その神経が分からん! 短編10話【28】まとめ

その神経が分からん! 短編10話【28】まとめ

 

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その神経が分からん! 短編10話【28】

 

1

うちは観光地で食堂やってるんだけど、食事する座敷(個室)に、何の断りもなく犬を上げた客がいた。
来店した時点で、犬は外に繋ぐように言っておいたのに、コッソリ入れてた。
不潔だし、後で他の客も使うから入れるな、と言ったら渋々外に出して、一人が抱いていた。
そういう飼い主がいるから、色々なところでペットお断りになるんだよ。
結構大きな犬なのに、リード持って来てないことが帰り際に判明。
そんな大事な犬なら、ホテルに預けて来いよ!ってか、二度と来るな!

後の掃除が大変だった…。

 

2

職場に五十すぎのおばさんがいる。
溺愛する末息子の成績と素行が極悪すぎて、自宅から超遠い定時制高校にしか受からなかったという。
噂でも、いまどき金髪をした末息子はルーキーズやごくせんよりガラが悪く、
それに輪をかけて頭も悪い子だったので、同情しつつもそれは当然だなぁと思って話を聞いていた。
それで悲しむならわかるが、おばさんの言い分がふるっている。
「成績が悪すぎると高校に行けないなんて知らなかった!中学の先生の説明不足だ!許せない!」
知らなかったはずはない。普通の公立中の普通の先生たちだ。テストも説明会も面談もあるだろう。
それどころか、その末息子の上に二人も男の子がいるんだから、入試について何も知らないとは言えないはず。
しかし今も「息子が定時制になったのはあいつらのせいだ!」と誰彼構わず言っているようだ。
普通に努力して普通の成績があれば普通の志望校に行けるよ……
努力の結果成績が悪いとしても、提出物や授業態度でカバーして推薦でどこか受かるよ……
末息子がすべて手を抜いたからこのザマなんだろうに。
どうしようもなくなってから騒いでいるのもおかしい。
中学生の成績が悪いことを親が知らないわけがないのに一切対策を取らなかったのは自分。
バカだけど高校に入れろなんて、ちゃんと努力して実力で合格していく子たちをバカにした話だよね。
ぜんぶ人のせいにするところ、本当に神経がわからん。
とうとう上司にまで話が伝わって、苦笑いで呆れられていたよ。

 

3

スーパーのレジでボーッと並んでるくせに、会計の金額言われてから
ガマグチからやれ1円玉だ5円玉だ、かき集めているオバハン。
ボーッとしてるんなら、5のつく硬貨1枚、その他は4枚まで、手に
揃えておけ。
往々にして、結局小銭が揃わず、1万円札。レジの人がお確かめください
で、また後ろの人が待たされる。自分が見えていない。
電子マネーかカードにしろ。
カートまでいっぱいにしたその食材も、使いきれずに棄ててるんだろ。

4

昨日、コンビニで私の前に並んだおじさん。
合計額を聞いて小銭をありったけ出したが、足りないかと思ったらしく、
そのまま一 言 も 言 わ ず に店を出て行ってしまった。どうやら車に予備のお金を取りに行ったらしい。
店員が私の会計を先にしようとした矢先に、千円札を手に戻って来た。
だが実は先に出した小銭で額は足りていた。店員がそれを言うと、
また一 言 も 言 わ ず に、車に千円を戻しに行きやがった。
店員が私の会計を先にしようとしたが、また微妙なタイミングで戻って来た。
それからお釣りと品物を受け取って悠々と帰るおじさん。
その神経は私にはわからん。

 

5

逆に急ぎ過ぎて、むかつく話。

俺が通っている病院で、採血検査があるのだが、
銀行みたいに番号の紙を取って、順番が来るまで、
待つシステムになっている。
受付の人が番号を呼んだら、紙を渡して、採血して
もらうのだが、まだ番号を呼んでもないのに、
せっかちなジジイババアが受付に出ていく。
例えば100番なのに、110番とか、130番とか。
そのたびに、受付の人が「番号をお呼びしますので…」と
手を止めて説明する。
だから帰って手間がかかってしまう。

まったくジジイババアって、変な所で、どんくさくて、
変な所で、せっかちで困るわ。

 

6

電車での話

大きな駅で人がたくさん乗ってきた
私は入り口近くの端の席に座ってたんだけど、いきなり50代くらいのおばさんが人ごみかき分けて
ほぼ小走りでぐいぐいこっちに向かってくる

私の前に立った瞬間に息というより声レベルで はぁぁぁぁぁ~~~って言い出した

あまりにもわざとらしくて気まずかったんで席立とうとしたら
おばさん、3m先で席が空いたのを見つけて
びっくりするぐらい素早いスタートダッシュで確保しに行ってた

年寄り扱いして欲しいんならそんな高いヒール履くなよと思った
元気そうに見えるじゃん

7

公園でまったりしてたら知らない人に急に写真撮られた。
撮った後、何も言わずに去ろうとしたので
大きい声で「なんなんですか」って言ったら
きょとんとした顔で「あ、ブログ用の写真です」と言われた。
「載せないでほしいんですけど」って言ったら
「え?載せちゃまずい事情あんですか?」と。
「無いけど、いやなんです」と言ったら
首を傾げながら自転車に乗って去ってった。
ブロガーという人種が大嫌いになった。

 

8

普通に歩いているときに、早足の二十歳前後の女に追い越されたんだけど
広い道にも関わらず何故か体スレスレで、すれ違う瞬間に手が当たったと思ったら
その瞬間グーで打たれた。
そこまでするほど手が当たるのが嫌なら最初から離れて追い越せよと。
他人が避けて当然と思ってる池沼なのか、虫の居所でも悪かったのか。

 

9

職場のおばちゃん。40才くらいで幼稚園の子がいるんだけど
その子がいらないからってオマケのシール持ってきた。
1シートに小さいシールがいっぱい付いてるタイプで、しかもサザエさん。
私含めた女子社員4人に対して1枚。
え、これ切るの…?…誰が持って帰る…ねえ?って静かな押し付け合いが勃発。
まだ花とかキラキラとかならその辺貼ってお茶を濁せるけど
サザエや波平や花沢さんを手帳に貼るのも嫌だ。
結局一番空気読む子の引き出しに収まったけど、何であれが喜ばれると思ったんだろう。
神経ってか本当に分からん。

 

10

スーパーで安売りしてると、何でもとりあえず買ってくるうちのばあさん。
誰も食べず賞味期限が近づくと早く食べろと恫喝してくる。
いらんと言うと、「お前が自分で買ってきたやつはすぐ食べるくせに、何で私が買ってきたやつは
食べないんだ」と逆ギレする。そりゃ食べたくて買ったやつはすぐに食べるに決まってるだろうに。
安売りのピザを大量買い、賞味期限間近に無理やり食わされ、もう買ってくるなと言うも
また安売りしてるのを見ると無視して買ってくるの繰り返しを半年くらいしてる。
なくなったと思って冷蔵庫開けたらまた大量のピザが突っ込んであるのを見るともはやホラーなんだが。

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