『DVモラハラなどのフルコース』など短編5話 – ロミオメール体験談

短編5話 - ロミオメール体験談

 

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ロミオメール体験談【短編 – 傑作選】まとめ – 全5話

 

 

1

私の親を騙して有利に離婚しようとした浮気元旦那からのロミオメール。
元旦那の弟が専門学校やめてFランの法学部に入学。
「有責配偶者からは離婚できない、有責なら女でも慰謝料払う!」と旦那に話したらしい。
旦那、私を有責にしてプリンちゃんとの結婚を目論んだ。
(私はプリンちゃんに職場凸されて弁護士探してる時で、元旦那はプリンちゃんに結婚を迫られていたらしい
元旦那、新しい携帯を購入、私が不倫相手との専用機としてそれを使ってるように偽装しようとした。
ただ所詮はバカ、不倫相手として使ったアドレスは義弟のiPhoneの普段使わないソフトバンクの方のアドレス。
仕上げにうちの両親を巻き込もうとその偽装携帯から母へ「不倫がバレて追い出された、今は不倫の時用のこの携帯と千円だけしか持ってない」と送信。
母は確かに不倫大嫌いだけど、ニュース大好き勉強大好きな人。
オレオレ詐欺対策マニュアルに従い私の本来の携帯に連絡してきて事態が発覚。

 

ロミオメール本文

バカだなあ。
俺は弟の勉強とお前の母さんの認知症をテストしただけだよ。
敵を騙すにはまず味方から。
ほら、お前って俺の一番の味方じゃん!
信頼じゃん!
機嫌治せよ、弁護士の知り合いができるのは弟にいいかもな!
でも弟には離婚なんて小さいことより麻原彰晃みたいな大物相手の弁護士になってほしいな!
だからあの弁護士はもう要らないや。
じゃ、よろしく!
メールおわり。
はあ…離婚調停するけど、この調子だと長引くよねて

 

旦那は今は別居段階で調停はまだなので、元は気が早すぎました、ごめんなさい。
旦那はプリンの凸は知らないはず。
「私は手柄じゃなくてあの人がほしいだけ」ってプリンが言っていたから。
旦那のストーリーとしては私が数ヶ月前までいた会社ぎサービス残業だらけだったので、その会社を退社した事になってから帰宅までを不倫タイムにでっち上げたかったらしい。
帰宅してない事実と不倫メールでいけると思ったみたい。
私の親にメールを送ったのは「実家に帰れたら家事をやらなくていい実家の方がよくなっちゃうだろ?」との事。
もともと勉強という意味では賢い人ではなかったけど、昔はこんなじゃなかったのに。

 

 

2

同い年の元旦那は、私と別居中に子供と同じ保育園の保護者と不倫。
私と離婚成立したら、すぐに不倫相手も離婚。
半年後、不倫相手と再婚。
なのに連絡がくる。

「やっぱりお前と暮らしたい」「お前とじゃないと嫌だ」「お前と子供たちと一緒にいたい」「今の妻はヒステリックで嫌だ」「でも俺は怖いバックがいる」「逃げたら追手がくる」「そうするとお前たちが危ないので行けない」「同じ空の下で生きていこう」「いつか一緒に暮らそう」
どちらも自分のものにしておきたいんでしょうね。

 

3

妹の元旦那がロミオになった。
「久しぶり、元気にしてる?
ハハッ…なんてこんなこと俺に言う資格なんてないよな
お前と別れた今、家族に逢うこともできず一人この部屋で一人の寂しさに心震えているよ
(遠まわしかつ長い文章の近況報告なので中略)
誰にも愛されなくて辛いよ
お前ともう一度幸せをきづきたいよ
愛してる   ロミオより」
この男、DVモラハラなどのフルコースで殺しても情状酌量で減刑余裕でもぎ取れそうなことを妹にした馬鹿野郎である。
あまりの内容にこいつの両親が縁を切るほど。
この時妹はカウンセリングを受けに行っており、私が携帯を預かってた。
色々と腹立ったので返信しようとしたが、文章の内容について「さむい」と返したら「俺があっためてあげるよどこにいる?」
と返してきそうなのがロミオだし、拒絶しても罵倒してもポジティブに返してくるだろうと考えた結果。
「大丈夫!この世で愛されなかった人だけが乗れるレティクル座行きの列車があるの!
レティクル座の入り口ではジム・モリソンがそんな人たちのために水晶の船を歌って歓迎してくれるよ!
アハッ♪でも罪を背負った人間ならびにつまらない人間は飛び降りていただく決まりになってるから
○○(元旦那の苗字)さんは飛び降りちゃうね♪」
っと電波チックに対応。
ロミオが良く曲を引用するので対抗してこちらも引用。
そのあと離婚の時に世話になった元旦那の兄にサクッと連絡。
謝罪と払われてなかった慰謝料をもらった。
とりあえず妹には詳しいことは伏せてお金振り込まれたことだけ告げといた。

 

 

4

温度差に耐えられないと別れをチラつかせてくるので、しんどくなって別れた元彼から。
「」内は抜粋です。(方言だけは直していますが)
直後「ずっとそう思ってたんだないいよ別に俺は別れるのくらい」
しばらく経過「失って初めて、俺が失ったものの大きさに気づいた。やっぱり別れたくない。別れたくないよ…」
更に経過「なんで俺達、もっと歩み寄れなかったのかな…
もし出来てたら、今頃一緒にいられてたかもしれないのに」
この間「お前が変わっちゃったなって思ってたけど、
よく考えたら変わってなかったな笑
俺に会いに来てくれないのは
俺への愛が足りないせいだって思ってたけど
もともと休みの日とか会ってなかった!
…なんて、今更気づいても遅いよな…
はは、わかってる。
でも、今ならやり直せる気がするんだ!
だから…な?」
他にもスクショ10枚くらいのラインが大量に来てましたがスルー。
彼にとっての歩み寄るというのは、私がバイトや講義をサボって彼の予定に合わせることなので、やり直しても歩み寄れないと思って放置しています。

 

 

5

昔、某雑誌に勤務先が取材されたことがあって、広報担当だった私の写真や名前が載ったということがあった。
その雑誌が出回った一か月後、会社に「○○(私)さんが自分の昔の知人ではないかと思う。覚えがあったら連絡欲しい」
みたいな電話が来たらしい。
名前を見せられて思い出し、連絡を取った。
6歳の時遠方に引っ越して行った近所の男の子だった。
休日に会う約束をし、再会して顔を見た時はあんまりの懐かしさに涙が出た。
ハンサムな大人にはなってたけど、当時の面影は十分にあったし、自分が思ってた以上に感極まってしまって、
「会えて嬉しいよ」と泣いてしまった。それぐらい当時は仲良かった。
お互いの近況を話し、私が30歳を前に未だに独り身だというと彼は嬉しそうに笑って「自分も」と言った。
彼の方は期間限定の出向で、数か月前からこちらの方に来ているという話だった。
彼に見つめられながら「雑誌を見て嬉しくて連絡した。人生今まで色々あったけど、
君の家に引っ越しのお別れを言いに行った夜より悲しかったことはないよ」と言われ、ポーッとなった。
間もなく付き合い、お互いの家を行き来するようになった頃、私の携帯電話に無言電話があった。
向こうは一言も発しなかったけど、細くため息のような音が聞こえ、それは女性のような気がした。
会社でその話をすると、ちゃらいモテ男系の後輩男子に「それは先輩の彼氏の女ですw絶対そうw」と言われた。
彼にその電話のあった番号を見せ「変な電話があった、折り返してみようか迷ってる、あなたは何だと思う?」と試しに訊いてみると、
白状されたwww
既婚だったwwww地元に残して独り出向中だってwww子供1歳だってwwwだははははwwww
泣いて謝り倒されたり、延々とストーキングされたり色々大変だったけど、結局逃げ切って別れた。
正直未練もあったが、「君が嫌なら別れるから」の彼のセリフで、
「嫌に決まってるだろうがあああああ、何でお前のお二号に成り下がって甘んじるんじゃああああ馬鹿があ」と彼の前でキレ、
その怒りをバネに逃げ切った。

着拒するまで延々と、「君と先に再会出来てたら、結婚なんかしなかった」
「お願いだからもう一度君に会いたい」「結婚を後悔してる、君と結婚したい」とか、メール来たけど、
一歳の子供がいるのに(しかも写真見せて貰ったw)「結婚失敗ww」みたいなこと言う、その存在を否定する神経が全く分からず、
6歳以降の彼の記憶は消して、楽しかった思い出のみ残せたらどんなにいいかと思った。
書いてみたらあんまりロミオメールじゃなかったです。すいません。
彼の奥様からの慰謝料請求はありませんでした(彼が独身って嘘ついてる文のあるメールなどは一応保管してましたが)。
今は自分の家庭を持ちつつ楽しくやってます。
彼がもっと早い段階で「実は既婚、でも君が好き」とか言われてたら、彼との関係ももっと迷ったかもなあと正直思ってる。
半同棲な程付き合いだした段階で、奥さんからの無言電話をキッカケに、なんて最悪のタイミングで既婚告白してくれて、
本当に感謝している。

 

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