『割り込みカップル』など全5話 – スカッとする話 短編 – 傑作選【因果応報・復讐・武勇伝】

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

  1. スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話
    1. おじいさんが席を譲ってくれた 学生の時、電車の中で立っていたら急に立ちくらみがした。 とっさにポールを掴んだら、前に座っていたおじいさんが席を譲ってくれた。 苦しかったのでご好意をありがたく受けて座ろうとしたら、近くでずっと「座りたい」とごねていたお子様に押されてよろけた拍子に座られてしまった。 母親は「あらあら、座れてよかったわね」とうふふ、と笑うばかり。 するとおじいさんは低い声でお子様に「立ちなさい」と言った。 お子様が「疲れてるからやだ」と言うと 「立つんだ!」と一喝。 「何ですか!大きな声で!」と怒る母親に 「お子さんは男の子。でしたら女性に優しくするのは当然のはず。貴女もそうしつけなければいけないでしょう。私はこちらのお嬢さんに席を譲ったのであって貴女のお子さんには譲ってない!」 静かに言うと子供を立たせて私を座らせた。 それを見て母親は顔を真っ赤にすると、お子様を抱えて別車両に行ってしまった。 見るからに弱々しげでむしろ私が席を譲るべき感じの人だっただけに、その力強い声にはっとした。 何だか亡くなった祖父を見ているようで少し泣いてしまった。 スーッとはしないかもしれないけれど、パニック障害で本当に死ぬかと思うほど苦しかったので座らせてもらえて本当によかった。     長距離バスの停留所 私の家の近くに長距離バスの停留所があるんですが、どう考えても目につく看板を立てたり、車に乗り込む時に直接言っても何度も俺んちの敷地内に無断駐車して行くクソババアが1人だけ居やがったんですよ。 そしていい加減頭にきた私は、次にそいつが駐車しやがった時にその車を囲むように2mぐらいの深さで1mぐらいの幅の美しい長方形の穴を重機で掘ってやったのよ。 帰ってきたらそいつは呆然、もちろん出れるわけがなく 「すいませんでしたぁ埋めてくださいぃ」 と言うので 「いえいえ気の済むまで停めていってくださいよ、ああ私の敷地内の穴を勝手に埋めたりしないでくださいね、訴えるので」 と優しく対応、土下座してましたが無視。 次の日そいつはバス会社に連絡したらしく、バス会社の平社員と二人で土下座しにきたので再度追い返しました。 私は前々から車の駐車場をどうにかしてくれませんかとバス会社に申告していたのに、いざ事が起こったらとりあえず平社員に土下座させて消火に当たろうとする態度が気に入りませんでした。 その日の内に再度偉い人が謝罪しに着て、今回は駐車した奴が穴の埋め立てにかかる業者の費用とそこに敷いていた砂利と私の穴の掘った作業代とこれまでの迷惑料、更に二度と停めないという誓約書。 バス会社にも本当に車の駐車場に付いてどうにかするという事となので承諾しました。 途中話し合いの最中駐車した奴がしらばっくれようとしましたが、そいつが停める度に証拠写真をとっていたのが結構役に立ちました。 以上親しくも無い人の土地に勝手に車を停めてはいけないよという話でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   祖父が駐車場を田舎でやってた 月極で月3500円で祖父が駐車場を田舎でやってた。 ほとんど道楽だったけど。 元々は俺や俺の兄弟を含めた近所のガキの遊び場だった。 全員巣立ったので駐車場に爺さんがした。 半分アスファルトで半分コンクリの駐車場で田舎ならではの格安価格だったから人気があり、契約でいつも埋まっている状態。 20台止めれるし防犯カメラが四隅にある優良な駐車場だから高級車も何台か止めてあるほど。 でも、祭りやお盆などの行事がある際に関係ない車が何台か停めることがあるため、たまに祖父や俺が見回りして登録されていない車に対して張り紙をすることや、罰金(無断駐車3万)の催促したりした。 そんな生活をすること2年ほど、俺も社会人として働き始めて祖父が一人で駐車場の監視をしていた頃。 常習的に車を停める糞ベンツが現れた。 口頭による注意や張り紙や罰金の催促も完全無視。 それを繰り返すこと1ヶ月ちょっと。 他の利用者がかなり迷惑しているためついに爺が切れた。 アスファルトに穴を開けて簡単に壊れない鉄の柵をつくり完全にその車を閉じ込めた。 爺さんはもともと建設系の仕事だったから3?4時間で完成。 休みだった俺も手伝った。 そしてやってきたベンツのオーナーがファビョるファビョる。 既に相談していた警察を呼んで仲介してもらったけど、警察は民事不介入だからということでオーナーの逮捕しろとかの戯言は完全無視。 駐車場の規約看板にも無断駐車の車に対しては発進できないようにする処置をする旨が書かれているのでこちらの違法性は全くなし。 それどころか違法駐車していた頃からの防犯カメラの映像すべて撮ってあるので言い逃れできず。 36日間×罰金3万+工事費用(修復費含む)+人件費+迷惑を被った契約者に対しての慰謝料(他の駐車場に停めたための費用)の160万相当の賠償金を請求した。 裁判が弁護士が?とか言っていたけど結局現金と引き換えに動かせるようにするという念書にサインした。 ちゃんと契約していれば3500円ほどなのに、人様に迷惑かけていることを無視して160万の金を捨てたオーナーがバカすぎた。 ちなみに爺さんはゲートを導入するか検討している。 ただ、ほぼ道楽なので家族からヤメろと言われている。     割り込みカップル 旅行で彼女と地方の温泉に行ったときの話。 JRで行ったんだけど、帰りの電車を駅で待ってた。 しょぼい場所だったから電車の本数少なくて、でも旅行客がそこそこいてって感じで、そのホームには電車待ちの人が列を作ってた。 俺と彼女は二番目ぐらいに並んでたんだけど、すぐ近くに列に並んでないの30代カップルがいた。 こいつらも観光客らしくでかいかばんを近くに置いてる。 列に並んでなかったから、次の電車には乗らないのかなーって思ってた。 で、ようやく電車が来て乗り込もうとした瞬間その二人が普通に一番目に割り込んできて、最初に車内に入りやがった。 全く悪びれる様子もなく、みんなが並んでるのをわかってるはずなのに、もう自然な動きですーっと。 俺は考えるより先に言ってやったですよ。 「ちゃんと並ばんかい、このハゲぇっ!」って。 そしたら、その二人ものすごく驚いてた。あからさまな驚きの表情で、その場で硬直しやがった。 その瞬間にみんな空いてる席にぱーっと座ってしまって、そいつら結局座れなかったのよ。 俺は彼女が先に席とってくれてたからちゃんと座れたんだけど。 そのカップルが不思議だったのは、俺に注意されてすごくびっくりしてたことなんだよ。 注意されて然るべきことをやってのけているのに、「ええっ?まさか??」みたいな顔してたんだよな。 で、俺も席に座ると彼女がこう言ったよ。 「ハゲてる人にハゲって言うのはどうかと思うよ・・・」って。 確かにその男の方はハゲだったんだけど、別にそいつの身体的特徴を指して「ハゲ」と言ったわけではなかったんだよな     子供の金切り声 出張で新幹線に乗った際、3時間程あったので寝ようと自腹でグリーンにした。 ウトウトしてたら、ガシャン!バタバタバタキャー!とドアと足音、子供の金切り声。 びっくりして跳び起きて見ると幼稚園?小学生低学年位の男児達が通路を全力疾走していた。 鬼ごっこかなんか知らんが車両跨いで騒ぎながら走る走る。 親は何してんだと思ったが乗っていた車両にそれらしき人は見当たらず。 5分置き位にドアを開け戻って来るのでいい加減注意してやろうと思ってたら、前の方に座っていたお姉さん(美人)が通路に立って 「ここは走っちゃ駄目だよ。静かにしようね」 と叱ってくれた。 お姉さんナイス!と思わず拍手したい気分だったが、 「うっせーじゃまなんだよオバサン!!」 と暴言吐いて走り去りやがった。 次来たら車掌さん呼んで親捜して貰おうとドアを見て10分程、懲りずに奴らがやってきたが、ドア開けて走りこんだ途端コケた。 勢いついてたから飛ぶようにして顔面着地。 すぐ後ろの子も巻き込まれて座席に激突。 コケた子供は鼻血塗れでギャン泣き。 直ぐに車掌さんが親達(デブ女×2)を捜し連れて来て、周りの人が事情説明。 私を含め皆が 「鬼ごっこをして走り回っていた」 「注意したが暴言を吐いて聞かなかった」 と証言したら「危ないの分かっててなんで見ててくれないの!」とふぁびょりまくり。 そこに先程のナイスなお姉さん(美人)がスッと出て来て 「まず親である貴方方が見ていなきゃならないでしょうに」 とこんこんと説教してくれ、親達は気まずくなったのか退散していった。 奴らが出て行った後、周りの人達に「よく言ってくれた」と褒められてたお姉さんGj! だがしかし私は見てた。 ガキ共が入って来た瞬間、通路に跳び出た華奢なブーツを。 お姉さんマジでGj。   【厳選】スカッとする話 一覧 【傑作選】スカッとする話 一覧
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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

おじいさんが席を譲ってくれた 学生の時、電車の中で立っていたら急に立ちくらみがした。 とっさにポールを掴んだら、前に座っていたおじいさんが席を譲ってくれた。 苦しかったのでご好意をありがたく受けて座ろうとしたら、近くでずっと「座りたい」とごねていたお子様に押されてよろけた拍子に座られてしまった。 母親は「あらあら、座れてよかったわね」とうふふ、と笑うばかり。 するとおじいさんは低い声でお子様に「立ちなさい」と言った。 お子様が「疲れてるからやだ」と言うと 「立つんだ!」と一喝。 「何ですか!大きな声で!」と怒る母親に 「お子さんは男の子。でしたら女性に優しくするのは当然のはず。貴女もそうしつけなければいけないでしょう。私はこちらのお嬢さんに席を譲ったのであって貴女のお子さんには譲ってない!」 静かに言うと子供を立たせて私を座らせた。 それを見て母親は顔を真っ赤にすると、お子様を抱えて別車両に行ってしまった。 見るからに弱々しげでむしろ私が席を譲るべき感じの人だっただけに、その力強い声にはっとした。 何だか亡くなった祖父を見ているようで少し泣いてしまった。 スーッとはしないかもしれないけれど、パニック障害で本当に死ぬかと思うほど苦しかったので座らせてもらえて本当によかった。     長距離バスの停留所 私の家の近くに長距離バスの停留所があるんですが、どう考えても目につく看板を立てたり、車に乗り込む時に直接言っても何度も俺んちの敷地内に無断駐車して行くクソババアが1人だけ居やがったんですよ。 そしていい加減頭にきた私は、次にそいつが駐車しやがった時にその車を囲むように2mぐらいの深さで1mぐらいの幅の美しい長方形の穴を重機で掘ってやったのよ。 帰ってきたらそいつは呆然、もちろん出れるわけがなく 「すいませんでしたぁ埋めてくださいぃ」 と言うので 「いえいえ気の済むまで停めていってくださいよ、ああ私の敷地内の穴を勝手に埋めたりしないでくださいね、訴えるので」 と優しく対応、土下座してましたが無視。 次の日そいつはバス会社に連絡したらしく、バス会社の平社員と二人で土下座しにきたので再度追い返しました。 私は前々から車の駐車場をどうにかしてくれませんかとバス会社に申告していたのに、いざ事が起こったらとりあえず平社員に土下座させて消火に当たろうとする態度が気に入りませんでした。 その日の内に再度偉い人が謝罪しに着て、今回は駐車した奴が穴の埋め立てにかかる業者の費用とそこに敷いていた砂利と私の穴の掘った作業代とこれまでの迷惑料、更に二度と停めないという誓約書。 バス会社にも本当に車の駐車場に付いてどうにかするという事となので承諾しました。 途中話し合いの最中駐車した奴がしらばっくれようとしましたが、そいつが停める度に証拠写真をとっていたのが結構役に立ちました。 以上親しくも無い人の土地に勝手に車を停めてはいけないよという話でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   祖父が駐車場を田舎でやってた 月極で月3500円で祖父が駐車場を田舎でやってた。 ほとんど道楽だったけど。 元々は俺や俺の兄弟を含めた近所のガキの遊び場だった。 全員巣立ったので駐車場に爺さんがした。 半分アスファルトで半分コンクリの駐車場で田舎ならではの格安価格だったから人気があり、契約でいつも埋まっている状態。 20台止めれるし防犯カメラが四隅にある優良な駐車場だから高級車も何台か止めてあるほど。 でも、祭りやお盆などの行事がある際に関係ない車が何台か停めることがあるため、たまに祖父や俺が見回りして登録されていない車に対して張り紙をすることや、罰金(無断駐車3万)の催促したりした。 そんな生活をすること2年ほど、俺も社会人として働き始めて祖父が一人で駐車場の監視をしていた頃。 常習的に車を停める糞ベンツが現れた。 口頭による注意や張り紙や罰金の催促も完全無視。 それを繰り返すこと1ヶ月ちょっと。 他の利用者がかなり迷惑しているためついに爺が切れた。 アスファルトに穴を開けて簡単に壊れない鉄の柵をつくり完全にその車を閉じ込めた。 爺さんはもともと建設系の仕事だったから3?4時間で完成。 休みだった俺も手伝った。 そしてやってきたベンツのオーナーがファビョるファビョる。 既に相談していた警察を呼んで仲介してもらったけど、警察は民事不介入だからということでオーナーの逮捕しろとかの戯言は完全無視。 駐車場の規約看板にも無断駐車の車に対しては発進できないようにする処置をする旨が書かれているのでこちらの違法性は全くなし。 それどころか違法駐車していた頃からの防犯カメラの映像すべて撮ってあるので言い逃れできず。 36日間×罰金3万+工事費用(修復費含む)+人件費+迷惑を被った契約者に対しての慰謝料(他の駐車場に停めたための費用)の160万相当の賠償金を請求した。 裁判が弁護士が?とか言っていたけど結局現金と引き換えに動かせるようにするという念書にサインした。 ちゃんと契約していれば3500円ほどなのに、人様に迷惑かけていることを無視して160万の金を捨てたオーナーがバカすぎた。 ちなみに爺さんはゲートを導入するか検討している。 ただ、ほぼ道楽なので家族からヤメろと言われている。     割り込みカップル 旅行で彼女と地方の温泉に行ったときの話。 JRで行ったんだけど、帰りの電車を駅で待ってた。 しょぼい場所だったから電車の本数少なくて、でも旅行客がそこそこいてって感じで、そのホームには電車待ちの人が列を作ってた。 俺と彼女は二番目ぐらいに並んでたんだけど、すぐ近くに列に並んでないの30代カップルがいた。 こいつらも観光客らしくでかいかばんを近くに置いてる。 列に並んでなかったから、次の電車には乗らないのかなーって思ってた。 で、ようやく電車が来て乗り込もうとした瞬間その二人が普通に一番目に割り込んできて、最初に車内に入りやがった。 全く悪びれる様子もなく、みんなが並んでるのをわかってるはずなのに、もう自然な動きですーっと。 俺は考えるより先に言ってやったですよ。 「ちゃんと並ばんかい、このハゲぇっ!」って。 そしたら、その二人ものすごく驚いてた。あからさまな驚きの表情で、その場で硬直しやがった。 その瞬間にみんな空いてる席にぱーっと座ってしまって、そいつら結局座れなかったのよ。 俺は彼女が先に席とってくれてたからちゃんと座れたんだけど。 そのカップルが不思議だったのは、俺に注意されてすごくびっくりしてたことなんだよ。 注意されて然るべきことをやってのけているのに、「ええっ?まさか??」みたいな顔してたんだよな。 で、俺も席に座ると彼女がこう言ったよ。 「ハゲてる人にハゲって言うのはどうかと思うよ・・・」って。 確かにその男の方はハゲだったんだけど、別にそいつの身体的特徴を指して「ハゲ」と言ったわけではなかったんだよな     子供の金切り声 出張で新幹線に乗った際、3時間程あったので寝ようと自腹でグリーンにした。 ウトウトしてたら、ガシャン!バタバタバタキャー!とドアと足音、子供の金切り声。 びっくりして跳び起きて見ると幼稚園?小学生低学年位の男児達が通路を全力疾走していた。 鬼ごっこかなんか知らんが車両跨いで騒ぎながら走る走る。 親は何してんだと思ったが乗っていた車両にそれらしき人は見当たらず。 5分置き位にドアを開け戻って来るのでいい加減注意してやろうと思ってたら、前の方に座っていたお姉さん(美人)が通路に立って 「ここは走っちゃ駄目だよ。静かにしようね」 と叱ってくれた。 お姉さんナイス!と思わず拍手したい気分だったが、 「うっせーじゃまなんだよオバサン!!」 と暴言吐いて走り去りやがった。 次来たら車掌さん呼んで親捜して貰おうとドアを見て10分程、懲りずに奴らがやってきたが、ドア開けて走りこんだ途端コケた。 勢いついてたから飛ぶようにして顔面着地。 すぐ後ろの子も巻き込まれて座席に激突。 コケた子供は鼻血塗れでギャン泣き。 直ぐに車掌さんが親達(デブ女×2)を捜し連れて来て、周りの人が事情説明。 私を含め皆が 「鬼ごっこをして走り回っていた」 「注意したが暴言を吐いて聞かなかった」 と証言したら「危ないの分かっててなんで見ててくれないの!」とふぁびょりまくり。 そこに先程のナイスなお姉さん(美人)がスッと出て来て 「まず親である貴方方が見ていなきゃならないでしょうに」 とこんこんと説教してくれ、親達は気まずくなったのか退散していった。 奴らが出て行った後、周りの人達に「よく言ってくれた」と褒められてたお姉さんGj! だがしかし私は見てた。 ガキ共が入って来た瞬間、通路に跳び出た華奢なブーツを。 お姉さんマジでGj。   【厳選】スカッとする話 一覧 【傑作選】スカッとする話 一覧

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