短編『百年の恋も冷めた瞬間 – 家族編【1】』全6話

短編『百年の恋も冷めた瞬間 - 家族編【1】』全6話

 

スポンサーリンク

百年の恋も冷めた瞬間 – 家族編

 

シスコン

少し前に別れた彼氏がシスコンだった。
うちの姉に子供が産まれた話をすれば、『うちの姉ちゃんもいつかは~』。
誕生日に御殿場に行った時、凄く綺麗なイルミネーションを見て『姉ちゃんにも教えてあげよう』(彼姉の嫁ぎ先が御殿場だった)。
秋葉原通り魔事件の犯人が御殿場近辺の人と知るやいなや『姉ちゃんが心配だ』←いや、もう捕まったんですけど\(^O^)/
おまけに実家帰ったかと思えば、姉と2人でアウトレット&漫画喫茶デート。
普段何か話していても、『そういえば俺の姉ちゃんも~』と、超絶姉ちゃんマンセーぶり発揮。
さすがに気持ち悪くなって別れた。

 

 

口が悪い

彼の父親が、ものすごい差別発言を平然と言う人だと知った時。

・「99円SHOPに行く奴なんか乞食と同じ」
(&息子に絶対あんな恥ずかしいところへ行くなと釘刺し)
・中国人を「シナ人」と呼び、あからさまに馬鹿にする
・「子供は殴って育てればいい」

…なんか、…2chの煽りとかなら分かるけど、
いい歳(もう60近く)でこの発言は…(‘A`)ってかなり引いた。

母親の方もすごい口が悪くて、平気で他人とかテレビの芸能人を見て
ブスとか言う人らしい。(本人はデブ)

でも彼は「うちの親ってこんな感じだからさぁ☆(苦笑)」
「親父はカッコイイし尊敬してる」とか言って、全然悪いとも思ってない。
普通そんなこと親が言ったとしても、恥ずかしくて口にできないと思うんだけど。
まぁこんな親二人に育てられたんだから、それが普通と思っちゃうのかな。
そんな両親と聞いていたから、付き合ってる間、一度も実家には行かなかった。
どうせ行ったところで、影でボロクソ言われたんだろうし。

 

 

元彼の母

元彼とは互いの家の家業が同じだったので親も含めて交流があったんだけど
元彼の母はいろんな事に口を出したがる人だった。
元彼の家はいわゆる名家、元彼母の実家も金持ちのお嬢様だったので
いずれは嫁になる(私)ちゃんに色々教えてあげたいって感じ。
これがただの文句付けだけならむかつくんだけど嫌味な感じじゃないし
基本は行儀作法に関する事で教えてもらって損はない事がほとんど。
とは言っても時代が違うのでごく時々は的外れな事もあったけど
こっちが説明すれば「あらそうなの。ごめんね」とあっさり引く。

ある時、私+元彼+私の親族で集まりがあって高い料理屋に行ったんだけど
元彼が寄せ箸とか残した物を人の皿に移すとか露骨なマナー違反をした。
それを見て祖父が「マナー違反、これからはやってはいかん」と何度か注意。
そしたら帰り道で元彼が愚痴っぽく
「今日は細かい事言われてむかついたよwww
また結婚もしてないのにお前のじいちゃんうるさいな~
この調子なら結婚も考えちゃうな~お前ちゃんと言っとけよpgr」

元彼母→私の時はにこにこして見てたのに自分は一度言われただけでむかついて
その上、結婚を餌にできると思っている小ささにすーっと冷めて別れた。
別れ話の時「好条件の俺がフラれるなんて!」と混乱した元彼はぷちストーカー化し
(待ち伏せ&電話が一日数十回。でもあくまで上から目線で「許してやる」)
互いの親まで出てきて話し合う事になり元彼は親に「母さんがいびるから」と
嘘の破談理由を告げていた事が判明、親にめちゃくちゃ怒られてギャン泣き。

最後のギャン泣きで完全に冷めて未練もさっぱり無くなった。

 

 

俺様

元彼31自分20の頃の話

初めて元彼の実家に行った時菓子織り持って挨拶したら、昭和くさwと馬鹿にされた

そして数ヶ月後彼が初めて私の実家へ来た時、玄関先で母と一緒に出迎えたんだけど、「おじゃまします」も「初めまして」も何も言わずニワトリのように頭をカクカクさせてるだけだったのには驚いた
百歩譲って物凄く照れ屋で小心者なら仕方ないと思えたかもしれないけど、普段は俺様ででっかい声で喋る人だったから余計驚いた

彼が帰ってから母に、挨拶くらいはしてほしかったなぁと言われ、ごめんね、私が恥ずかしいから挨拶とかしないでって言っておいたんだよ!と一応フォローしたけど引かざるを得なかった

 

 

シスコン、マザコン

元カレがシスコン、マザコン、ケチくされの口だけ偉そう男だった。

24歳にもなって自分の服買うのにお姉ちゃんと行ってたし、
私とデート中に「姉ちゃん呼んでいい?」とかいって姉ちゃん連れてくる。

仕事で疲れて帰ってきて、生理中でお腹痛くて今すぐにでも寝たいって時に
ご飯作れと要求してきて、上記の旨を伝えて無理だと言うと、
「ウチのオカンはやってくれるのに」とか言う。

美容師やってて「オレは普通のヤツじゃないから」が口ぐせ。
(自称アーティスト気どり)
頭が痛いと仕事休んでるくせにゲームばっかしてる。
それを指摘して「どんなに熱があっても、生活の為に働いてる人だっておるんよ」
と言うと「それはサラリーマンの考えや」とか言いだす。

「そういうのはサラリーマンになってみてから言え!!!
自立すらできておらず、パチンコばっかりやって一人前に稼ぎもないくせに
サラリーマンをバカにすんな!!」と言ったら泣きだす。
なんであんなのと1年近くも付き合ってたんだろう。本当に時間の無駄だった。
まだまだイロイロあるけどwwwww

 

 

全てやってもらってた

彼氏が一人暮らしを始めたが、掃除洗濯一切自分ではせず
お母さんを通わせて全てやってもらってたと知った時。
仕事が忙し過ぎてできない、とかではなく
家事のやり方を全く知らない人だった。
しかも私に対して「○○ちゃんは掃除とかなにもしてくれないんだね、
ってお母さんが言ってたよ。」って彼氏に言われた。
一気に冷めた。
私別に住んでないし、たまに遊びに行くくらいだったんだけど?
別れ話をしたら泣いてた。
今はお母さんと二人で暮らしてるらしい。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
百年の恋も冷めた瞬間
kaidanstをフォローする

コメント

error: Content is protected !!