短くて読みやすい怖い話【2】全10話 – 洒落怖 ショートショート

短くて読みやすい怖い話【2】全10話 - 洒落怖 ショートショート 短編

 

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短くて読みやすい怖い話【2】

 

 

□ 1 □

 

 

私の初海外は中国の杭州。ツアーで行ったんだけど、ある寺院に行った時、幾つか建つお堂の1つに置かれた仏像から変なものが出てきたのを見た。
手足の異常に長い僧侶。
それは私の方へゆらゆら揺れながら来ると何か話しかけてくる。中国語を勉強していたので聞き取れた。

しかしなぜか私はその時、「見えない振りをすれば危害は加えられない」と思い、近くにいた仲間に「あの景色きれいですねぇ」とか話しかけた。
その僧侶(?)は私に向かいもちろん中国語で色々話すが、私は見えない振り聞こえない振りをしていた。
すると僧侶(?)は「見えていれば帰らせなかった」と言い、またゆらゆら揺れながら仏像の中に入っていった。
すると鐘の音が鳴り、僧侶たちがお堂へ入っていく。ガイドさんが
「そろそろ読経の時間のようです。邪魔にならないよう帰りましょう」と言い、みんなそこを後にした。
僧侶たちは一体何に祈っているんだろう。あれは絶対に仏ではない。

ちなみに後少しで死ぬかもしれないアクシデントはあったが、無事に回避でき帰国できた。
その3日後、テレビには中国各地の抗日デモの様子が映った。
もしあの時、「あれは何?」とかその僧侶のことを誰かに言っていたら、私は今ごろ生きていただろうか?

 

全部聞き取れた訳ではないけど、「名前は?」「どこから来た」「ここで何をしてる?」など。
ぼそぼそとした声なので聞き取れたのはこれくらい。
でもびくびくしたりは不思議となく、「返事はしちゃダメ。聞こえないふり、見えない振り」と近くにいた仲間捕まえて、
僧侶を指差しながら、その後ろの山々の景色を「きれいね」と言い合ったりしていた。
山寺だったからなぁ、何かいたのかな。
しかし僧侶(?)が入り込んだ仏像に向かい礼拝する修行僧たちを見た時、「この人たちには見えているのか。あれは仏じゃない」とぞっとした

 

□ 2 □

 

 

ある誘拐殺人事件は、報道の範囲の例としてしばしば引き合いに出される。
被疑者の自室が暴かれたことも問題視され、マスコミ各社に講義が殺到したが、一番多かった問い合わせは
「テレビに映し出された被害者の写真がまばたきした」というものだったことは知られていない。

 

□ 3 □

 

部屋で本を読んでたら出窓からコツコツとノックの様な音が聞こえてきた
また上に雀でも乗ってるんだと思ってたらいきなり窓をバァン!と叩かれた
3階なのに…

 

□ 4 □

 

岡山県津山市でのはなし。

山間部で伐採をしていた作業員が、林の木の間から黄色いレインコートを着た女がこちらを覗いているのが気になっていた。

休憩時間になると、作業員はその女になぜこっちを見ているのか聞いてみようと声をかけようとすると、レインコートの女は手招きをして、ついて来いというジェスチャーをした。

作業員は誘われるまま獣道をついて行くと、女はある木の下で立ち止まり、「ここを掘って下さい」とかすれた声で作業員に頼んできた。

作業員は言われるままに手で土を少し掘ると、指輪をした白骨の手が出て来た。

驚いた作業員は側にいるレインコートの女の方を向くと、そこには雨風に晒され苔むした黄色いレインコートが木の枝に引っかかっているだけだった。

 

□ 5 □

 

岩手県釜石市で聞いたはなし。

今は取り壊されたが、国道沿いにエレベーター付きのアパートがあった。
ある日このエレベーターに友人同士が2人で4階から一階に降りるために乗った。
しかし、いつまでたっても一階に着かない。おかしいと思って表示を見たら4階の表示のままエレベーターは下に向かっており続けていた。

いったいどうなってるんだとエレベーターの窓から外を覗くと、何も見えない暗黒のような暗闇が拡がっているだけだった。
焦った二人はボタンをメチャクチャに押したが反応はなかった。

そのうちエレベーターが止まった。表示は一階だ。普通は自動に開く筈のドアが開かない。
1人が開けるボタンを押そうとしたが、もう1人がそれを止めた
「開けるの辞めよう。なんかイヤな予感がする。もう一度4階まで戻らないか?」
開けようとした友人も何故かそれに同意して。4階のボタンを押すと動きだし、何事もなく4階に着いた。そのあと二人は階段で降りた。

もし、あの時開けるボタンを押していたら、何が起きたのだろうか?

 

□ 6 □

 

これ、俺が本当に体験した話なんですけど。
もう5年位前に、高校に通う通学路でいきなり知らないおっさんに声をかけられたのね。

おっさん「君、この道でよく見かけるけどこの道のマンホールの数、数えたことある?」
俺「いや、ないです。」
おっさん「ああ・・・よかった・・・」

それだけの話なんだけど・・・
なんだったんだろ?

 

□ 7 □

 

福井県の東尋坊で聞いたはなし。

言わずと知れた自殺の名所だが、ここにもいわゆる「いのちのでんわ」が設置してある。

観光で訪れた老夫婦が東尋坊に沈む夕陽を眺めていると、いのちのでんわの中に佇む
若い男が見えた。
無視するのも関わるのもイヤな気がしたので、しばらく様子を伺う事にした。

男は電話でどこがに電話している様子だったが、男は電話を切ると電話ボックスから飛び出して、猛ダッシュで崖に向かい崖からあっという間に飛び降りた。

慌てた老夫婦の旦那が、飛び降りた崖を見に、婦人の方は携帯を持ってなかったのでそのいのちのでんわから通報しようと受話器を取りダイヤルを押そうとしたら受話器から

「死ぬしかないよ、死ぬしかないよ、死ぬしかないよ、死ぬし・・・・・」

とい言う女の声が繰り返し流れていた。

□ 8 □

 

「出る」と評判の廃屋で、俺たちグループの中でもいちばん気が強く、心霊現象完全否定派である竹田が、
夜に一人で肝試しをすることになった。
他愛ない雑談から、いつのまにかそういう話になってしまったのだ。
「やめといた方がいいって」と俺たち四人は引き留めたが、竹田は鼻で笑い、
「じゃあ、必ず約束守れよ。俺が一人きりで朝まであそこで過ごせたら、お前らは俺に二千円ずつ払う。
もし俺が逃げ出したりズルをしたら、俺がお前ら全員に二千円ずつ払う。
証拠のハンディカムはちゃんと回しとくから」
『……っと、位置はこのへんでいいか。映ってるよな?
つーわけで、一人肝試しのはじまりはじまり。拍手~。
ハァ、朝までヒマだね、しかしこれ。
携帯もノートパソコンも駄目とは、自分で言いだしたものの、チト厳しい縛りだったかな。まあいいや。
さて、と。
このままボーッとしてるのもなんだからさ、ひとつ俺が、そう、霊なんか一切信じてないこの俺が、
とっておきの『怖い話』をしてやるよ。
お前らのこと。お前たち『四人』の話。
……お前たち、まだ気づいていないのか?
違うだろ。本当はとっくに気づいてて、なのに知らないふりをしてるだけなんだよな。
……なあ、正直に言うよ。俺はいま、怖くてたまらない。
この廃屋がじゃない。お前たちが、だ。お前たちの視線が。
いま、こうしてお前たち『四人』に、俺を見られていることが。
怖くて怖くて死にそうだ。ずっと前から。
…………
どうやら賭けは俺の負けだな。ちゃんと払うよ、六千円は』
結局、竹田は俺たちに金を払うことはなかった。
ハンディカムの映像だけを残し、あの夜に廃屋から出たあと、突然失踪したから。
行方はいまだに知れない。
いまでもたまに俺たち四人は、竹田の残した映像を見る。
そのたびに不可解な気分にとらわれる。
いったい竹田は、俺たちの何がそんなに怖いのだろう。

 

□ 9 □

 

ウルトラセブンの一話が、抗議によって封印処分されたのは有名な話であるが、実はウルトラマンAにも封印された回が存在する。
抗議等を受けたからではなく、製作側が自主的にお蔵入りを決定したのだという。
完成したフィルムを試写した時、劇中の台詞がすべて女性の金切り声に変わっていた為らしい。

 

□ 10 □

 

南洋諸島のある島の子供たちは、幽霊ごっこをして遊ぶ
ルールの基本は単純な鬼ごっこなのだが、鬼が独特の掛け声をかけつつ走り回る
それは「グンソウドノ」「オイテカナイデ」「ミズヲクダサイ」というもの
もちろん、子供たちはそれが日本語だということを知らない

 

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