動物の感動する話『猫くじ』など短編10話【5】 – 実話体験談

動物の感動する話『猫くじ』など短編10話【5】 - 実話体験談 動物・ペットの話

 

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動物の感動する話 【5】

 

 

ついやってしまう奇行

冬の帰宅時
玄関の扉を開ける前にコートのフードを被って襟を持ち上げるようにして顔を隠す
その状態で鍵を開けて中に入ると、出迎えに来た犬が怯んで「うをぁん」って変な声を出す
匂いを嗅ぎながら混乱してる犬に向かって、バッと変質者のようにコートの前を全開にする
びくびくびくうっ!って驚いて威嚇してくるのが楽しい
フードが脱げて顔が見えた瞬間に「きゃわんっ」って嬉しそうな声出して走り寄ってくるのが可愛い

たまに旦那に見つかって何してるのって冷静に問われるw

 

 

仔猫集団に囲まれた

大家さん家の仔猫集団4匹に囲まれてしまった
基本良い子達なので一匹を撫で終わるまで待っている
ただ4匹撫でてもおかわり方式で最初の仔猫が
「撫でてくださいな」と戻ってくる
ああ…、エンドレス撫で撫で
お前等、今日は仕事休みだから良いが明日はいくら並んでも無駄だぞ

 

 

(*´д’)「触っていいですかハアハア」

散歩中の犬を発見
でかくて可愛くてカコイイ理想の犬
犬から目が離せない

(*´д’)「触っていいですかハアハア」
(・ω・)「(裏声で)ど、どうぞですワン」

妙な声にギョッとして振り仰ぐと、飼主が申し訳なさそうな顔で赤面していた

たしかに犬ガン見で跪いて手を差し出してはいたけれど、飼主さんに許可をもとめたのであって
犬に許可をもとめたわけじゃないというか、
別に犬のふりしてほしかったわけじゃないというか、
こんな精悍なでかい犬で甲高い裏声はないだろうというか

……次は紳士的に許可を乞うてみせるので許してほしい

 

考えるネコ

事情があって数年行ってなかった祖父の家に行ってみた。
もう祖父はいない家に猫だけがいて、みーんな俺のこと覚えてるらしい。
ハラ減ってるだけかも、と思って猫缶開けて食わせて、満足しても
俺のそばから離れない。本当に覚えてる?と思い始めたら、一番の年寄猫が
ついてこいと言わんばかりにチラチラ振り返りつつ風呂場に向かった。
風呂場で洗面器見て、まだ一緒に住んでた頃、洗面器に水入れて
ふたりきりになって水飲ませてたことを思い出した。他の奴より臆病で
なかなかゆっくり水を飲めないから。俺がいないときは我慢して皆と水飲んでた。

帰りがけに猫の世話してくれてる叔母の家寄って、「あいつメシ食った後
風呂場行く?」って聞いたら、そんなの見たことないって。
やっぱり俺にだけしかしないのか、と思ったら不覚にも涙ぐんだ。
一生懸命洗面器で水飲む横にしゃがんで、ゆっくり飲めよーって待ってて、
あいつが満足すると顔上げて俺のこと、じーって見て勿論何も言わないんだけど。
そういう光景思い出したら何か泣きそう。
猫なんて何も考えてねーよwって言われるだろうけど、でも俺はそう思わないからいいや

 

 

二人旅

だいぶ前だけど夏コミのために青春18切符使って状況した
一番長時間の電車で3時間くらい乗ってた
そのとき向かいの席に学生くらいのお兄さんが座ってて、
両手でプラスチックのケースを持ってずっと微笑んでた
寝るとか本読むとかもせずずーっと動かず微笑んでた

なんだろ、と思って失礼ながら見てたら、ケースの中にハムスターがいた
たぶん帰省する途中なんだろうけど、3時間ずっと両手で大事そうに
しっかりケースを持って微笑んでた

二人旅なんだなと思った

 

 

散歩の後は必ず足を洗う

我が家の犬は室内飼いなので、散歩の後は必ず足を洗う。
父はそれが苦手らしい。

私が居間でテレビを見ていたら、襖がすーっと開いて
犬が顔をのぞかせ、父の声で
「すいませーん…洗ってくださーい…」と…。
襖に隠れて何してんだ、このオサーン。

 

 

猫のシャンプー

お父ちゃんが猫のシャンプーをしてた時
最後の泡流しでお湯をかける前に猫にむかって
「目と耳閉じとけー」と注意してた。
お父ちゃん にゃんこにどうしろと・・・?

 

 

嫌味ったらしくて凄く可愛い

うちの猫、遊んで欲しい時に私がPCやTVに夢中で放っていると
とぼとぼと歩きキッチンに置いてある段ボールによじよじのぼってゆっくりと中に入り
ひと声ちいさく「にゃあ…」と言い箱内に納まる。
その姿が嫌味ったらしくてもう凄く可愛い。

さいごの「にゃあ…」は「いいの?私凹んでるよ?今から引きこもるよ?マジで」みたいな感じで
箱内に沈んでいく顔は目を閉じてなにかをあきらめたかのような表情。
しかし私がおもちゃを持って近づくと(゚∀゚)!てなって、びっくり箱みたいにぴょーん!と飛んで出る。
お前、さっき箱に入るのにも一生懸命な振りしてたくせに一跳びで出入りできるんじゃんw

あーなんでこんなに構ってちゃんで可愛んだろう。
そのくせめったに触らせてはくれないんだ。

 

 

大雨の日に子犬を拾った、

実は以前、捨てられた子犬を拾った、大雨の日。
マックロな子犬
獣医に連れて行って治療、そして看病
で、死んだ。庭に埋めた。生まれ変わったならウチにおいでと思いながら。
ある日、手のひらに乗る様な捨て猫を見つけた。
段ボール猫。
なんか、自分を見てる。
試しにマックロな子犬に付けるはずだった名前を呼んだ。
そしたら、ニャアーだと。お帰り。

 

猫くじ

久々に実家に帰ったら姪姉妹が飼い猫3匹を黙々と布団に押し込んでいた
猫達は黙って大人しく押し込まれていた
妙に慣れている感じでw可笑しかった

押し込み終わると二人でじっと布団を見つめている
しばらくすると黒猫がもぞもぞと這い出してきた

と、姉の方が「やったーーーー!私がチョコアイス~~~~♪」と
叫びながら台所へ走っていった

何かを選択する時の姉妹争いを避ける為に「猫くじ」と称していつもやっているそうだ
黒猫を引けずにバニラアイスになってしまった妹はキジトラにこんこんと説教たれていた

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