ロミオメール体験談【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話
ロミオ成分薄いかもしれませんが、非常に気味悪いので
厄落としもかねて投下させていただきます。ちなみに
A=ロミオ、B=私旦那、C=私、D=私娘と書き換えてます。
件名:お久しぶりです
本文:お久しぶりです。Aです。先日BからCさんに子どもが生まれたと聞きました。
おめでとうございます。写メも見せてもらいましたが、Dちゃん、Cさんに似て
可愛らしいですね。Cさんもお綺麗になりましたね。Bが羨ましくなっちゃいます^^;
もしあの時私に余裕があったら、あなたの気持ちに応えることができたら
あの写メを待ち受けにして幸せそうにしているのはBではなく私だったのに…
来月も出張でそちらに行く予定があります。もしよかったらお会いできませんか?
もちろんBには内緒で。Cちゃんも連れて来てください。あの時の続きをしましょう。 A
Aは学生時代に私が片思いしていた相手だけど、当時物凄くこっぴどい
振られ方をしたもんだから、ここ10年近く私は音信不通にしていました。
(旦那とAは長年の友人。年に数度飲みに行く程度の付き合いですが)
私は顔も見たくない、名前も聞きたくないということで、主人に
メールを見せたのですが、主人はあまり真剣に取り合ってくれずorz
絶賛放置中ですが不安で仕方ありません。自宅凸とかするなよ…
□ □ □
昨日またメールが来たのでさらしますね。
件名:すみません
本文:すみません。先日のメールは忘れてください。
疲れてたんです。今(某医療関係の仕事)をしてまして
それが結構辛くて(以下仕事と家庭の愚痴が長々と続く)
あ、でも、やっぱりお会いできませんか?○日にそちらに行くので。
昔のことも会って話したいですし、お祝いもお渡ししたいですから。
お返事待ってます。A
2
4年付き合ったけど、当時高校生の私に新幹線(往復)で月4日通わせ、私の地元には遊ぶところがない!と全く来ず
(元彼とはゲーセンか元彼実家でしかデートしたことない)
束縛ひどい、死ぬ死ぬ詐欺連発、元彼両親と喧嘩→私に泣きつく…等、だいぶめんどくさかった
最終的に目が覚めて別れたけど、そのあと来たメール
久しぶり。
あれからずっと◯◯(私)のこと夢に見る。
苦しくてつらくて
苦しくてつらくてもう生きてられない
あんなに愛し合ってて、結婚しようってずっと言ってたのに
返事くれなかったら死ぬことにする
俺、ずっと待ってるから
いつまで待ってて、いつになったら決行するんだろう、って冷静に思った。
けど返事しなかったら変な方向に覚醒したらしく、
家に入れるはずだった金を、◯◯と結婚する為の資金だからって入れなかったら、元彼両親の生活が破綻して離婚した!
◯◯がちゃんと返事くれてたら、そんなことにはならなかった、お前のせいだ!
責任取って俺と結婚するか、婚約破棄の慰謝料として600万寄越せ!
と、支離滅裂なメールが。
ロミオなんだか、なんなんだか…
その後、裁判起こすだの私の実家に突撃して両親に全部バラすだの言ってたけど、全無視&全保存。
その後、フェードアウトしていきました。
最後に
「こんなことになっても、◯◯のことが忘れられない、つらいけど◯◯が悪いんだから仕方ない」
って来たのも全無視。
あんまりロミオっぽくなくて失礼。
元彼の「早く会いたい!」わがままに応えようと、始発の新幹線で向かい
帰りは「ギリギリまで一緒にいたい!」わがままに負けて、門限すれすれに地元には着く新幹線で帰る
って感じでした。
おこづかいはほぼ電車代に消え、当時社会人(出会った当時21)だった元彼からは一切出資なし。
自分でも非常識だなぁと思いながら、鈍行で行くと不機嫌になるのが嫌でそうしてました。
今から思うと、めっちゃ勿体無い…
3
自分の気に入らない事があるたびに別れ話を切り出すタイプだった元カレ。
すっかり嫌気がさして、ある日いつものように
「そんなに気が合わないんじゃこれからも上手くいかないよ。別れよう」と切り出した相手に
『私もずっと前から思ってた。そうしよう。別れよう』と言った途端に
そんなつもりじゃなかった、
オレにはお前しか居ないのはわかってるだろ!
と、ロミオに豹変。
長引き、こじれて、しまいにはとうとうありがちな
「付き合ってた時のデート代を返せ」と言い出す始末。
こんな事本当に言う人いたんだ…と可笑しいやら情けないやらで笑いをこらえつつ
「かしこまりました。それにあたるお支払いの領収書、またはレシート等コピーとともに
請求書を頂けましたらご対応させていただきます。
つきましてはこちらからもいままでの行為代を夜の店に換算(格安レベルの物で結構です)した請求書をそちらのご実家、及び会社のほうにお送りさせていただきますので、お支払いいただけますよう、お願いいたします。」
と送り返したら返事がこなくなりました。
4
2年前にDVで離婚した元旦那からきたメール。
やぁ、元気かい?
ぼくちゃんはあまり元気じゃないよ。
なぜかって?
きみという風邪薬がいないからだよ。
あの時は、ぼくちゃんの心が悪い風邪をひいてしまったんだ。
でもきみはその風邪を治そうともせずに逃げてしまったね。
あの時は許せなかったけど、今なら許してあげる。
ぼくちゃんはかんだいだからね。
来週のぼくちゃんのお部屋においで?
そして、きみという風邪薬をちょうだい。
それで元通りだよ。
いいね。許して欲しければ、来るんだよ。
本当はきみから行かせてくださいって、ぼくちゃんに頼むことだと思うけどね。
きみを飲むための高級わいんも持って来るんだよ。
ぼくちゃんの○○へ
というメールが3ヶ月前に来てました。
異国の地でふと思い出したフリーメールを見て噴出してしまいましたよ。
その後も怒りメールや泣き落としメールが続いていましたが、1ヶ月前に「訴えてやる」というメールを最後にぱったりと来てませんでした。
どうしよう、何で訴えられるんだろう…(苦笑)
ぼくちゃん呼びは、元義母と私の前でのみ使ってました。
元義母が元旦那をぼくちゃんと呼ぶので。
元旦那は30半ばです。
長いので香ばしめのメールをダイジェストで(誤字そのまま)
『ぼくちゃんとしたことが住所を教えてなかったよ。
きみの新しい宮殿は○○だよ。しかたないから、きみのために3畳の部屋を用意してあるよ』
『あれ?どうして返事がないのかな?そういうだらしない女だから殴られるんだろ?
あれはぼくちゃんの愛の武知だったんだよ。また骨にひび入れたいのかな?』
『いいかげんにしろ、このクソ女!』
『また湯船に頭つっこますぞっ!』
『ねぇ、ぼくちゃん、ちょっと言い過ぎたかな?
きみのことを考えるとどうしても、ちゃんとさせたいって思っちゃうんだよ』
『きみが変事をくれないから、ぼくちゃんの心が寒いよ。
ぼくちゃんの心をホットにするのはきみだけなんだよ。
いい加減、そこに気づけよ、バカ女』
『ごめんね。また心にもないこと言っちゃったよ。
ぼくちゃんのハートをこんなにも迷わせるなんて子悪魔だね』
『本当に返事ください。
きみの宮殿を追い出されてしまいます』
『ここまでぼくちゃんのことを傷つけるなんて、最悪の女だな。
訴えてやるからな!』
1日1通、2ヶ月ほど届いてました。
全然気づいてなかったけど。
5
結婚して三年目、子どもができないまま30の誕生日がきてしまったので婦人科で検査を受けたが、不妊になりそうな原因無し。
旦那も連れて来いと医者に言われ、旦那にそれを伝えると拒否された。
「検査みたいな机上の空論より、実践で証明したらいいんだろ?」と言われ、意味が分からないまま病院行く行かないのケンカを数ヶ月、その間元旦那浮気してた。
浮気相手が妊娠したら万事解決のつもりだったらしい。
「あと半年もしたら俺だけはパパ、お前なんか捨ててやる」とケンカで吐き捨てられて、ゴタゴタしながらも浮気の証拠集めて離婚。
プリンちゃんは独身と騙されてた、かわいそうに。
ここからロミオメール。
私は高学歴じゃないけど、一応元旦那と同じ大学の卒業生なのになー。
ここからロミオメール。
お前は低学歴だからな。
これ見て、飯が食えなくなるだろ?
「食事をする習慣がある人間は200年以内に死ぬ」
でもな、まともな教育受けた男から200って数字見て鼻で嗤うわけ。
要は単なる寿命だろ、て。
男性不妊って言うのもこういう事なんだよ。
不妊って妊娠に不ず、妊娠してない、って意味。
男には子宮は無い。
だから全ての男は不妊なんだよ。
医者も低学歴なお前ならカモにできると思ったんだろうけど。
こんな単純なミスリードに引っかからないでくれよ。
早く戻ってこいよ。
早くしないと障害児しか産めなくなるぞ。
それぐはいは知ってるんだろ?
じゃ、俺は今日は一日うちにいるからな。
コメント