スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話
45歳コトメ→独身
45歳コトメ→独身、友人なし、プライドは天まで届く、頭は良く早稲田出身、何にでも横やりを入れ、自分以外の人間は見下す、またそう思っていることを隠さない。
恐らく、恐らくですよ?年齢イコール彼氏いない歴と思われる。
私次男嫁35歳子供二人、長男嫁32歳二人目妊娠中。
普段は大人的対応で全員スルーしている。
コトメが横やりを入れても完全無視。
これがスカッとするので、このままでいいと思っていた。
先週、旦那の祖母が亡くなり義実家へ集合した。
葬儀後の食事会の最中、コトメが長男嫁の妊娠中の態度について説教を始める。
妊婦だのに葬儀に出るなんて聞いたことない、子供は大きな気持で育てないから2歳になるというのにワガママを言うんだ、怒り方が違???う!!そんなんじゃ子供に伝わらない!
次の子供も悪ガキになるよ、どうせまた女なんでしょお?
次男君とこみたく男二人でもキモイけどさ、アハハ…嫌だ、次男君怒ったのお?
なんか、次男嫁子ちゃんと結婚してから冗談通じなくなったよねー?別にいいけど。
皆がそろそろ黙ってられない、といった空気になり一触即発だったので、
「コトメさん、子供の事すっごく詳しいですよねー、私いつもすごいなって思ってるんです。何でも知ってるし、子供の事分かってるし。」
コトメが「そ、そう?」と照れたところで
「早くその知識が役に立つ日が来るといいですね」と言い放ってやった。
従弟の卒業旅行での話
従弟の卒業旅行での話
サークルのみんなで行ったそうだが、その中に「私、霊感あるから」という子がいた
これまでもどこかに行けば「何かいる!私には分かるの」と楽しみをぶち壊して来たらしい
「またかよ・・」な雰囲気の中で宿を予約した女の子(Aさんとします)が
「よく分かったね。ここ出るよ」
と言った
「え!?」
と驚くみんなに
「座敷童子みたいなものなんだけどね。見た人は幸せになれるんだって。だからここにしたんだ」
全員「それは見たい」と宿泊に賛成
霊感のある子はみんなが「え?それなら泊まるのやめよう」と言うと思ってたらしく不機嫌に
Aさんはその子に
「嫌なら他に泊まったら?手配は自分でがんばってね」
バイバイと手を振ったそうだ
「で、霊は見られた?」
と聞いたら従弟は苦笑しながら
「部屋の外で泣き叫ぶ若い女性なら見たよ。生きてたけどね」
と言っていた
「どちらかと言うとそっちの方が怖かった。霊は優しかったよ。ぐっすり眠らせてくれたから」
本当に霊感がある人は自分にそんな能力があるとは言わないそうですね
根も葉もない噂立てられた
アンドロイドもののSFや漫画が好きなのが職場でバレて、女の先輩に
「キモイ、家に女の子の人形隠してそう」
など根も葉もない噂立てられた。
見かねたのか新人が
「いや、そういうのってリアルの好みとは違うらしいですよ。ほら、おてんばで人をすぐ叩くようなヒロインって実際いたら嫌われるじゃないですか」
といったら先輩がパタッと黙り込んだ。
その先輩、酒の席なんかで部下をつねったり罵ったりして
「私ツンデレだから」
で済ますようなやつだったんだよね。
その子は知らずにいったんだと思うけど、みんな内心スッとした。
結婚5年目にして同居開始
結婚5年目にして同居開始。
それまで良トメだったのに、嫁いびりを始めたトメとの会話。
嫁「トメさん。将来、誰に介護をして貰うつもりなんですか?」
トメ「はぁ?勿論、アンタでしょ」
嫁「だったら、私に優しくしておいた方がいいですよ。でないと将来・・・」
トメ「・・・・・」
元の良トメに戻りました。
アホ上司2人
無いこと無いことでっち上げて俺を本社から地方に左遷したアホ上司2人が降格処分になった。
アホ上司がミスする度に俺が内密にフォローしてたんだが、アホ2人はどうやら俺にフォローされてたことに気付かなかったらしい。
度々ミスを指摘してたうるさい俺がいなくなって、自由気ままにミスしまくってたらしいが、ついに積もり積もってあぼん。
7桁後半の損害を出して追求され、そのうちひとりは経営陣の末席にまで這い上がってたのに降格処分でお先真っ暗。
もうひとりもヒラに降格されて人生オワタ状態。
俺は左遷先の居心地が意外と良いというか実家のすぐそばなんだよね。
アホはいないし仕事は楽だし通勤時間も短いし給料は変わらないしで、実は左遷って気が全然しないw
この件で本社に残ってた人間は、全員ミスを見逃したとかでお咎め喰らったらしいしイイ時期に左遷してくれたもんだと少し感謝してる。
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