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妖怪退治の仕事シリーズ『初めての一人仕事』|【6】洒落怖名作まとめ

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『初めての一人仕事』妖怪退治の仕事シリーズ|洒落怖名作まとめ【ホラーテラーシリーズ】 シリーズ物
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【妖怪退治の仕事シリーズ】- 妖怪退治の仕事してるけど、何か質問ある?

 

初めての一人仕事

 

俺の初めての一人での仕事の話。そんなに怖いもんじゃなかった。

そんときは先生はまだ生きていて、3年くらい前かな。
うちに、20後半近くの男が訪ねてきて、住んでいる家がなんかおかしいから
みてほしいといってきた。

そんで、その男の話を聞くと、どうやら男の家はかなり古いアパートらしく
男は夜勤の仕事も多くて、夜はあまり家にいないのだが
よく近所から、夜中家がうるさいと苦情が来ると、大家に言われた。
でも、言われた時間帯は、明らかに男の家にいない時間帯で
その旨を大家に伝えたら、それはおかしいと言われた

 

そして、さらにしばらく経って。やっぱり周りから大家まで苦情がきて
大家が文句が言うのだけれど、男は仕事だから、あり得ないといった。

そして、その夜も仕事があるから、男は普段通り家を出た。

大家も男の話を聞いて、まさか泥棒とか?とか思って
少し心配して、その日はアパートの部屋に泊まった。

すると夜中、確かに男の部屋はなんか騒がしかった。
そんで、その部屋に行って、中に誰かいますか―というと急に静かになった。

でも、大家は部屋の中からこちらの様子をうかがう気配を感じたらしい。
大家は、部屋の合鍵を使って、部屋のドアを開けてなかの様子を見てみた

 

すると、ふしぎなことに、部屋の中には誰もいなかった。

大家は怖くなって、この話を男にした。
男と大家はよくある陳腐な話だけど、部屋にカメラを置いた。

そんでいつもうるさくなる時間帯にタイマーを設置して
1時間録画することにした。

そして、やっぱり、そのひも家は少しうるさくなって
次の日、カメラを見ると、誰もいない部屋の中で、ただひたすら物音がするのが聞こえるだけだった。
もちろん、ものも何も動かない。

 

大家はいくつかのアパートを経営していたので
結構こういう住宅のトラブルというかなんというか風水とかそういうのに少しつてがあって。
大家は用事があってこれなかったから、その日は男一人でうちに相談にきたとのこと。

まぁ、まずはそのビデオを見せてもらったんだけど。
俺は霊感がないから黙ってて、先生はうーんとか、なるほどーとかなんかヤバそうな貫禄をだしてて
でも、この人も多分何も分かってないなーと俺は培った長年経験で察した。

そんでどうでしょうか?と男が聞いてくると。先生はとりあえず、うちのものを行かせて、様子を見させます。といった。

この段階で、先生はぼろアパートの住人とその大家という組み合わせで関わる気力を無くしたんだと思う。
あんまりお金にならないだろうしね。

そんで、初めて、俺に一人で行って来い。今のお前なら一人でも充分だろと言ってきた。

 

俺は初めての一人仕事だったから少し緊張した。
こういうのはよくある系の多分実害のすくない軽い仕事だから特に怖くはなかった。

相手はもし妖怪だとしたら、たぶん「イルス」とかそういう系統のものだとおもった。
イルスってのはまぁ、感じにすれば居留守で
有名どころだと、アズキ洗いとかもこれの一種だ。
まぁ、とりあえず、もしかしたら、幽霊とかのうせいもあるから
少し慎重にことを運ぶことにした。

そのアパートにつくと、部屋の中は狭い7畳くらいで、フローリングだった。
なのでとりあえず、その部屋に小麦粉と塩あと、古いお米類を混ぜたものを地面にバーと薄く、まんべんなく広げた。

かなり前に書いたと思うけど。幽霊と妖怪の違いって何かというと
幽霊はあくまで精神的な作用をもたらせるけど
妖怪は物理的にも作用をもたらせる。

なんでこの小麦+いろいろとか(詳しく配合は企業秘密)を地面に撒くと
もし妖怪なら、足跡が残るんだよ。
幽霊は残さないけどね。

だから、幽霊は足がないとか、いう話がよくある

そんで、また夜、男は友人の家に泊めてもらって。
部屋ではビデオカメラをまわした。
床には例に粉をばらまいてね

そして、後で確認すると、カメラには特に何も映ってなくて
でも、床のほうには何か紐を引きずったような薄い跡があった。

イルスは、部屋に人がいないときに物音を出すやつに対する総称で
それ自体色々あるんだけど
追い出すこと自体そこまで難しいことではないというか
昔なら、みんなやっていることなんだけど。

俺はそこで深刻な顔をして、とりあえず、お祓いをしておきます
とか言いながら、お札やらなんやら取り出して、それっぽいことをした後に
今日、一晩ここに泊って様子を見ると男と大家にいった。

 

夜中、俺は電気を消して、部屋の窓をあけた。
そんで、玄関の入口のほうに蝋燭を一本だけ立てて
玄関のほうから、部屋の奥に向かって豆をまいた。

福はうちー、鬼はそとー的なあれ。
ただ、もちろん一般的に撒くあの豆ではなく、あの豆をさらに自分のおしっこに一晩漬けて、そんで乾燥させたやつ。

そして、「出て行きなされ、出て行きなされ、ここよりもっと住み心地のいい家はたくさんあるぞ、
こんなより、もっといいお家に行きなさい。そして、そこでいたずらしなさい
そうすれば、また豆を上げに行くよ」と。詩を歌う。

そして、最後に窓を閉めて、蝋燭を吹き消す。これでおわり。

まぁ、なぜもっといい家に行ってもらうかというと
そっちのほうが、駆除しに行ったときにたくさんお金がもらえるからである。
そして、また追い払っては豆をやって、っていう相手側にとっても自分側にとっても美味しいビジネスなんだ。

妖怪退治の仕事シリーズ

1 太平洋側の島の話

2 うちのじいちゃんの小さい頃の話

3 止められていた

4 相談者の姉 – 先生との出会い

5 先生とマレーシアに行った

6 初めての一人仕事

7 倀

8 先生の話 その1

9 先生の話 その2

10 鬼隠し

11 先生の話 その3

12 初めて先生と仕事した時の話

13 先生の話 その4

14 スクエア

15 禁山

16 先生の話 その5

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