『頑固親父のトンカツ屋』など短編5話 – スカッとする話

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

某一部上場企業に内定

もう十年以上前の話だが、俺の知り合い♂

1.電機系の某一部上場企業に内定。

2.入社式前に、内定者集めて懇親会開催される。

3.懇親会の席で飲酒と裸踊りを強要される。

4.何度も断ったが、暴言や脅迫めいた言葉などもあり最終的に踊らされる(この時すでに5を決意、開き直って乱舞したと)。

5.翌日、学校に報告を入れた上で、弁護士を準備。その会社の人事に手紙で経緯と共に入社を拒否する旨を通知し、訴訟を検討していることを伝える。

6.当然の如く大問題になり、人事が土下座しに来る。学校側へも謝罪が来たとかなんとか。

7.最終的に金銭のやり取りはなかった。

8.人事の謝罪の中で「参加した役付きは、減俸とか昇進見送りとか色々酷い目にあった」と聞いたらしい。

9.その知り合いは土下座の3週間後に別の会社に内定を貰った。

 

 

頑固親父のトンカツ屋

家の近所のトンカツ屋の親父は何に影響されたのか頑固親父。
味は悪くない、というか結構うまいのでたまに行くんだが、ある日、中学生くらいの女の子を連れた主婦がカウンターに座っていた。
そしてトンカツを出され、食べ始めると主婦が
「わぁ、おいしい!サクサクだね!」といい、親父に
「どうやったらこんな風にサクサクになるんですか?私揚げるとべちゃべちゃで…」
と話しかけた。
すると親父は「ああ?そんなもん肉も違う、油も違うパン粉も違う、大体にして腕が違うだろうが!wwおっかしな事言う人だな、あんたも!!」
と怒鳴り返した。
主婦はショボンとして「すいません」と言ったが、その後も親父は
「ろくに飯も作れねぇ」だの「味が分かる人間に食って貰いてぇもんだ!」だのその主婦を悪しざまに罵り続けた。
さすがに気分が悪くなってきたら、女の子が「御馳走さま」と言って箸を置いた。
主婦が「え、もういいの?ほとんど食べてないじゃない?」と言うと
「うん、こんなクソジジィの作ったものなんて食べたくない。ママの悪口聞きながら食べるご飯なんてヤダ。まずい。くそまずい」
慌てて「○○子!」とたしなめる主婦、気色ばむ親父。
でも子供はおびえた様子もなく親父をじっと見据え
「だってこのおっさん前にパパと一緒に来た時、ママは同じ事言ったじゃん。でもその時このおっさん「いやー企業秘密ですよー」とかニヤニヤ言うだけだったもん。今日はパパがいないから怖くないから、こんな偉そうなんだ。最低じゃん、何組の×男みたい。弱い子はいじめる癖に、強い子はいじめないんだよ。ママ食べたいなら食べてていいよ、でも私もういらない、ママの悪口言ってニヤニヤ楽しそうにしてる大人見ながらご飯食べるの気分悪い、帰ろうよ」
主婦は半泣きになり、席を立った。
小さな店は静まりかえり、親父は目をそらして何やら洗い物を始めた。
会計を済ませ、出て行く直前、女の子は
「セブンイレブンでかつ丼買ってかえろ。おうちで食べようよ、そっちのが私は好き、ここは嫌」
客はみな落ち着かない様子で、ろくに食べず酒も残して出て行き、俺も食った後出たが、終始親父もカミさんも無言だった。

 

左折で出ようとした時

路地から片側一車線の通りに左折で出ようとした時のこと。

通りは信号待ちで車が連なっており、俺はベンツとタクシーの間に入る形となった。

タクシーは車を入れたくないようで車間を詰めていたが、バイクなら入れる間隔だったので、運ちゃんを見て頭を下げる。
が、帳簿記入中でこちらに気が付かず。

まあいいか、とそのまま信号が変わるまで待ちベンツに続いて発進する。
と、いきなりクラクション!
びっくりする間もなく気が付くと、横にはタクシーが併走しながら助手席の窓を開けて怒鳴っていた。

何を言ってるのかは聞こえなかったが、幅寄せしてきてるのは判ったので素直に引くことに。

ふと前を見ると、ベンツは右折車に引っかかり止まっている。

タクシーの運ちゃんはまだこっちを見て怒鳴っている。

ああ、ぶつかるなーと思った次の瞬間にはガシャーンと・・・

出てきたメルセデスの方は怖そうでした。
運ちゃんは引きずり出されながらこっちに向かって、おまえの所為だろッおまえの所為だろッって叫んでました。

 

 

煩いサラリーマン

先月末の夕方、東京から新幹線乗ったらアホそうなサラリーマンが車内の座席で携帯でギャーギャー騒いで(怒り口調で)煩かった。
内容から仕事の話だろうが本当に迷惑だったが、ここで凄いことが怒った。

「うるさいぞ、黙れ。ロビーに行け」とスーツの初老男性が注意したんだが、一旦電話を切ったDQNサラリーマンが初老男性に食って掛かった。
だけど初老男性はたじろぎもせず「お前は何様だ、何処の部署だ!」と意外な返答をした。
バッチから企業名がわかったらしいが、DQNは「関係ないだろと」とますます煩くなった。
で初老男性がイキナリどっかに電話掛けたと思ったら、
「取締役のxですが、人事部長お願いします。」と言ってる。
「あー、z君?今さーうちの会社の若い奴が新幹線で周囲に迷惑掛けてるんだけど、名前がわかんないから出張中の奴、調べてくれない?何なら本人に代わるけど?」
こっからDQNが青ざめた顔してイキナリ謝り出した・・・
駅で買ったビールを飲んでた事も、初老男性はきに食わなかったらしく、ロビーに連れてかれたが、あれは凄かったよ。
俺が名古屋で降りる時も帰ってこなかった

 

 

お婆さん席どうぞ

学生だった頃の話。

部活の合宿で、近くの大学に電車で移動中の出来事。

電車はそこそこ混んでいて、先輩方に席を譲り立ってたのね。
そしたら停車駅でお婆さんが二人乗ってきた。

すかさず先輩達がお婆さん達に席を譲ろうと立ち上がり、「お婆さん席どうぞ」と声をかけた。

その隙をつき横にいたDQN女達が席を横取りした。

それを見て俺が、「あんた達じゃなくてお婆さん達に譲ろうとしたんだけど。どいてくれないかな」
と言ったけど無視された。

その後何度もどいてくれと言うも話にならない。

すると先輩が、「なんか暑くなってきたな?。お前達もだろ?脱げ脱げ」と言い部員全員に上着を脱ぐように指示。

そして全員をDQN女達の前に集め仁王立ち。

因みに俺達レスリング部で、日々の筋トレで筋肉達磨。

背丈は下は170から上は188の筋肉達磨達に囲まれ、DQN女達もオロオロし始め次の駅で降りていったとさ。

 

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