短編『百年の恋も冷めた瞬間 – 理不尽編【2】』全5話

短編『百年の恋も冷めた瞬間 - 理不尽編【2】』全5話

 

スポンサーリンク

百年の恋も冷めた瞬間 – 理不尽編

 

復唱

私の言った言葉を自分のもの見たく復唱してることに気づいた。
彼は気づいてない?無意識ぽかったけどね。
テレビみてて食べ物が出る。
私「うわ~ジャンクだなw」
彼「ジャンクすぎw」

私「炭水化物+炭水化物でたw」
彼「炭水化物と炭水化物だろw」

これだとたまたまじゃないの?と思われるかもだけど、
まったく同じタイミングもしくは私の前に言ったことはなかった。
絶対私の言った後に同じ単語?表現を出す。(↑で言う単語はジャンク・炭水化物×2ね)
なんかパクられてるじゃないけど、ちょっとイラっとする。

 

高い

小柄萌えの男性とつきあったときの話
当方身長1.5メートル以下
「小柄が高いところの物を取ろうと背伸びしてる様にときめく」と言われ
身の回りの目についた物全てを高い棚の上に収納された
自分の家なのに何もかも手が届くか届かないか微妙位置に置かれてしまって日常生活に支障。
高い所の物を毎日台に乗って取る日々にイライラがつのって別れた

 

血液型信者

年上で頭が良く、物知りで話も上手だった彼
スゴく尊敬していたのだが、ある日「A型の奴って…、B型は…」などと血液型の話をし始めた
しかも、自分はB型だから変り者で天才肌だから理解されにくいとか“うれしそうに”言い出した
男で血液型信者って…いつもの論理的・哲学的な話はどこにいった?
つまらんこと言うなよ、冷めてしまったじゃないか…

 

誰に対しても

とても優しくて私を気遣ってくれていた彼。

私の事を好きだから優しくしてくれているとおもってた。

ある日スーパーに一緒に行ってお米5キロとその他色々をカゴに入れてレジに並ぶ時に、すいている女の子がレジをしていた方じゃなくて、混んでいる男の子がレジをしている方にならんだ。
スーパーを出た後でどうして男の子の方に並んだのと聞くと、彼は「別に」と言う。
でも女の子の方が早かったのにと私が言うと彼は「女の子にはお米は重いだろうから」と。
レジのバイトなんて、お米くらいいつも持っているだろうし、
私に優しくのも私を好きだから優しくしてくれているんじゃなくて、誰に対しても優しいんだと思ったら冷めた。

 

着メロ

恋とはちょっと違うが、心酔といってもいいぐらいの勢いで憧れていた上司(50代、ロマンスグレー、敏腕営業マン)の
携帯の着メロが湘南ノ風だったことをたった今知った…。
色々なものが、現在進行形で音を立てて崩れていっている。
悲しい。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
百年の恋も冷めた瞬間
kaidanstをフォローする

コメント

error: Content is protected !!