『スニーカーを無断借用』など短編5話 – スカッとする話

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

いじめっ子の兄貴

大分昔の話を一つ。

俺は厨房の頃虐められてたんだが、周りは見てみぬ振りだった。

まあそれはしょうがない話で、リーダー格のいじめっ子の兄貴が空手やってて相当強かった。

どのくらい強かったかと言うと、地元最強のヤンキーと言われてた高校生を含める六人を一人でフルボッコにしたくらい強い(しかも中三で)。

そんな兄貴がいる奴に逆らえるはずもなく、誰も助けてはくれなかった。

ある日、そのリーダー格の奴から電話で呼び出された。

なにか嫌な事があったんだろう、行かなければ後々もっと酷い目にあわされるだろう。

重い足取りで呼び出された場所に向かうと、顔面をぼこぼこにされた奴と奴の兄貴が待っていた。

話を聞くと、奴は自宅で俺を虐めた事を他の奴らと話ているのを兄貴に聞かれフルボッコにされたらしい。

そして奴と兄貴が土下座して謝って、もう二度とこんなことはさせないと約束してくれた。

世の中こんな人もいるんだなと思うと泣けてきて、泣きながら何度もお礼をした。

あの人みたいになりたいと思い、同じ道場で空手を始めたのもいい思い出。

昨日結婚した先輩、末永くお幸せに!

 

 

スニーカーを無断借用

中学のとき、体育の時間は、学校指定のスニーカーだったのね。

でも、DQNな連中は他のクラスの下駄箱から、無断で借用していくのよ。

もとの持ち主のところに返さずに、ほったらかしなことも、しばしば。

で、俺は自分の買い換えてあまったスニーカーに画鋲をしこんで、下駄箱のうえに、放置しておいたのね。

2日後、中が血まみれのスニーカーをハケーン、足を引きずりながらも、なんでもないふりをしているDQNを確認したときは、スーっとしました。

その後、盗難件数すこしは減りました。

 

1歳の娘を連れて児童館へ

今日1歳の娘を連れて児童館へ。

お気に入りのオモチャで遊んでいたら、3歳位の男の子が電車のオモチャを持って娘の隣に座る。

するといきなり娘の足に、持ってた電車のオモチャをぶつけてきた!しかも何度も。
案の定泣く我が娘。
男の子の親を探すと、それらしき人はいるんだが、ケータイ見てて、全然こっち見てない。

仕方ないので、「オモチャでぶっちゃダメ!すっごく痛いんだよ。自分がされて嫌なことは、人にやっちゃダメ!!」と怒った。

男の子が泣きだした途端、さっきケータイカチカチいじってた人がすっ飛んできた。

お約束のセリフ
「うちの子になにすんの!?」を生で聞いたよw

「お宅の息子さんが、オモチャをぶつけてきたんです。ケータイいじってないで、きちんと自分の息子を見といてください。」

っつったら、
「旦那にメール打ってたんだから仕方ないでしょ! 2つも同時にできないわよ!!」だって。

初めて日本語通じない日本人に遭遇したよ。

「ケータイ優先するなら、きちんとした躾するまで、こういう所に来ないで下さい。周りの親子に迷惑です。」って言ってやった。

何か言い返そうとしてたけど、近くにいたママさん全員が、その母親の事見てて、視線に気付いて無言で帰っていった。

「お騒がせしました」と周囲に謝ったら、結構(悪い意味で)有名な親子だったらしく、逆にお礼を言われたw

 

 

家賃払え

学生の時、貧しかったのに大家が家賃払えとか言うの。
んで、待ってもらったんだけど、毎日嫌味をねちねち言われる。
こっちは飯も我慢してるのに。
だから、やっつけようと思って。先輩に悪魔呼ぶ方法聞いたら、
「さぁ。ナマニクとか供えて、合わせ鏡とかすんじゃね?」
って言われた。

その日の夜すぐに合わせ鏡して、なけなしの金で買った生肉置いて体育座りして、ずぅっと見てた。
で、気が付いたら朝。

翌日大家に
「あんた、昨日外から見てたけど、ずっと何してたの?」
って詰問されたので、やばいって思って、
「あぁやると肉がいっぱい見えるんです」
って言ったわけ。

そしたら、夜すき焼きおごってくれて、部屋のカーテンも買ってくれた。
なんか急に優しくなって、家賃も待ってくれた。
呪いとか魔術ってすごい。

 

 

玄関前で犬に糞される

俺んちの玄関前で犬に糞させて、そのまま立ち去る奴がいた。

1週間くらい続いたある朝、早起きして隠れてたら、中型の雑種犬連れたオバさんだった。
その日も そのまま立ち去ろうとしたので、
「あんたか、毎日クソさせてたのは!!」って言ってやった。

「ここでフンさせたのは今日が初めてです。」なんて言いやがった。
「じゃあキチンと始末してくれ」って言ったら、
ポケットの中を探すふりして、
「あ、今日はたまたま袋を忘れちゃった」だと。

俺は自分のポケットの中のポケットティッシュを
「これやるから持って帰れ」とババァに渡した。
「ありがとうございます」なんて言って受け取ったババァだったけど、中身が一枚しかないのに気付いて困った顔してた。

実は中身が一枚しかないことは俺も知ってたんだけど、
「玄関に匂いが着くから早く始末してくれ」
って追い討ちしてやった。

結局ババァは、一枚のティッシュに大盛りの糞を両手で持って帰っ
たよ。
それから家の玄関に糞されることは無くなった。

 

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