『子供が欲しがってるから』など全5話 – スカッとする話 短編 – 傑作選【因果応報・復讐・武勇伝】

スカッとする話【短編 - 傑作選】まとめ - 全5話

 

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スカッとする話【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

当時高校生だった兄がボロボロになって帰って来た

未だ近所でも話題になる我が家の武勇伝。(主に祖父と兄)

もう20年以上前だが、当時高校生だった兄がボロボロになって帰って来た。
良くケンカをして生傷の絶えない兄だったので別段珍しい事では無かったらしいが
が、その日は何と小学校低学年位の子供の手を引いて帰って来た。

祖母と母は最初は驚いたが、その子供を見て直ぐに何が有ったか悟った。
兄が「ごめん。お袋。我慢出来んかった。」と言うと
母は「後は大人に任せなさい。ようやった。」というと連れてきた子供を家に上げた。

実はこの子、近所でも虐待を受けていると有名だった子。
母親の再婚相手の男(ヤのつく人らしい)から暴力を受け、
ろくにご飯も貰えていないのか痩せ細っていた。
(当時警察は今よりも民事不介入とかで何も対応しなかったとの事 ※あくまで又聞きです。)

その当日も暴力を受けていたところに偶然兄が通りかかり、
大立ち回りの末連れ出してきたとの事。
当然、直ぐに虐待父が家に凸してきて喚きまくる。
(かなり兄にボコボコにされた様で、痣だらけだった。)

やれ、慰謝料よこせだ俺の組が黙っていねえぞだのと脅しかけていたらしいが
母と祖母は一歩も引かず相手を睨みつけていたそうだ。
(当時見ていた近所のおばちゃんが「あれは般若の顔だった」と証言しているw)

その後一通り喚いた所で近所の人々が集まってきた事にバツが悪くなったのか
虐待父が撤収。「この落し前必ずつけるからな!」と捨て台詞残して。

その後、母と祖母が兄と子の手当てをしている所に祖父が帰宅。
母と祖母と兄の話を聞き、子の傷を見ると子供の頭をなで
「話付けてくる」と再び出て行った。

いつもはのんびりとしてニコニコしている祖父の怒りの表情を見たのは
あのときだけだった。
祖父が出ていって3時間位が経ち、母が心配して警察に・・・と言っている間も
祖母は「大丈夫(笑)」とニコニコしていた。

そうこうしてると「帰ったぞー」と祖父が帰ってきて開口一番
「今日からこの子は暫くうちの子になったからの」と言うと子を抱き上げて
ニコッと笑った。

後から聞いた話だが、虐待父の所属する組に乗り込んで組長と話を付けて来たらしい。
何でも昔馴染みだとか。。

結局その後、一年程その子は家で暮らした後、その子の父方の祖父母
に引き取られていった。

最初、小学校低学年だと思っていたが実は小学校6年だと知った時は
戦慄した。(私より年上だった)

で、現在、その子。兄の嫁という何てドラマ?みたいな展開で
家の家族になっている。
祖父も未だ現役バリバリ。
近所じゃ兄は虐待されてた子供を助けたんじゃなくて嫁を連れて来た
と今でもからかわれてる。

この話のなかで全く活躍できず未だ未婚の自分って一体。。

 

 

子供が欲しがってるからプレゼントしろ

数年前の私じゃなくて友人がした武勇伝。
修造兄貴に見た目も中身も少し似ている友人は国境のない医師団のような無医師の地域(海外)で医療提供している。
その時は久しぶりに日本に戻って来て甥っ子へのプレゼントを買うのに付き合った。

電車の中でヨド〇シの袋を持ちながら買ったゲームについて話す私たちの話を聞いていたらしい
小学校低学年ぽい男児が「それゲーム?頂戴チョウダイ。ソレ頂戴」を始めた。

普通だったら一緒にいる親が「すみませんでした。こら、ダメでしょ?」とか諭すものだと思うのですが
一緒にいた母親らしい女は「子供が欲しがってるからプレゼントしろ」と言ってきた。

(これが噂のクレクレキチママか!リアルは初めて見た!!)と内心wktkしていたがたいして
可愛くもないガキが上目使いでじっとりニヤニヤする姿とくれてやって当然って態度の母親の姿を
見ていると凄く醜悪で・・・同じ人間か?と違和感を感じるほどだった。

友人はガキに声掛けられた時は一瞬ポカーンとしていたが
スグにそのガキと同じ目線まで腰を落とし目を見ながら結構デカい声でゆっくり話しはじめた。

「日本みたいな裕福な国にも物乞いがいるなんて・・・でも大丈夫。日本では平等に教育を受ける権利がある。
君もキチンと勉強して社会に出ればこんな負の連鎖から抜けられるよ。
親から言われたとしても子供が物乞いなんてしちゃいけない。
国によっては物乞いをターゲットにした誘拐犯もいるから気を付けるんだよ」

キラキラした瞳でのアツい励ましにそのガキは「う・・・うん」と頷くしかできず
それを聞いていた周囲はクスクス・・・母親は何やらふぁびょりだして次の駅で降りて行った。

「少し日本を離れていた間にこんな電車にまで物乞いが出るようになったなんて・・・民〇党は何やったんだ?」と真面目な顔で憤慨している友人に思わず吹いた。

天然最強。その友人が無事帰国し日本に根をはるとのことなので記念カキコ。

 

自己顕示欲の塊

数年前のある役員会での話。

団塊の糞オヤジがいたのだが、外資系での部長経験があるとかで
こいつが自己顕示欲の塊だった。
例えば会議の最中に他人の話を奪って、自分に注目させようとする。
これが天然でやっているから、非常に厄介。
対した理由もなく新参者にマウンティングして自己満足するような嫌な奴だった。

この団体の会長を決めなければならなくなったのだが、
事実上誰もやりたがらない仕事で正直選挙をやるにも誰を人身御供に出すか正直困っていた。
ところがこの団塊オヤジ、「長」がつけば何でもやりたがるようで
ここでも「俺が俺が」の露骨な選挙活動が始まった。

当初、中堅の間ではあのジジイにやらせとけと言う話もあったが、
若手のなかにはあいつにやらせると会員全員が迷惑するから止めさせろということになった。

実際、この団塊オヤジにマウントされまくった若手が、
思いっきり恥をかかせてやると画策はじめた。

まず若手が集まって「団塊さんが会長になったらどうします?」
みたいな話を振るようになった。

団塊オヤジは嬉しがって、とにかく余計なことを言いまくった。
それを忠実に中堅に伝えたら、中堅もあいつは外せと言うことになった。
挙句に、若手の中にも団塊君に奢らせて一晩中いい気にさせた奴もいたらしいwww

そして選挙の当日。
なんと、示し合わせていなかったのに団塊君への投票は1!
おい鬱を書けるように中堅の一人が、投票用紙を並べて不正がない事をアピール。
全然信任もない奴ですら2票も入っていたのに、みるみる真っ赤になっていく団塊オヤジ。

それから役員会では一言もしゃべらず、半年後に消えていった。
めでたしめでたし。

 

 

義姉GJ

スレ違いだったらすみません。
義姉GJだった話です。(私は義姉から見て私は弟嫁の立場です)

先日幼稚園児の甥っ子×2からの招待で運動会に行ったんですが、
呼んでないはずの義姉のトメさんが来たのが第一のトラブル。

あまりいい人ではないのは聞いていましたが、
勝手に来ておいてどっかり座り込んでこちらの挨拶をスルーされたかと思ったら私と旦那に
「あんたらが嫁子の弟と嫁さん?」と言った姿をみて正直印象は最悪。

義姉も義姉夫もトメさんに帰るよう言いましたが「孫くぅーん」でシカト…話にならない。
まわりの目もあるのと午前のうちに運動会は終わるから我慢の空気になり、トメさんはいないものとして扱って終了。

運動会が終わったら義姉家族の家の庭でBBQする予定だったので行くと、
誰かが先に来ていてコンロに木炭突っ込んで火をつけてるところでした。
義姉も義姉夫も知らない、私たち以外と一緒にBBQの約束なんかしてないと全員パニック。
車降りてわかったのは、義姉夫の兄嫁+その友人二人でした。

義姉夫が詰め寄ると
今日は甥っ子の運動会だからこの家は夕方まで無人、だから庭を借りてBBQやろうと思って友達呼んだ、
自分らで道具用意してきたけど建物の影にコンロと炭があったから使った(義姉たちが戻ったらすぐ準備にとりかかれるように置いてあった)、
そもそもなんでもう帰ってくるんだとキレまくりでした。

まわりの友人もどういうこと?義弟さんに許可得てるって話じゃなかったの?と責められる義姉夫兄嫁。
そこへ食材の買い出しに行っていたらしい友人二人も戻り、まさにパニック状態。
喧嘩が始まってしまい、義姉夫が人の家でやめてくれ、よそでやれと一喝。

そこでまた勝手についてきた義姉トメさんがせっかく来てもらったんだから一緒にBBQやればいいじゃない!と言ってしまい、さらに現場は混乱。
義姉がカッと目を見開いて、あんたは呼ぶ側でも呼ばれた側でもない!帰れ!と言って火のついた炭をいじってたトメさんの手をヒッパたきました。

反論の隙を与えず「まーーお義母さま残念ですぅお時間ないみたいでーえ?次もその次もないですー。どっちかが死ぬまで、的なぁ?」
と言って追い返しました。(義姉夫は兄嫁を片付けるのに忙しかった)

友人さんが知らなかったとはいえよその庭で好き勝手を申し訳ありません、
せめてものお詫びとして食材を受け取ってほしいと申し出てきましたが義姉は友人は悪くないと言って受け取らず。
恥かかされた!と歯を出しながら目をひんむいて怒る義姉夫兄嫁を引きずって帰られました。

あそこまでの混乱の中でトメさんをやっつけた義姉にスカっとしたのとGJを送りたくて投下します。
可愛い甥っ子の障害を欠陥だと笑う義姉トメさんと義姉夫兄嫁なんか、赤の他人の私でも大嫌いです。
救いなのは甥っ子が二人とも運動会疲れで爆睡していて騒ぎを見ずに済んだことでした。
登場人物の呼び方がややこしくてすみませんでした。

 

 

障害者用駐車場

以前に勤務先があった地域は、とにかく運転マナーが悪い。
出入りの業者も専用の場所があるにもかかわらず、正面玄関に横付けで1時間放置なんて当たり前。

障害者用駐車場にも当然のように真っ赤な色の清涼飲料水の会社が停めていた。
赤い車や白黒の現金輸送の警備会社の車が停めることがしばしば。
利用者からも停まっているので使えないとクレームが来ていた。

何度か、施設担当者や契約担当部署に何とかしろと言ってたのだが、全くらちが明かない。
それどころか、逆切れして「お前が直接文句を言え」とくる始末。
何度か注意したが、現地の方言で罵倒して逃げていくだけ。数日後にはまた同じような感じの繰り返し。

そんなこんなしてるところでよそに就職が決まったので、最後に爆弾を仕掛けることにした。
こういう末端の連中は県単位の孫会社レベルなんだよな。

親会社から出向で全国転勤しているのが取締役だったりするのは事前に調べておいた。
ここでミソが付くと本社には戻れないってことも。

まず、例の赤い車と白黒の車が停まっているところを写真に撮り、本社IRと法務部門にメール。
御社は輸送会社なのにドライバーに障害者を雇っているとは知りませんでした。障害者雇用に貢献しているとは立派なので株主総会でお礼を言いたいって感じでね。
警備会社にも同様に趣旨のメールを送りつけてやった。

それから2日後から2週間毎日、この2社の担当者が職場に押し掛けて来たらしい。
同僚は「俺さんは、休暇中です」としか言わんかった。
「らしい」ってのは、俺はそのころはたまりにたまった有給を取りまくってたからな。

同僚から聞かされて、大爆笑。
さらにこの同僚も施設とか契約担当者には恨みがあったみたいで、
そちらに行かないと許してもらえないとか言ったらしい。

その後も担当者が来ていたが、有給が切れた日、同僚はこの2社の担当者には「俺さんは退職しました」と伝えた。
同僚も相当頭に来てたんだな。頼んでないのによくやってくれたよ。
ほぼ1か月間毎日職場に来てたんだとwww

 

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