ほのぼの 和む話『日本の文房具』など 短編10話【17】 – 心がほっこりする体験談まとめ

ほのぼの 和む話『日本の文房具』など 短編10話【17】 - 心がほっこりする体験談まとめ 心が温まる話

 

スポンサーリンク

– ほのぼの - 和む話  短編10話【17】

 

 

よかったらつかまって下さい

混んでる電車で屈強な男性が華奢な女の子に二の腕を差し出し

「よかったらつかまって下さい!」

女の子は一応お礼を言ってたが迷惑そうだった

 

 

猫を自転車ではねてしまった

猫を自転車ではねてしまった。
そんなスピードを出していたわけではないが、路地から飛び出して来たんで避けられなかった。
猫は「ニャッ!!」と甲高い声をあげて1mくらい吹っ飛んだ。
慌てて駆け寄ると、猫は頭から血を流しぴくりともしない。
息はしているようなので獣医に駆け込んだ。
獣医が言うには「外傷は見当たらないが、後から出血してくることもあるのでとにかく一晩様子を見ましょう」とのこと。
頭から出血と見えたのは、耳が5ミリばかり切れたものだった。

翌日行くと猫はぴんぴんしていて餌をむさぼり食っていた。
治療するほどの怪我は何も無いが、大変不潔なこと、蚤がいること、栄養状態があまりよろしくないことなどを説明され言われるまま猫シャンプーと蚤駆除薬となんか特別らしいフードを購入。

結局飼い主も見つからないまま約1年。
ベッドで仰向けに寝ているコイツは、もしや当たり屋というものではなかったかと疑っている。

 

 

日本の文房具の虜になったアメリカ人

知人のアメリカ人男性。

日本の文房具の虜になり、日本の消しゴムやらボールペンやらを時々アメリカの友人たちに送っている。
これが友人たちにもかなり好評らしく、なにか新しいものを送って喜ばせてあげたいというので、伊東屋に連れて行った。
もう、すっごいはしゃぎっぷり。
歌舞伎とか浅草なんて目じゃないくらいのはしゃぎっぷり。
なにを見ても、コレとコレの違いは何だ?コッチハ?ああコレもイイ!
と子供のように目をキラキラさせて吟味、うるさく騒いではいけないと分かってるので、新しいものを見つけてはヒソヒソ声で

「コレスゴイ!!コレ!ミテミテ!」

と持ってくる。

結局、一日かけてすべて見て周り、色々買い込んで満足した様子。
なかでも一番のお気に入りは手帳。
かなり細かく予定が書けるもので、
「こんなものがあるなんてやっぱり日本社会は急がしいんだね!
これを使いこなしてこそ、現代の日本社会を体験したと言えるね!」

と言いながらぎっしりと予定を書き込んでいる。
これを持ち帰って、友人たちに日本の忙しさを教えたいんだそうだ。
そして書き込みに使っているのは、自慢の消せるボールペン。
色んな人に

「このペンスゴイよ!」

と実演しながら、
時々、手帳の予定も消してしまい、

「Noooooo!!」

となってる所に和む。

 

甥とおばちゃん

3歳くらいの男の子ときれいな女子高生

「○○おばちゃーん」

「しーん」

「しーんとしてる…どうしよう…」

「おばちゃんじゃなくて何て言うんだっけ」

「…でもパパがおばちゃんてゆったからなあ…」

「うん、そうだね。でも呼ぶときはおばちゃんじゃなくてもいいんだよ?」

「でも…パパが絶対おばちゃんて言えってゆったから…困ったなあ…」

「何の嫌がらせだよw」

お兄ちゃんの子供かな?
パパとおばちゃんの板挟みで悩む男の子かわいすぎた。

 

 

ネットブックを買った

先日、自分へのクリスマスプレゼントに念願のネットブックを買いに行った。
ヨドバシのにーさん(´∀` )は、懇切丁寧にあれこれ説明をしてくれたので機種は決定。

しかしネット環境をどうするかで悩む私に

(´∀` )「一見高そうですけど、これ(ああしてこうして)すると、ほら一年で2万強お得!」

(・∀・)「ほうほう」

(´∀` )「今どき、2,3万あったら、韓国行けますよ!」

(・∀・)「なるほどなるほど」

(´∀` )「1年に一度、焼肉天国ですよ!」

(・∀・)「や、やきにくー」

(´∀` )「更にですね、このご契約内容ですと…(ああなってこうなって)ほら、○年後にはこんなにお得に!」

(・∀・)「ほうほう」

(´∀` )「更に、プルコギー!」

(・∀・)「ぷ、プルコギー!」

…気がついたら、契約してました。

ちなみに開通まで1時間待って受け取りに行ったら、受け付けは違うにーさん(´・ω・`)だったのだが
そこにさっきのにーさん(´∀` )が通りかかり、私を見つけると近寄ってきて

(´∀` )「プルコギー!(ガッツポーズ)」

(・∀・)「プルコギー!!」

Σ(´・ω・`)「な、なんすか?!」

(´∀` )「二人だけのひ・み・つー」

と、風のように去って行かれました。
正直衝動買いだったが、後悔はしていない。
…しかし私は、別に韓国にも焼肉にもさして興味はないのだがなあ…

 

 

妹の家の電気が止まったようです

妹から夜10時に電話がありました。

「お姉ちゃんどうしよう電気が止まった。」

「は!?ブレーカー落ちたとかじゃなくて?」

「そういうんじゃなくて。考えてみれば私前引っ越した場所から
電気料関係の手続きしてないことに気づいた。」

「バ カ か !え、じゃあどうするの!?」

「電話したらね、何か料金振り込んだら電気復旧しに来てくれるっていって今それ待ってる。」
「こんな夜に…お疲れ様電気関係の人。」

「電気使えくて暗いから、わずかな希望と共に灯したのにお香って輝かないのね。」

「そりゃ、お香は線香と一緒だからね。」

「だからお土産で貰ったアロマキャンドル灯してるんだけど、
お香と相まって部屋が超いい匂い。なのに暖まらない。」

「そりゃ、東京でこの時期ロウソクだけじゃね。」

「どうしよう本気で段々辛くなってきた。」

「ち、近くのコンビニとかに避難しろ!!」

「あと携帯の充電がヤバイんだけど充電できない。」

「電話かけてる場合かー!!!」

結局復旧の方が来たのは深夜1時。(ご苦労様です)
その後、『あたたかい ストーブあたたかいよ』というメールが届きました。
皆さんも引っ越し関係の手続きはお早めに。
あの子水道も止まるところだったらしいよ。

 

 

黒猫が・・・

旦那に

「今日黒猫がくるはずだから」

と言われ

「ほんと?カツオブシでも用意しとくよ」

と、猫好きなのでウキウキと返事したことがある。

「いや、印鑑でいいから」

…って経験アリだよ、自分orz

旦那も旦那で不思議そうな顔で私を見るんだもん。
笑ってくれればいいのに、いたたまれない気持ちになったよ。
ハハン。

 

親父の待受画面

三年ほど前、うちの親父が携帯を壊しちゃって買い換えた。

「どんな携帯にしたの?見せて」

と言って見せてもらった。
父は携帯には無頓着、仕事で使うから仕方なく契約してますという感じの人間。
そんな訳だからもちろん待受画面も初期設定そのまま、ストラップなんかもつけてない。
いたずら心が疼いて、待受画面をこっそりきらっきらお目目のチワワのどアップ(すごく可愛らしい加工済み)に変えてみた。
まあ絶対直ぐに怒って変えるだろうなーなんて思いながら。
それから一年ほど経過して再び興味本位で父に携帯を見せてもらうと、待受け画面はチワワのまま。

「これもしかしてずっと変えてないの?変えようよこれは変だよ」

と言ったらにこにこしながら

「だって自分の娘がわざわざ俺の為に待受設定してくれたんだぞ!勿体無くて変えられん!」
と言われた。
なんか嬉しかったけどさすがにいい年したオッサンが職場であの携帯を使ってると思うと可哀想に思えてきたので変えてみた。
また悪戯心が疼いて白目剥いたドラえもんだけど。
その待受ももう1年以上父は使っている。気持ち悪いはずだから変えろと言ったら

「だって自分の娘が(ryだからいいんだ!」

と言われた。
そろそろ真面目な待受を探してあげようと思う。

 

 

姉さんは天然

うちの姉ちゃん、すげー天然なんだけど、情報は速いのね。
でも必ずどこかカンチガイしてたりする。

こないだも、姉ちゃんが友達と電話で話してて、その友達が家に来るってことになった。

ウチは入り組んだ路地の中にあるので、ちょっとわかりにくい。

そしたら姉ちゃんが突然

「そうだ!」

って言って外に飛び出した。

電話を切って。
で、ちょっとしたら家に帰ってきて、また電話して言った。

「あのね、パソコンでストリートビュー見れる?
うちの玄関の前に、犬のぬいぐるみ置いてきたー!
それのある家がウチだからねっ!」

 

 

猫に黙ってお引越し

今日、雪が降った。
非常に寒い。
ストーブを点けて部屋をぬくくして過ごした。

ふと、愛猫が暖房の無い二階で寝ていることを思い出した。
二階に行き、キャットハウスの中を確認すると愛猫は熟睡していた。
寒かろうと、ハウスごと猫をぬくい部屋に移動させた。

それから1時間ほど経った頃、猫が起きだしてきた。
ハウスから出て、伸びをして、あくびをして、
そして唐突に「うなうなうあ!?」と声を上げて
焦った様子で辺りをキョロキョロ見回した。
寝ているうちに部屋が変わったことに驚いたらしい。
事態を飲みこめず呆然とする猫の顔に、ちょっと萌えた。

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました