぼの 和む話『寝ている彼氏の起こし方』など 短編10話【16】 – 心がほっこりする体験談まとめ

ほのぼの 和む話『寝ている彼氏の起こし方』など 短編10話【16】 - 心がほっこりする体験談まとめ 心が温まる話

 

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– ほのぼの - 和む話  短編10話【16】

 

 

ばあちゃんが怖い

公園にいた中学生達の会話

「やべぇ!帰んねーと!」

で一人が帰った後

A「なにアイツ門限あんの?女みてぇダセェ(プ」

B「門限っつーか…」

A「何?カァちゃん怖ぇとか?」

B「じゃなくて、ばあちゃん。約束守らないとさぁ…」

A「虐待とか?」

B「アイツの飼ってるハムスター、勝手にツガイにさせるって」

A「…怖いな…」

A少年の変貌っぷりが笑えた。
その後も、ばあちゃんに

「網戸にセミの抜け殻びっしり」や「水槽に勝手にカエル」

とかやられたらしい。

もっと聞きたかった。

 

 

間違えFAX

裏表間違ってFAX送った事はある。
お弁当屋さんに、電話中に落書きしてた、上司の似顔絵送った。

「○○さんですね。似てますね」

と書き足されて戻ってきた。

 

 

あたためちゃいます!

コンビニのバイトをしていたとき

「あたためちゃいます!」

と言った。
まったく疑問の口調じゃなくて断定的だった。

客(チンピラ風の兄ちゃん)がキョドりながら

「やっちゃってください」

と言った。

 

 

ホットケーキ焼いた

今日の昼にホットケーキ焼いた。

幼い頃に憧れた、某ネズミ兄弟が作ったような
フライパンいっぱいの、でっかいヤツをどうしても食べたくなったんだ。

1枚目が焼きあがったら、背後に妹が皿を持って待ち構えていた。

2枚目が焼きあがったら、今度は母が皿を持って待ち構えていた。

3枚目が焼きあがったら、父が皿とハチミツを持って待ち構えていた。

今度こそ俺の分をと焼いてる背後では、
飼い犬までもが自分の餌皿を銜えてウロウロ。

俺の分、普通サイズより小さいホットケーキになったうえ
飼い犬のおねだりに負け、さらに小さくなったーよ……orz

食ってる姿に和まされたから、今日のところは許してやるけどな!

次なんかないんだからな!バーカ、バーカ!!

 

シャツと娘

暴君で男尊女卑で自己中なうちの父親。

母が父の為に買ってきたタートルネックのシャツに、

「胸ポケットがついてない!」

と怒り出した。

怒っていつまでも母を責める父を見て、
なんとか円満におさまる方法はないかと考えた。

ふと、私が趣味でやってるレザークラフトを思い出し、

父に「そのシャツに革のポケットをつけてあげようか?」

と聞いてみた。

父、キョトンとした顔をしてすぐ
「おお!やってくれるか?!」

とシャツを手渡した。

数時間後、シャツの色合いに合わせた本革の胸ポケットが完成。

父は大喜び。

母も喜んでくれた。

で、父はそれ以来ずっとそのシャツを着てる。

「もう暑いんだから脱いだら?」というのに、
「わしゃこれがええんや」と言って、
自営業のうちに来るお客さんに、
いちいち「これ、娘がつけてくれましてん」と自慢している。

母が買ったシャツが無駄にならなくて、本当に良かった。

 

 

俺再婚決まったんだ

電車内で30代くらいと20代くらいのリーマン

30「俺再婚決まってさ」

20「マジすか、おめでとうございます。次は浮気しちゃ駄目っすよ」

30「当たり前だw俺は前回で学んだ。
で、10月に式挙げるんだけど、出席してくれるか?」

20「10月…俺海外出張真っ只中です。すんません…(´・ω・`)」

30「そっか、残念…(´・ω・`)」

20「ええ、次回ぜひ」

30「てめぇ(#^ω^)」

仲良さそうだったw

 

 

すがもり

もう何年も前の話になるけれど。

生まれて初めて自分で夏コミにサークル参加しようと心に決めた時のこと。

冬に行った友達に頼んで買ってきてもらった一通限りの申込書に、
超緊張しながら鉛筆で下書きし三回見直して上書きして、
また三回見直して、
封する前に怖くなってまた三回見直して(どんだけ気が小さいんだorz)
ポストに投函も怖いんで(どんだけry)窓口行って出したんだけど、

「おねがいしまーす」と係のオネーサンに渡したところで、
オネーサンの真上の天井からスザーッと
バケツを引っくり返したみたいな勢いと量の水が!
ド○フのコントかよ!みたいな水が!

静まり返る郵便局。完全に動きの止まった人間達。
人間、心底驚くとあれな、声出ないのな。

「……あ、あのぅ」

たっぷり五秒くらいたってから、
やっと出た言葉がこんだけだったんだけど、
オネーサンは素晴らしかった。
前髪からパタパタ雫を垂らしながら、
「あ、大丈夫でしたよ!濡れてません!」
って、咄嗟に懐深くに庇ってくれたらしい申込書を見せてくれた。
本当に無事だった。
涙出た。

北国なんで、
雨漏りならぬ氷漏り(すがもり)ってのはよくあることなんだけれども、
後にも先にも、あんなにも豪快なのを見たことは無い。
あの時のオネーサンありがとう。
あの時私は見事に受かった。今更だけどお体お大事に!

 

凶のおみくじ

春先に一緒にお出かけした先で、神社でおみくじを引いたら見事に凶を引いてしまった私。

仕事とかで散々な目に遭っていた頃だっただけに、普段それほど気にしないのに、その時ばかりは凹んでいたら
彼が私のおみくじを自分のに絡めて、一緒に境内の紐に結んで

「オレに半分、凶よこせよ。な?」

って言ってくれた。

嬉しくて思わず泣いてしまったよ。

 

 

寝ている彼氏の起こし方

営団東西線で見たお二人。

彼氏のほうが疲れているらしく、うつらうつらして隣の彼女とは反対側の男性にもたれそうになっていた。
雑誌を読んでいた彼女、無言で彼氏の頭をグッと引き寄せ、自分の肩にもたれさせる。

「彼女オットコ前だな~」

と見ていたら、どうやら降りる駅に着いたらしい。
彼氏は相変わらず起きない。と、彼女が席を立ち、彼氏の耳もとで

「おぎゃぐざ~ん、終点でずよぉ(駅員風ダミ声)」

あわてて飛び起きる彼氏。
笑いながら先に降りていく彼女を、あわてて追い掛けてました。

仲ええなぁw

 

 

父とチワワ

ある日、父が帰って来たと思ったらそそくさと自室に篭った。
いつもなら自室じゃなく茶の間に直行する父だから様子が変だと思い部屋の前に行くと『立ち入り禁止!!』の貼紙が…
ノックをしても無言。
すると「キュ~ン」と子犬の泣き声が聞こえて来た。

父「しっ!!お母さんに見付かったら怒られちゃうでしょ!!」

俺「かぁちゃーん!!とうちゃん犬連れて来てるー!!」

父「ちょっ!!違う!!今のは俺の鳴き声だ!!」

母が階段から駆け上がって来た。

母「お父さん、怒らないからドア開けて」

キキィーとゆっくりドアを開けたらチワワを抱く父の姿があった。

父「拾ったんだもん…可哀想だろ…」

母「何で拾った犬がペットショップの箱に入ってるのよw」

父「(´Д`;)はっ!!」

バレたら拾ったと言えば怒られないと思った父の後ろにはチワワの入ってた箱とペット用品一式と名付けの本(人間用)があった。
ここ最近お小遣を全く遣わず貯蓄してると思えばチワワが欲しかったんだね。
今日もチワワとアヒルさんのおもちゃで楽しそうに遊んでます。

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