『両親を離婚に追いやった現妻』など全5話 – スカッとする話 短編 – 傑作選【因果応報・復讐・武勇伝】

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

夜中に酔っぱらって親父と同僚が帰宅

夜中に酔っぱらって親父、帰宅。同じく同僚の酔っぱらいを連れて
「×子(母)オラ、出てこい!」怒鳴る怒鳴る
近所迷惑なので姉と俺が渋々起きる

酔っぱらい同僚、最初から説教モード「亭主をATM扱いとは何事だ!」姉に向かって怒鳴る
チンピラがやるみたいに顔を近づけ、威嚇に入ってやがったので俺が後ろから剥がし
後ろでニヤニヤしてる親父目がけて突き飛ばし
「またかよ!こりねーな!」って同じように顔を近づけて「ああん?」としてやった

酔っぱらい同僚が「親に向かってその態度は何だ!」とまた説教モードに入った
姉が立て板に水で、すでに離婚は成立していること。離婚理由は父の浮気であること。
慰謝料にこの家を母名義にしたこと
この人にはもうこの家に住む資格はないが、次の家を見つけるまでのお情けで置いてやってること

なのにズルズルと居座っているただの居候であること。等々を慣れた口調でダーっとしゃべった
同僚は途中まで「ンだゴラ」「うっせー」と怒鳴っていたが途中から姉の言葉が頭に入りはじめたらしく沈黙

最後に姉が「ちなみに私はこの人の元女房でなく娘。離婚しても親子の縁は残念ながら切れないし
ATM代わりも何も成人するまで子を養育するのは義務。義務を背負うのが嫌なら今一度弁護士に相談することになるが」
と言うと親父が頭を下げて「ごめん、ごめん。あいつ(母)には言わないで」

同僚、白けた顔で「奥さんは?」
俺「夜勤です。どーせ専業主婦の寝てばっかいるブタだって聞かされてたんでしょ?あんたみたいなの前も来たんだよね」
同僚マズって顔

姉「夜中に酔って他人の家に押しかけて未成年に威張りちらすような人が、よく道徳説けますね」
同僚が帰ろうとしたが無理に名刺もらう「拒否するなら警察呼ぶ」と言ったら渋々出した
他人の名刺かもしれないので記載してある携帯番号その場でかけた
ちゃんと鳴ったからOK

同僚、去り際に「恥かかせやがって!」と親父に怒鳴る
親父、エヘって顔して風呂場へ向かおうとする 
シャワーしてさっぱりして寝ようってかアホ
「車庫で寝ろ」と追いだして施錠
2:00ごろ車庫を覗いたがいなかったのでたぶんビジホでも行ったんだろう
さっき母が帰ってきたので父を本格的に追いだす話し合いをする
ちなみに姉はフケ顔

 

 

両親を離婚に追いやった現妻

小学校の低学年の時に両親が離婚した。
俺は母親に引き取られたが、特に貧乏な暮らしではなかった。
母の実家はまぁまぁ裕福だったみたいだし。

その母親は病気で祖父母より先に死んでしまって、その後祖父母も死んで
30手前で俺は天涯孤独(実際には父親がいるんだけどな)になった代わりに
普通に仕事して贅沢さえしなきゃ楽に暮らせるぐらいの金と不動産を遺してもらった。

そんなある日、弁護士と名乗る男が訪ねて来て実父が死んだことを知らされた。
父に対する感情は正直何もない。
両親の離婚の原因が父の不倫だったことは聞いていたが、
そんな昔のことで今更どうこう思わないし。

でもまぁ、ともかく俺は一応相続人なので連絡が来たみたいなんだ。
何がなんやらよく分からず、とりあえず指定された場所に行った。
父は昔の不倫相手とそのままちゃんと?結婚していたが
子宝には恵まれなかったらしい。
それで現妻と俺が相続するらしいが、弁護士さんの横に座っていた初老の女(現妻の母親)が
突然優しく諭すような物言いで語りだした。

20年近く前に(多分離婚直後ぐらい)父は大病を患ってあまり大きな保険に入れなかった為、
現妻は大した保険金も受け取れていないらしい事(あまり意味が分からんかったw)や
その大病のあと転職して以降、収入も安定せず生活は苦しかったことを聞かされた。

でもあなた(俺)はずいぶん回りに恵まれていたようね、みたいなことを言われ
なんかすごく不愉快に思った。何勝手に俺のこと調べてんだよって。
要するにその女が言いたいのは、今回の突然の死で娘の今後のことが心配らしい。
だから放棄してやってくれってことだった。

正直相続分は大した額でもなくて国産車が買える程度。
金には困ってなかったから放棄しても良かったが、
両親を離婚に追いやった現妻に施してやることもないと思って放棄は却下した。
ま、こういう復讐があってもいいんでないかとw

因みに、俺が相続はすると返答したあと、現妻とその母親が軽く喧嘩を始めた。
母親「だから言っても無駄だって言ったでしょ。あの人(俺)には当然の権利なんだから」
現妻「お母さんがもっとしっかり話してくれないから!」
母親「そんなこと言ってもあの人は紛れもない息子さんなのよ。最初から分かってたことでしょ!」
現妻「あーあー、もう!ほっといてよ!!」
って感じ。やれやれ。

 

伯父の家の息子が何かこじらせていた

去年のお盆の話。私がやり返したわけじゃないけど。
帰省中、本家のお墓と仏壇がある伯父の家に行ったら、
そこんちの息子(同じく帰省中。学生)が何かこじらせていた。

私の車に同乗して行った従姉がちょっと珍しい職種なので、
伯父伯母私はつい従姉に色々質問してしまった。
伯父「ここだけの話、足の引っ張り合いなんかもあるんだろ?」
従姉「まあね~未だに男社会がはびこってる業界だからどうしてもね…」
という会話に伯父息子(以下従弟)がいきなり噛み付いて
・男は足の引っ張り合いなんてしない
・その業界は皆忙しいからそんな暇はない筈
・でっちあげはやめろ、女の嘘は醜い
・そんなに男を陥れたいのか
・これは日本の男の格を下げる陰謀であり、草の根運動からナンチャラカンチャラ

伯父と伯母が「何言ってんだこいつ」みたいに目を見開いてびっくりしてた
従姉はフーンて顔。
従弟の勢いが止まらないので伯母が「いいかげんにしれ!」と叱るが従弟さらにヒートアップ。
伯父が「黙れ!」と怒鳴ってテレビをつけた。

NHKの国会中継。質疑応答でワーワー騒いでいる。
「これ見ても男は争わん、足の引っ張り合いせんと言えるか!ここに映ってるのは全員女か!よく見れ!」
従弟は民主党がどうのとブツブツ言っていたが
「そんなこと聞いとらん!お父さんは男か女かだけ聞いとる!」と伯母に一喝され、居間から出て行った。

伯父伯母に謝られ、「あいつはすぐ帰すから」「また来てね」とお土産ももらってしまった。
今年も行く予定だけど、事前に従弟がいるかどうか電話して聞いた方がいいのか考え中。

 

 

会社の金で作ったグッズが出品・落札されていた

以前勤めていた会社、直の上司のパワハラがすごかった。
機嫌が良い時は仕事中でもずっと雑談してくる、おもに自分の自慢話。長い。
機嫌が悪い時は仕事上の要件があって話しかけても無視か怒鳴ってくる。仕事進まない。

上司の機嫌が良いか悪いか顔色を伺いビクビクする毎日で、ストレスにより髪の毛が全部抜けた。
上司が社内で使用するアカウント名(メールアドレスの@前など)をすべて統一していることに気づき、
ふと出来心で、その文字列で検索してみたところ、ヤフオクがひっかかった。

そのアカウントから、会社の金で作ったグッズの数々が出品・落札されていた。
グッズの製作・管理を任されていたのは上司、製作には月に一千万単位を費やしていた。

お客様から出品されるにしては多すぎたし、やや厳し目の条件を満たさないと入手できないグッズであること、
社内にグッズが有り余っていること、アカウント名一致、プロフィールに記載されている住所などで上司と判断した。

これは業務上横領罪になるかなと思い、上司に察知されアカウントを消されるのを防ぐため、
取引履歴やプロフィールなどをキャプって保存。

親しい他の社員何人かに、グッズが大量出品されているタイミングを見計らって
「こんな出品が大量に…」と相談の体を装ってばらまいた。

数日経ってアカウントは消されたが、上司は社長とコンプライアンスに呼び出され長い会議を行っていた。
会議室から出てきた上司が「誤解です!」とずっと言っていたのを、こっそり自席から見てニヤニヤしていた。
月末、自主退職という形で上司は会社を去っていった。

のちに「本当は君を解雇するか上司を解雇するかで悩んだ」とコンプラから言われ肝が冷えたが、
親しい社員たちが「あの人(私)がいなくなると業務に支障が出る」と訴えてくれたそうだ。ありがたい。
その会社も他の会社に吸収合併され、消え去ったので、思い出話として。

 

 

親の因果が子に報いた

義妹(夫の妹)が「離婚する!」と泣いて帰って来た。
義妹いわく、義妹の姑は「自分の産んだ息子が大好きな異常者」で、
「息子と結婚した女が何がなんでも許せない色ボケ婆」で
「あることないことで嫁を陥れて」
「旦那はマザコンで母親の言いなりのお人形ボクちゃん」
だそうだった。

義妹の泣き言を聞くため、仕事帰りに召集された義兄夫婦、うち夫婦。
義父、義母、義兄、旦那が「義妹ちゃんかわいそう」とむせび泣く中
義兄嫁さんが
「親の因果が子に報いたんですね」
とズバっと一言。

「自分の産んだ息子が大好きな異常者でー、息子と結婚した女が何がなんでも許せない色ボケ婆がー、
あることないことで嫁を陥れてー、マザコンで母親の言いなりのお人形ボクちゃん旦那がー、
そんな色ボケ婆をかばう、んでしょ? まんま因果応報しちゃいましたね、アハハハ」
笑ってない笑い声をたてる義兄嫁さん。

義妹は意味がわからずポカーンとしてたが、娘よりやや血のめぐりが良い義母、
「色ボケ婆とは何よ!あそことうちは血筋が違うんですからねキィー!」
と喚いてくれたおかげで義妹にも意味がわかったらしい。

スピリチュアル()好きの義妹が「お母さんが嫁イビリしたせいなのぉー!」と暴れた隙に義兄嫁さんと私は逃走。
義父と義兄、いつもどおりニヤニヤしてるだけで何も止めず。
義妹が義兄嫁さんをイビってる時も、義兄嫁さんに泥棒してる時も
義母が嫁いびりしてる時もただニヤニヤしてた。

旦那は私がイビリを訴えると「嫁ちゃんかわいそう」と泣き、
義母にギャンギャン言われると「母さんかわいそう」と泣くかわいそう教の信者だった。
義兄嫁さんも私も「今度義実家に煩わされたら即離婚」と、すでに離婚届を書いてもらっていた身だった。
それを忘れたのか、仕事帰りにだまされて義実家へ連行され、もう愛想がつきた。

今、元義母は「お母さんのせいで祟りが私にー!」と
愛する娘のサンドバッグにされ疲労困憊らしい。
元旦那はロミオメールめいたものを送って来る。
元義父と元義兄はやっぱりニヤニヤしてるだけらしい。
先日、元義兄嫁さんの会社の前に元義兄がニヤニヤと立っていたとかで、警備員に排除してもらったそうだ。

 

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