猫神社
徳島には、猫をお祭りしている神社があります。
その神社はお松大権現と言い山の中にあるのですが中々立派な作りをしています
由来ですが、昔、お松と言う女性が住んでました。
お松さんは働き者で尚且つ頭も良く、更に美人と言う非の打ち所の無い女性でした。
そのお松さんが住んでた村の庄屋がお松さんを自分の妾にしようと企みあの手この手で
言い寄って来たのですが、お松さんがそれを拒んだ為地頭と結託しあらぬ疑いをかけ、
打ち首にしてしまいます。その際、飼ってた猫がお松さんを助ける為に地頭に飛び掛り
怪我を負わせてしまいます。それに激興した地頭は猫もろともお松さんを切り殺してしまいます
・・・その後、地頭と庄屋の家には夜な夜な化け猫が現れ、ついに発狂した地頭は自殺。
庄屋も原因不明の死を遂げるなどし、両家とも断絶。更に近くを流れる川が洪水を起こしたりと、
様々な怪異や天変地異が起こりました。そこで、お松さんと飼い猫の霊を慰める為、お松大権現の神号を贈り祭ったのが始まりです。
由来はちょっとオカルトですが、神社のいたる所に猫がたむろし、田舎独特ののんびりとした気分を味わえ、
また、学問に対しての験が非常に強く県外からも沢山の受験生が訪れています。
更に道も広いのでバイクのツーリングがてらに寄ったりもできるのでマジでお勧めですので、
もし徳島県に来ることがあれば是非訪れてみてくださいね(^^
禊
怖い話ではないけれど、京都の下鴨神社に行ったときのこと。
真冬(2月)だというのに、境内に入ったらほんのり、春のような、
暖かくて気持ちの良い空気だった。あんまり気持ちが良いので、
みたらしの池の前に座り、「気」のボールを作ったりしてまったりしていた。
と、その時、袴を着けてはいるものの、学生バイトらしき一団が
どやどや入ってきた。
瞬間、ひゅう!と肌を切るように冷たい風が吹き付けてきた。
賽銭箱の中身を回収した後、彼らががやがやと立ち去るとまた、
まったり暖かい空気が立ち戻ってきた。
結局1時間くらいそこにいたけれど、その時だけ吹いた、
「禊」と言えるくらいの冷たい風には本当にびっくりした。
夫婦の神
私の家の近くに、小さいが雰囲気のいい神社がある。
その神社には謂れは記されていないのだが、私には
夫婦の姿が見えていた。旦那は口調が小学校か寺子屋の
先生っぽい感じ、奥方は日によってピンク色の着物か
ワンピースを着ていて、長い黒髪を一本のみつあみにしている。
ある日その神社を訪れると、奥方ひとりしかいらっしゃらない。
いつもなら旦那がおられる本殿に手を合わせると一瞬「大文字」の
ビジョンが浮かび上がり、消えると同時に奥方の声。曰く
「うちの人は出張中なの、ごめんね。」
ちなみに三日後に再び訪れると、旦那はお帰りだった。
なお後でその神社の謂れを調べてみれば、祭神はいさなぎ・
いざなみ夫婦であることが判明。
3人の天女
3、4年ぐらい前、早朝の井の頭公園をほぼ毎日通過して吉祥寺駅に通っていたんだが
公園入り口の階段を下りて舞台?みたいな物がある所から池中央にかかる橋に続く
道中の桜の木が、花見シーズンが間近だったので少し花が咲きかけていた。
綺麗だなあ~と見上げていると、「フフフ、見て見て」と声がして
天女みたいな服を着た三人の娘さんが、空中ではしゃいぎながら微笑みかけてきた。
池の水面上にも、少しはにかみながら同じような娘さんが一人ニコニコしてた。
なんかすごく微笑ましい幸せな気持ちになった。
□ □ □
池の畔にある社が疑問だよな。
起源自体はそれが一番古く、後になってから
弁天様や外にあるお寺(どちらも裏鬼門にあたるっぽい)が造られたらしいが、
それとの関係も良く解らないし。
弁財天自体は、上のお寺の鬼門避けで造られたと言う話らしいが…
弁天様の社務所の人に聞いてみたら、井の頭公園では一番古い神社で
何を祀っているかわからないと言っていた。
狐の像が有った様な気がしたから「お稲荷さんじゃないんですか?」って聞いたら
「実際には古すぎてお稲荷さんなのかすらも良く解ってない」との事。
なにげに池の荒ぶる龍神様か何かが、弁天様や仏様に押さえつけられて
生け贄を欲しがっているのかも知れない…
幼い姿の神
下鴨神社に行ってきたよ。
ここの神様は上賀茂神社の神様の母親であると言う予備知識が
あり、赤子を抱いた母親と言うイメージを持ってた。
しかしいざ手を合わせてみると現れたのは12歳くらいの
無邪気な少女。黒いおかっぱ頭とぱっちりした目、袖なしの薄い
青色のワンピースを着て手には水遊びで使うおもちゃを持っていた。
この服装は神様なりに暑苦しい姿を見せないようにしているの
だろうが・・・思ったより幼くてびっくりした。
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