スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話
兄貴は筋肉隆々
DQN返しだが。
兄貴は野球部で、一見まじめだが筋肉隆々。
また小学校の頃から生徒会長をやるなりして友人もかなり多い奴だった。
中学になったら校区が広がり、中学には同じ小学校の人7割、違う小学校の人3割という割合となっていた。
そんなある日、グラウンドで野球部が練習してたら兄貴のファウルボールが近くでたまってた調子こいたヤンキーの一人に当たりそうになったそうな。(当たってないけどな)
それでヤンキーがキレて、兄貴はその場はちゃんと謝ったんだが、ヤンキー調子乗って、
「あとでボコボコな、お前w」
とか言って、兄貴を呼び出してボコボコにしようとした。
で、後日ありきたりだが校舎裏に呼び出されて兄貴とタイマンするヤンキー。
ヤンキー、逆にボコボコに殴られ鼻血噴き出してたらしい。
さらに後日、ヤンキータイマンで勝てないと知ると、「今度はリンチするぞ」と4人の他のヤンキー集めて兄貴を呼び出した。
そしたら兄貴側15人ほど連れてきてヤンキーども呆然としてたそうな。
結局ケンカにはならず解散した。
後日ヤンキーの親から苦情がきて、俺の兄貴がヤンキーをイジメてるとかいう話に発展してたw
普段から素行の悪いヤンキーだったから教師連中は全くヤンキーを信用せず。
クラスでは「タイマンでボコボコにされて親に泣きついた情けない奴」というレッテルを貼られ、すぐに不登校になったらしい。
それでも兄貴は責任を感じてプリントとか届けてやってたらしいがw
自分から絡んできたくせにいざ負けると親に泣きついたりずうずうしい。
社員食堂で同僚の男女
社員食堂で同僚の男女。
男は綾野剛みたいなクール系イケメン、女は容姿は普通、ピンクとフリル大好き。
女「それでぇ、課長ユミ(仮名)にばっかりお茶頼むんですよう」
男「へえ」
女「・・・やっぱり喪田さんより若いからかなあ?」
男「さあ」
女「・・・それによく子供扱いして頭ナデナデとかやんなっちゃう」
男「やめてくださいって言えば」
女「えーでもお・・・。やっぱりユミって妹系なのかなあ?」
男「さあ」
女「ユミうちの課で一番若いしぃ」
男「あのさ、若さ以外にも自慢できる物作っといたほうがいいよ。みんな平等に年とるんだから。」
女「・・・」
自分は真後ろにいたんだぜ・・・。
女は
「ユミちゃんは若いだけじゃなくてかわいいからだよ」
とか言ってほしかったんだろうなあ。
ちょっとざまあと思ってしまった。
お腹の大きな妊婦
先日見た話。
もしかするとDQかもだけど私的にスーっとしたので投下。
電車に明らかにお腹の大きな妊婦とその旦那が乗ってきた。
その妊婦の前には我先にと乗りこんで座ったババァの集団。
ババァ達、席を取り損ねた仲間のジジィを呼びよせたんだが、呼ばれたジジィ、妊婦を突き飛ばして席にまっしぐら。
妊婦はつり革持ってたから倒れずに済んだけど、大きくよろけて夫婦で一瞬唖然としてた。
旦那が文句言いそうなのを遮るように、妊婦ジジババ集団の上に崩れ落ちた。
で、「すいません、さっきぶつかられて眩暈が…」と言って起き上がってもう一回倒れこんだ。
ジジババあたふた。
なんかみんな席譲るタイミングを失った感じで、結局私が譲ったんだけど、妊婦
「すぐ降りるんです」
「大丈夫です」
って小声ですっごく恐縮してた。
最後に、
「わざとです」と笑顔で言われて、私的にスーッとした。
夫婦は4駅先でお礼言って降りてったけど、
周りの乗客にひそひそ言われてジジババはその後も大人しかったw
悪事を記録して告げた女子
クラスの男子全員のその日の悪事を記録して全部教師に告げた女子がいた。
勝ち誇った顔で着席した女子だったが先生は冷静に切れてた。
「お前、それ発表したら俺に誉められるとでも思ってたんか?」
その後その女子は学校に来なくなった。
ロッテユニフォームの兄ちゃん
去年の夏、場所は東京駅の東海道線ホーム。
平日夜の東海道線。
始発駅とは言え、座りたいなら1本は電車をやり過ごさないといけない。
座りたいリーマン・OLをはじめ,、慣れている人間は乗車待ち列で1本見送ってから始発電車に座る。
この日も同じ、私は乗車待ち列に並ぶ。
先頭には千葉ロッテのユニフォームを着た兄ちゃん。
兄ちゃん続いて、OL風、リーマン数名、私と、見慣れた東京駅の電車待ち列。
と、先頭のロッテユニの兄ちゃんの斜め前に、TDL帰りっぽい女が(以下、クソ女)
「割り込み?」と、嫌な予感のする私…。
東京駅の折り返し東海道線は、車内清掃があるからすぐには乗れないのね。
でも、そのクソ女はドアが開いたらすぐに乗り込もうとした(勿論、掃除のおっちゃんに乗る前に追い出された)。
ここで割り込みを確信した私達。
とは言え、注意するにもタイミングが…。
と思っているうちに、清掃が終わり開くドア。
列の私達は、「クソ女に割り込ませるか!」とばかりにすぐに乗り込もうとする。
ところが、チョット事態が変わる。
先頭のロッテユニの兄ちゃんが、割り込もうとするクソ女を身体張って止めてる!
更に、後ろに並ぶOLから私達までに
「どうぞ!」
と声をかける!
私達も次々に乗り込む。
結果、クソ女は座れず。
ロッテ兄ちゃんは、座れないかと思いきや、一番ドアに近い席に座れた。
きっと、列に並んでた皆で
「ロッテ兄ちゃんにも席を空けてやろう!」
っていう気持ちが一致したんだと思う。
普通、ドア寄りの端っこの席って、すぐに埋まるから…。
あの時のクソ女の悔しさにまみれた顔と、そのまま電車から降りた様。
それをニコニコ見ていたロッテユニの兄ちゃん。
とても痛快な気分になったわw
さっきTVで千葉ロッテが出てたので、思い出したお話でした。
コメント