『ガソリン泥棒』など短編5話 – スカッとする話

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

  1. スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話
    1. ガソリン泥棒 俺はもう凄い田舎に住んでるんだけど、数年前のガソリン高騰時に町の至る所で農作業用のガソリンタンクに入ってるガソリンが数百リッター単位で盗まれるようになって 1回2回ならまだしも至る所で数十回以上もやられているようで、どうにか手は無いかなって被害者らで集まって話し合ってた時に。 「昔冷却水を子供にガソリンタンクに入れられてなんぼも走らんうちにエンストして大変だったんだがこれ使えないか」 って話が出て、それならタンクほぼ満タンに水を入れて上っ面の方にガソリン入れてカモフラージュしておいて置いて罠をしかけようという事で皆実行 そして2週間ぐらいたった時にとうとう犯人が捕まりました。 隣町のDQNらだったみたいで、犯行現場から数キロも走らない所でエンスト起こしてたらしく、俺が行った時には既にガチムチのおっさんらにやられて顔がボッコボコでした。 そいつに呼ばせた他の犯行仲間も同じく袋叩きにあってました。 俺は怖くて遠巻きに見てましたが、かなりえげつないシバキっぷりでした。 そして警察を呼んで事情を話して、殴っていたおっさんらも暴行を自白して一緒に連行されていきました。 結果的に1人残らずあれだけボコボコにされたんだから、賠償とかはもういいだろという事で、おっさんらの暴行とDQNらの窃盗が相殺という形で落ち着きました。 ざまみろスッキリと言う気持ちもあるけど、普段は仏のように優しいおっさん達の阿修羅の如き鉄拳制裁に若干のトラウマを植えつけられた一件でした。     横断歩道の信号待ち さっき聞いた会話(?) 赤信号なのに、ギリギリまで前に出て渡ろうとしているバイク二人乗りのDQNカップルと、横断歩道の信号待ちをしていた女性の会話 ブオンブオン!! 女「…」 ブオンブオンブオン!! 女「…うるさい(ボソ)」 ブオンブオンブオオオン!!! 女「っるせーからさっさと渡れ!!!」 DQN女「あー?うっせー!誰だおめー!」 女「さっさと渡れっつーんだよクズが!!信号もまともに待てねーんだったらトラックに突っ込んででも渡れ!!そんで死ねえええええええ!!!!」 私は女性の近くで、同じく信号待ちしてたんだけど、メガネで髪をアップにした普通のOLさんって感じの人だったから驚いた。 嫌な事でもあったのかな… この時間だし、酔っ払ってたのかも OLさんが「死ねええええええ!!!」と絶叫後、DQN女はどん引き。 運転手の彼氏の肩を叩いて何か訴えていましたが、彼氏は頑なに真っ直ぐ前を見て無視。 表情を見たら、彼氏の方が焦ってる感じだった。 ひっきりなしにトラックが通っていた為、結局信号が青に変わるまで渡れず、信号が変わってから普通に渡ってた。 走り去る時に、DQN女がこちらに向けて舌を出して中指を立てていたけれど、OLさんは絶叫して気が済んだのか、普通に携帯をいじっていてもうDQNなんて見ていなかった。 ちょwお姉さんwww その光景に周りがクスクス DQN達は改造した爆音バイクにノーヘル、サンダル履きであんな事を繰り返してたらいつか本当に死ぬと思う。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   鉄製の門 田舎のばーちゃんにきた図々しい話もネタになりそうなんで聞いてくれ 田舎のばーちゃんも農家でかなり大きい規模で農業やってる。 畑の周りは害獣対策で、ぐるっと金網で囲んであって、入るのに便利な位置に鉄製の門が付いてる。畑もでかいので畑の円周を回らずその畑の中を真っ直ぐ突っ切るとかなりのショートカットになるんだな。 で、ご近所さんにも便利だからとその門を勝手に開けてもらって畑を通ってもらってたのだが 「門が錆びてて近所迷惑です!」とカチ込んで来たばあさんが。 ばーちゃんに話を聞くとそのばあさんはかなり頻繁に畑を通る人でおそらく門がうるさいのではなく重くて開けにくいのが不便なだけだろうとのこと。 そのばあさんだけならいいんだがどっから聞きつけたんだか他数名のジジババが近所迷惑だと言ってくる様になったらしい。 その話を聞いた半月くらい後ばーちゃんの家に行きがてら畑を見ていったら門が綺麗になっていた。 「なんだばーちゃん奴らに言われるまま門直しちまったのか?」 「あー近所さんの手前仕方あるめぇなー」 「あいつらも畑便利に通ってるんだから放っといても良かったのに」 「あーそうだおめーもコレ持っとけなー」 「何コレ?」 「カードキーってやつだなー。それねーと畑は入れねーからなー。楽だし静かだし言うことねーぞー」 あぁ俺この人の孫なんだなと切々と感じた。     古い駄菓子屋 近所に昔からある古い駄菓子屋がある。 経営してるのは、お婆ちゃん一人だけ(お爺ちゃんは5年ほど前に病気で亡くなってしまった)。 いつもニコニコしていて、とても優しいお婆ちゃんでお金が無い子にはコッソリ駄菓子をあげていた(俺も昔もらった)。 そんな感じで近所の評判がとてもよかった。 ある日、お婆ちゃんが893に罵声を浴びせられてた。 なんでも亡くなったお爺ちゃんに少し借金があったらしく、コツコツ払い続けて完済したはずなのに更に80万請求され、払わなかったら立ち退いてもらうと脅されたらしい。 お婆ちゃんのピンチにまわりが黙ってられるはずもなく、3丁目の人々が一致団結、集会を開くまでに至り、893が来たときに駄菓子屋の前に整列、そして猛抗議。 俺は学生だったので様子を見守ってたが、あれは圧巻だった、30人ほどが声張り上げてるんだもの。 893もはじめはなんか言ってたが、すぐに戦意喪失、スゴスゴと引き上げてった。 お婆ちゃんは泣きながら、ありがとう、ありがとうとずっと言っていた。 そんなお婆ちゃんは今日もお店でニコニコしている、長生きしてもらいたい。     嫁が息子に 嫁が息子に 「大きくなったら、パパみたいな大人にはならないでね」 って言ってたから、 俺は「ママみたいな嫁はもらわないでね」 と息子に言ってみた。 そしたら嫁が大騒ぎ。自分が先に言ったんだろ   【厳選】スカッとする話 一覧 【傑作選】スカッとする話 一覧
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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

ガソリン泥棒 俺はもう凄い田舎に住んでるんだけど、数年前のガソリン高騰時に町の至る所で農作業用のガソリンタンクに入ってるガソリンが数百リッター単位で盗まれるようになって 1回2回ならまだしも至る所で数十回以上もやられているようで、どうにか手は無いかなって被害者らで集まって話し合ってた時に。 「昔冷却水を子供にガソリンタンクに入れられてなんぼも走らんうちにエンストして大変だったんだがこれ使えないか」 って話が出て、それならタンクほぼ満タンに水を入れて上っ面の方にガソリン入れてカモフラージュしておいて置いて罠をしかけようという事で皆実行 そして2週間ぐらいたった時にとうとう犯人が捕まりました。 隣町のDQNらだったみたいで、犯行現場から数キロも走らない所でエンスト起こしてたらしく、俺が行った時には既にガチムチのおっさんらにやられて顔がボッコボコでした。 そいつに呼ばせた他の犯行仲間も同じく袋叩きにあってました。 俺は怖くて遠巻きに見てましたが、かなりえげつないシバキっぷりでした。 そして警察を呼んで事情を話して、殴っていたおっさんらも暴行を自白して一緒に連行されていきました。 結果的に1人残らずあれだけボコボコにされたんだから、賠償とかはもういいだろという事で、おっさんらの暴行とDQNらの窃盗が相殺という形で落ち着きました。 ざまみろスッキリと言う気持ちもあるけど、普段は仏のように優しいおっさん達の阿修羅の如き鉄拳制裁に若干のトラウマを植えつけられた一件でした。     横断歩道の信号待ち さっき聞いた会話(?) 赤信号なのに、ギリギリまで前に出て渡ろうとしているバイク二人乗りのDQNカップルと、横断歩道の信号待ちをしていた女性の会話 ブオンブオン!! 女「…」 ブオンブオンブオン!! 女「…うるさい(ボソ)」 ブオンブオンブオオオン!!! 女「っるせーからさっさと渡れ!!!」 DQN女「あー?うっせー!誰だおめー!」 女「さっさと渡れっつーんだよクズが!!信号もまともに待てねーんだったらトラックに突っ込んででも渡れ!!そんで死ねえええええええ!!!!」 私は女性の近くで、同じく信号待ちしてたんだけど、メガネで髪をアップにした普通のOLさんって感じの人だったから驚いた。 嫌な事でもあったのかな… この時間だし、酔っ払ってたのかも OLさんが「死ねええええええ!!!」と絶叫後、DQN女はどん引き。 運転手の彼氏の肩を叩いて何か訴えていましたが、彼氏は頑なに真っ直ぐ前を見て無視。 表情を見たら、彼氏の方が焦ってる感じだった。 ひっきりなしにトラックが通っていた為、結局信号が青に変わるまで渡れず、信号が変わってから普通に渡ってた。 走り去る時に、DQN女がこちらに向けて舌を出して中指を立てていたけれど、OLさんは絶叫して気が済んだのか、普通に携帯をいじっていてもうDQNなんて見ていなかった。 ちょwお姉さんwww その光景に周りがクスクス DQN達は改造した爆音バイクにノーヘル、サンダル履きであんな事を繰り返してたらいつか本当に死ぬと思う。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   鉄製の門 田舎のばーちゃんにきた図々しい話もネタになりそうなんで聞いてくれ 田舎のばーちゃんも農家でかなり大きい規模で農業やってる。 畑の周りは害獣対策で、ぐるっと金網で囲んであって、入るのに便利な位置に鉄製の門が付いてる。畑もでかいので畑の円周を回らずその畑の中を真っ直ぐ突っ切るとかなりのショートカットになるんだな。 で、ご近所さんにも便利だからとその門を勝手に開けてもらって畑を通ってもらってたのだが 「門が錆びてて近所迷惑です!」とカチ込んで来たばあさんが。 ばーちゃんに話を聞くとそのばあさんはかなり頻繁に畑を通る人でおそらく門がうるさいのではなく重くて開けにくいのが不便なだけだろうとのこと。 そのばあさんだけならいいんだがどっから聞きつけたんだか他数名のジジババが近所迷惑だと言ってくる様になったらしい。 その話を聞いた半月くらい後ばーちゃんの家に行きがてら畑を見ていったら門が綺麗になっていた。 「なんだばーちゃん奴らに言われるまま門直しちまったのか?」 「あー近所さんの手前仕方あるめぇなー」 「あいつらも畑便利に通ってるんだから放っといても良かったのに」 「あーそうだおめーもコレ持っとけなー」 「何コレ?」 「カードキーってやつだなー。それねーと畑は入れねーからなー。楽だし静かだし言うことねーぞー」 あぁ俺この人の孫なんだなと切々と感じた。     古い駄菓子屋 近所に昔からある古い駄菓子屋がある。 経営してるのは、お婆ちゃん一人だけ(お爺ちゃんは5年ほど前に病気で亡くなってしまった)。 いつもニコニコしていて、とても優しいお婆ちゃんでお金が無い子にはコッソリ駄菓子をあげていた(俺も昔もらった)。 そんな感じで近所の評判がとてもよかった。 ある日、お婆ちゃんが893に罵声を浴びせられてた。 なんでも亡くなったお爺ちゃんに少し借金があったらしく、コツコツ払い続けて完済したはずなのに更に80万請求され、払わなかったら立ち退いてもらうと脅されたらしい。 お婆ちゃんのピンチにまわりが黙ってられるはずもなく、3丁目の人々が一致団結、集会を開くまでに至り、893が来たときに駄菓子屋の前に整列、そして猛抗議。 俺は学生だったので様子を見守ってたが、あれは圧巻だった、30人ほどが声張り上げてるんだもの。 893もはじめはなんか言ってたが、すぐに戦意喪失、スゴスゴと引き上げてった。 お婆ちゃんは泣きながら、ありがとう、ありがとうとずっと言っていた。 そんなお婆ちゃんは今日もお店でニコニコしている、長生きしてもらいたい。     嫁が息子に 嫁が息子に 「大きくなったら、パパみたいな大人にはならないでね」 って言ってたから、 俺は「ママみたいな嫁はもらわないでね」 と息子に言ってみた。 そしたら嫁が大騒ぎ。自分が先に言ったんだろ   【厳選】スカッとする話 一覧 【傑作選】スカッとする話 一覧

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