『あなたたちやめなさい』など全5話|スカッとする話 まとめ Vol. 5【因果応報・復讐・武勇伝】

『あなたたちやめなさい』など全5話|スカッとする話 まとめ Vol. 5【因果応報・復讐・武勇伝】
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スカッとする話 まとめ Vol. 5

 

電波系左翼の集会

 

数年前、じいさんと一緒にある用事で出かけた時に
なんだか電波系左翼の集会に遭遇してしまった。
(うわ。本当にこんなんがあるのか)と引いていら、
「ちょっとお時間いいですか~?あのですね、私たちは…」
と、お決まりの洗脳。

日本は謝罪がどうたら、アジア諸国にどうたらと言っていて
適当に聞き流していたら、じいさんが

「…わしの事を悪く言われるのは構わん。じゃが今の人達に
謝罪させるのは止めてくれんか…」

と小さな声だったがハッキリとした声で話し始めた。

「…わしはアメリカと戦った、おかげでほれ、左手の指が3本無い。
しかし、わしはアメリカを憎んでおらん。戦争とはそういうもんじゃ、
アメリカの子供達にも罪は無い、あの時に罪を犯したのは日本もアメリカも
わしらの代だけじゃ、次の世代や子供に罪は無い。じゃから…」

そこで俺が「じいちゃん、もういいよ、行こうや」と半ば強引に
その場を離れた。

1年と半年前にじいさんは亡くなった。
じいちゃん、俺は胸張って毎日生きてるぞ。
じいちゃんの小さな、でも確かな武勇伝、忘れない。

 

 

チェーンロック

 

駅前の駐輪場で金髪に小汚いジャージの兄ちゃんが
自転車についたチェーンロックをペンチではずそうと四苦八苦している。
「なにしてるんですか」
「ああ?泥棒ちゃうぞ。どこぞの糞ガキがいたずらで
俺のチャリに鍵つけよったから切っとるんじゃ」
「わざわざペンチなんか使わなくても7174で開きますよ」
「は?」
「それ、僕の自転車なんで」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・見逃してや」
「だめですね。あ、逃げない方がいいですよ。罪が重くなるし
僕、元陸上部なんで逃げられないと思います(大嘘)」
「・・・・」
「交番行きましょうか」

ぶっちゃけなにも考えないで話しかけて後悔したけど
口先で騙しきれたから結果オーライ。
暴れたりしない諦めのいい泥棒でよかった。

 

 

憎悪

 

厨房時代は背が低くてバックドロップとか喰らってた。
今、身長188。
高校、大学時代はラグビーで体を鍛えた。

地元に帰り初めての同窓会だった。
俺が現れるまで奴らは「アイツに昔みたいにバックドロップしよーぜ。」
とか言ってたらしい。

俺が「今、ラグビーしてんだ。ちょっとタックルしていい?」って聞いたら
昔よりも小さな声で「い、いいぜ」とか言った。

了解は得た。

あの時の憎悪を抱き俺は皆の前で奴にタックルをかました。

奴は飛んでいった。

 

 

お父さんカッコイイね

 

車がギリギリすれ違う狭い道で、
向こうからクラクション鳴らしながら来たヤンキー車、
すでに狭い部分に侵入して来てしまった俺を睨みながらすれ違ってたんだが、
反対側の側溝へ脱輪。
ヤンキー三人出てきて、『おまえのせいで落ちただろ!』って怒鳴って来た。
すかさず出て言って、
『そんな事いいから、通行の邪魔になるから早く車持ち上げるぞ』
テキパキと指示してやった。
無事車も脱出出来た時には『すいませんでした、ありがとうございました。』と言われたよ。

同乗してた母が俺の子供に『お父さんカッコイイね』って言ってくれてたよ。

 

 

あなたたちやめなさい

 

一昨日なんだけど、10時ごろ近所の駐車場で
塾帰り風中学生がヤンキー高校生にからまれてた。
3~4人だったんで、助けてあげたいと思いながら迷っていたら、
隣の奥さんがツカツカ歩いてきて「あなたたちやめなさい」と言った。
俺は恥ずかしながら奥さんをかばいつつ中学生を逃がすには
どうしたらいいのかぐるぐる考えて、ちょっと固まってしまった。
ヤンキーどもは「ハァ?」とか「なんだこの婆ァ」とか
なんとか言ってすごんでいた。ヤンキーAが「関係ねーんだよクソが!」と
奥さんにつかみかかってきたんで、慌てて割って入ろうとしたら、
突然奥さんが吼えた。
「関係ねーだと?ゴルァ!!
関係ねーってなんだそれ。いっちばん腹立つわ。
にっぽんの大人にはなぁ、にっぽんの子供を叱る責任があるんだーーー!!!」
小柄な奥さんに怒鳴られると思ってはいなかったみたいで、
ヤンキー達が一瞬ポカーンとした隙に奥さんは
「ほらあなた!お母さんが心配してるわよ!さっさと帰んなさい!」
と中学生を叱る→中学生去る
「いいですか!お金は誰かの役に立つことして自分で稼ぎなさい!」
なぜか奥さんは泣いている。ヤンキーポカーン 俺もポカーン
「気をつけてちゃんと家に帰ってお風呂はいって寝るのよ!」
と、言い残して奥さんは帰って行った。
昨日の夕方うちの前で奥さんに会ったら、ガッと俺の方に駆け寄ってきて、
「昨夜○ちゃん(俺の名前)いたよね?」と言うので、
「なんかタイミング逃しちゃってスミマセン」と謝ったら
「やっぱり夢じゃなかったんだーーーー」と頭を抱えていた。
なんか酔っ払ってたらしいです。
女の人があんまり無茶するのもどうかと思うけど、
思わず更正しそうな叱り方だったよ。奥さんGJ!

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